図面を印刷する
オブジェクトの印刷方法をコントロールする
印刷スタイルを使用して、印刷されるオブジェクトをコントロールする
印刷スタイルを使用すると、オブジェクトの印刷方法をさまざまな方向からコントロールできます。
印刷スタイルの概要
オブジェクトの印刷プロパティは、印刷スタイルでコントロールします。
印刷スタイルは、線種や色と同様に、オブジェクトの 1 つのプロパティです。印刷スタイルは、オブジェクトまたは画層に割り当てることができます。印刷スタイルは、オブジェクトの印刷プロパティをコントロールします。
- 色
- ディザ
- グレースケール
- ペン番号
- 仮想ペン
- 濃淡度
- 線種
- 線の太さ
- 線の端部のスタイル
- 線の結合部のスタイル
- 塗り潰しスタイル
印刷スタイルを使用すると、必要に応じて他のオブジェクトのプロパティを無効または有効にするよう設定できるため、柔軟性が非常に高まります。
印刷スタイルの集まりは、 色従属(CTB)印刷スタイル テーブルまたは名前の付いた(STB)印刷スタイル テーブルのどちらかに保存されます。色従属印刷スタイル テーブルは、オブジェクトの色に基づいてスタイルを設定します。名前の付いた印刷スタイルは、色とは無関係にオブジェクトに割り当てることができます。
注: ジッター エッジ変更子が適用されているオブジェクトに対しては、印刷スタイルを使用できません。
印刷スタイル テーブルの種類を選択する
印刷スタイル テーブルは、レイアウトまたは[モデル]タブに割り当てる印刷スタイルの集まりです。印刷スタイルテーブルには、色従属印刷スタイル テーブルと名前の付いた印刷スタイル テーブルの 2種類があります。
「色従属印刷スタイル テーブル」(CTB)は、オブジェクトの色を使用して、線の太さなどの特性を確定します。図面内の赤いオブジェクトはすべて同じように印刷されます。色従属印刷スタイル テーブルに定義されている印刷スタイルは編集可能ですが、追加や削除はできません。色従属印刷スタイル テーブルには、256 個の印刷スタイルが定義されており、各色に 1 つずつ対応しています。
「名前の付いた印刷スタイル テーブル」(STB)には、ユーザ定義の印刷スタイルが保持されます。名前の付いた印刷スタイル テーブルを使用すると、同じ色を持つオブジェクトでも、割り当てられた印刷スタイルに基づいて、違うように印刷することができます。名前の付いた印刷スタイル テーブルには、必要な数だけ印刷スタイルを含めることができます。名前の付いた印刷スタイルは、他のプロパティとまったく同じように、オブジェクトまたは画層に割り当てられます。
操作方法
新しい図面に印刷スタイル テーブルの種類を設定するには
- アプリケーション メニュー で[オプション]をクリックします。
- [印刷]ダイアログ ボックスの[印刷とパブリッシュ]領域で、[印刷スタイル テーブル設定]ボタンをクリックします。
- [印刷スタイル テーブル設定]ダイアログ ボックスで、[色従属印刷スタイルを使用]または[名前の付いた印刷スタイルを使用]を選択します。
- (省略可能) [既定の印刷スタイル テーブル]ボックスから、既定の印刷スタイル テーブルを選択します。
- (省略可能) [名前の付いた印刷スタイルを使用]を選択した場合は、印刷スタイルを選択して、画層 0 と新しいオブジェクトに割り当てます。
- [OK]をクリックします。注: 新しい図面に印刷スタイル テーブルの種類を設定しても、既存の図面には反映されません。
印刷スタイル テーブルをレイアウトに割り当てる
図面の各レイアウトに異なる印刷スタイル テーブルを割り当てることにより、レイアウト内のオブジェクトの印刷方法をコントロールできます。印刷スタイル テーブルは、モデル空間とペーパー空間の両方のオブジェクトに反映されます。印刷スタイルのプロパティを適用せずに図面を印刷するには、印刷スタイル テーブルのリストから[なし]を選択します。
名前の付いた印刷スタイル テーブルを使用すると、図面内の各オブジェクトに印刷スタイルが直接割り当てられるか、画層から継承されます。
印刷スタイル テーブルの効果をレイアウトに表示するには、[ページ設定]ダイアログ ボックスの[印刷スタイル テーブル]領域で、[印刷スタイルを表示]チェック ボックスをオンにします。
操作方法
印刷スタイル テーブルを作成するには
- [ホーム]タブ [出力]パネル [印刷]をクリックします。
- [印刷]ダイアログ ボックスの[印刷スタイル テーブル]領域で、ドロップダウン リストをクリックし、[新規作成]を選択します。
- 最初のページを読みます。[次へ]をクリックします。
- [開始]ページで、ゼロから開始するか、既存の印刷スタイル テーブルを基にして新しい印刷スタイル テーブルを作成するかを選択できます。既存の印刷スタイル テーブルを使用する場合は、それと同じ種類のテーブルが新しい印刷スタイル テーブルに使用されます。[次へ]をクリックします。
- [ファイル名]ページで、新しい印刷スタイル テーブルの名前を入力します。[次へ]をクリックします。
- [完了]ページで、[印刷スタイル テーブル エディタ]をクリックして、新しい印刷スタイル テーブルを編集することができます。新しい印刷スタイル テーブルをすべての図面で使用できるように割り当てることができます。
- [完了]ボタンをクリックします。新しい印刷スタイル テーブルは、色従属印刷スタイル テーブルを使用しているすべての図面の[印刷]および[ページ設定]ダイアログ ボックスで使用できます。
印刷スタイル テーブルの印刷スタイルを編集するには
- [ホーム]タブ [出力]パネル [印刷]をクリックします。
- [印刷]ダイアログ ボックスの[印刷スタイル テーブル]領域で、編集する印刷スタイル テーブルを選択し、[編集]ボタンをクリックします。
- [印刷スタイル テーブル エディタ]の[フォーム表示]タブの[印刷スタイル]領域で、変更する印刷スタイルを選択し、設定を編集します。
- [保存して閉じる]をクリックします。
印刷スタイル テーブルの説明を変更するには
- [ホーム]タブ [出力]パネル [印刷]をクリックします。
- [印刷]ダイアログ ボックスの[印刷スタイル テーブル]領域で、説明を変更する印刷スタイル テーブルを選択し、[編集]ボタンをクリックします。
- [印刷スタイル テーブル エディタ]の[一般]タブで、新しい説明を入力します。
- [保存して閉じる]をクリックします。
印刷スタイル テーブルをレイアウトに割り当てるには
- 印刷スタイル テーブルを割り当てる[モデル]タブまたはレイアウト タブを選択します。
- アプリケーション メニュー で、[印刷] [ページ設定]を選択します。
- [ページ設定管理]で、[修正]をクリックします。
- [印刷スタイル テーブル(ペン割り当て)]領域で、印刷スタイル テーブルを選択します。
- [質問]ダイアログ ボックスで[はい]または[いいえ]をクリックし、選択した印刷スタイル テーブルを現在のタブだけに適用するか、またはすべてのレイアウトに適用するかを指定します。このオプションは、[モデル]タブから印刷する場合にのみ使用できます。
- 印刷スタイル テーブルの効果をレイアウトでプレビューするには、[印刷スタイルを表示]チェック ボックスをオンにします。このオプションはレイアウトでのみ有効です。
- [OK]をクリックします。
- [ページ設定管理]で、[閉じる]をクリックします。
注: ダイアログ ボックスで[印刷スタイルを表示]オプションが既に選択されていた場合、印刷スタイルの設定を表示するには、一度他のレイアウト タブまたは[モデル]タブに切り替え、再び元のレイアウト タブに戻す必要があります。
印刷スタイル テーブルの効果をレイアウトでプレビューするには
- 印刷スタイル テーブルの効果のプレビューを表示するレイアウトを選択します。
- アプリケーション メニュー で、[印刷] [ページ設定]を選択します。
- [ページ設定管理]で、[修正]をクリックします。
- [ページ設定]ダイアログ ボックスの[印刷スタイル テーブル(ペン割り当て)]領域で、[印刷スタイルを表示]チェック ボックスをオンにします。
- [OK]をクリックします。
- [ページ設定管理]で、[閉じる]をクリックします。印刷スタイル テーブルの効果がレイアウトに表示されます。
色従属印刷スタイル テーブルを使用する
色従属印刷スタイルを使用してオブジェクトの印刷方法をコントロールすると、同じ色を共有しているオブジェクトは、すべて同じように印刷されることに注意してください。
図面に色従属印刷スタイル テーブルが使用されている場合は、印刷スタイルを個々のオブジェクトや画層に割り当てることはできません。印刷スタイルのプロパティをオブジェクトに割り当てるには、画層の色を変更します。
色従属印刷スタイル テーブルは、レイアウトに割り当てることができます。事前定義の色従属印刷スタイル テーブルを使用することも、既存の印刷スタイル テーブルを編集することも、ユーザ独自の印刷スタイル テーブルを作成することもできます。
色従属印刷スタイル テーブルは、Plot Styles フォルダに格納され、拡張子 .ctb が付きます。
定義済みの色従属印刷スタイル テーブルを使用する
次の表に示すように、複数の色従属印刷スタイル テーブルが Plot Styles フォルダにインストールされています。このフォルダは、印刷スタイル管理ウィンドウともいいます。
テーブル | 説 明 |
---|---|
acad.ctb | 既定の印刷スタイル テーブルです。 |
Fill Patterns.ctb | 最初の 9 つの色が最初の 9 つの塗り潰しパターンを使用し、他の色はすべてオブジェクトの塗り潰しパターンを使用するように設定します。 |
Grayscale.ctb | すべての色を印刷時にグレースケールに変換します。 |
monochrome.ctb | すべての色を黒として印刷します。 |
なし | 印刷スタイル テーブルを適用しません。 |
Screening 100%.ctb | すべての色に 100% のインクを使用します。 |
Screening 75%.ctb | すべての色に 75% のインクを使用します。 |
Screening 50%.ctb | すべての色に 50% のインクを使用します。 |
Screening 25%.ctb | すべての色に 25% のインクを使用します。 |
注: 色従属印刷スタイル テーブルは、色従属印刷スタイル テーブルを使用するように設定されている図面に限り、レイアウトに割り当てることができます。
名前の付いた印刷スタイル テーブルを使用する
名前の付いた印刷スタイル テーブルで実行できる操作は、印刷スタイルの作成、削除、適用のみです。印刷スタイルは、図面に必要なだけ定義できます。
名前の付いた印刷スタイルを使用する
名前の付いた印刷スタイルは、線種や色をオブジェクトに割り当てるのと同じ方法でオブジェクトに割り当てられます。
印刷スタイルが BYLAYER に設定されているオブジェクトは、その画層に割り当てられている印刷スタイルを継承します。
画層の印刷スタイルを変更するには、[画層プロパティ管理]を使用します。
レイアウトにはそれぞれ異なる印刷スタイル テーブルを割り当てることができ、また、名前の付いた印刷スタイル テーブルには印刷スタイルをいくつでも含めることができるため、オブジェクトや画層に、どの印刷スタイル テーブルにも該当しない印刷スタイルが割り当てられることがあります。この場合、その印刷スタイルは不明なものとして[印刷スタイルを選択]ダイアログ ボックスに表示され、代わりにオブジェクトの既定の印刷プロパティが使用されます。 たとえば、名前の付いた印刷スタイル テーブル Style1 に、印刷スタイル A と B が含まれており、名前の付いた印刷スタイル テーブル Style2 に、印刷スタイル B と C が含まれているとします。この場合、Style1 を使用するレイアウトでは、印刷スタイル C を使用するオブジェクトはすべて、印刷スタイルが不明なオブジェクトとしてリストアップされます。このレイアウトで印刷スタイル C が割り当てられているオブジェクトは、既定の設定を使用して印刷されます。
操作方法
画層の印刷スタイルを変更するには
- [ホーム]タブ [画層]パネル [画層プロパティ管理]をクリックします。
- [画層プロパティ管理]で、印刷スタイルを変更する画層を選択します。
- [印刷スタイル]列で、現在の印刷スタイルをクリックします。使用する印刷スタイルを選択します。
- 別の印刷スタイル テーブルから印刷スタイルを選択するには、[アクティブな印刷スタイル テーブル]リストからアクティブな印刷スタイル テーブルを選択します。印刷スタイルのリストが、選択した印刷スタイル テーブルのものに変わります。
- 選択した印刷スタイル テーブルを編集するには、[エディタ]をクリックします。必要に応じて設定を変更し、[保存して閉じる]をクリックします。
- [OK]をクリックします。画層の印刷スタイルは、図面に名前の付いた印刷スタイル テーブルが使用されている場合に限り変更できます。図面に色従属印刷スタイル テーブルが使用されている場合は、画層の色を変更して、画層上の印刷時のオブジェクトの外観を変更してください。注: オブジェクトの印刷スタイル プロパティを BYLAYER に設定すると、そのオブジェクトの画層の印刷スタイルを継承することができます。
定義済みの名前の付いた印刷スタイル テーブルを使用する
既定の印刷スタイル テーブル以外にも、名前の付いた印刷スタイル テーブルがインストールされます。名前の付いた印刷スタイル テーブルには、いずれも拡張子 .stb が付きます。
- acad.stb: 既定の印刷スタイル テーブルです。
- Monochrome.stb: すべての色を黒として印刷します。
- なし: 印刷スタイル テーブルを適用しません。
注: 名前の付いた印刷スタイル テーブルは、図面に名前の付いた印刷スタイル テーブルが使用されるように設定されている場合にのみ使用できます。
印刷スタイルの設定を変更する
印刷スタイル テーブルを編集することができます。印刷スタイルに対する変更は、その印刷スタイルが割り当てられているオブジェクトに影響します。
印刷スタイルの設定の概要
[印刷スタイル テーブル エディタ]には、指定した印刷スタイル テーブルに含まれている印刷スタイルが表示されます。
[一般]タブには、テーブルに関する一般的な情報が表示されます。印刷スタイル設定を修正するには、[テーブル表示]タブを使用する方法と[フォーム表示]タブを使用する方法の 2 つがあります。一般的に、[テーブル表示]タブは印刷スタイルが少ないときに便利です。[フォーム表示]タブは、印刷スタイルが多いときに便利です。
名前の付いた印刷スタイル テーブルでは、「NORMAL(標準)」印刷スタイルがオブジェクトの既定のプロパティになります(印刷スタイルは適用されません)。 NORMAL(標準)スタイルは、変更も削除もできません。
操作方法
印刷スタイルの設定を編集するには
- [ホーム]タブ [出力]パネル [印刷]をクリックします。
- [印刷]ダイアログ ボックスの[印刷スタイル テーブル]領域で、ドロップダウン リストをクリックし、編集する印刷スタイル テーブルを選択します。 [編集]ボタンをクリックします。
- [編集]ボタンをクリックします。
- [印刷スタイル テーブル エディタ]の[フォーム表示]タブで、[印刷スタイル]領域から変更する印刷スタイルを選択します。
- [プロパティ]領域で、変更するプロパティの横の矢印をクリックします。リストからオプションを選択します。
- 必要に応じて、他のプロパティや印刷スタイルを編集します。
- [保存して閉じる]をクリックします。
印刷スタイル テーブルで色、濃淡度、グレースケール、ディザを設定する
色、濃淡度、グレースケール、ディザなどのプロパティは、印刷スタイルを使用して割り当てることができます。
印刷スタイルの色を割り当てる
印刷スタイルの色の既定は、[オブジェクトの色を使用]に設定されています。この設定では、オブジェクトの画層が保持されるか、または個別に色が設定されます。印刷スタイルの色を割り当てると、印刷時に、その色がオブジェクトの色を優先します。 255 色の ACI のいずれかの色、True Color、またはカラー ブックの色を指定できます。True Color の印刷スタイルを印刷する場合は、プロッタを True Color 用に環境設定しておく必要があります。
注: AutoCAD 2000 以降で保存された印刷スタイル テーブルを使用する場合、True Color の値は現在のバージョンのパレットの最も近い値に変換されます。
濃淡度を使用する
色の濃さの設定を選択し、印刷中に使用されるインク量を決定します。設定可能な値は 0 から 100 までの数値です。0 を選択すると、白くなります。100 を指定すると、その色が最も鮮やかに印刷されます。濃淡度は、プロッタが色またはグレースケールを印刷するように設定されている場合にのみ有効です。ディザリングも設定されていなければなりません。
ディザリングを使用する
ディザリングを使用すると、ドット パターンで色を近似させることで、実際よりも多くの色で印刷している印象を与えることができます。プロッタにディザリングがサポートされていない場合、ディザリング設定は無視されます。
ディザリングをオフにする一般的な理由は、細いベクトルにディザリングを使用すると線分が正しく印刷されない場合があり、またくすんだ色を鮮明に印刷できるためです。ディザリングをオフにすると、色は最も近い色に割り当てられ、印刷時に使用される色数が少なくなります。グレースケールへの変換は、オブジェクトの色を使用する場合も、印刷スタイルの色を割り当てる場合も使用できます。
注: ディザリングを使用すると、重ね書きコントロールが無効になります。
グレースケールに変換する
[グレー スケールに変換]をオンにすると、プロッタでグレー スケールがサポートされている場合、オブジェクトの色がグレー スケールに変換されます。 黄色などの明るい色は、明るいグレー値で印刷されます。暗い色は、暗いグレー値で印刷されます。[グレー スケールに変換]をオフにすると、オブジェクトの色に RGB 値が使用されます。グレースケールへの変換は、オブジェクトの色を使用する場合も、印刷スタイルの色を割り当てる場合も適用できます。
操作方法
印刷スタイルの色を割り当てるには
- [ホーム]タブ [出力]パネル [印刷]をクリックします。
- [印刷]ダイアログ ボックスの[印刷スタイル テーブル]領域で、ドロップダウン リストをクリックし、編集する印刷スタイル テーブルを選択します。 [編集]ボタンをクリックします。
- [印刷スタイル テーブル エディタ]の[テーブル表示]タブで、変更する印刷スタイルの[色]フィールドをクリックします。
- [色]ドロップダウン リストから、使用する色を選択するか、[色選択]を選択して[色選択]ダイアログ ボックスを表示し、次のいずれかの操作を行います。
- [インデックス カラー]タブで、色をクリックするか、ACI 色番号(1 ~ 255)または名前を[色]ボックスに入力します。[OK]をクリックします。
- [True Color]タブで、[カラー モデル]ドロップダウン リストから[HSL]を選択します。[色]ボックスに色の値を入力するか、[色合い]、[鮮やかさ]、[明るさ]の各ボックスに値を指定します。[OK]をクリックします。
- [カラー ブック]タブで、[カラー ブック]リスト ボックスから色を選択します(上下の矢印を使用して、次にカラー チップ上でクリックします)。[OK]をクリックします。
濃淡度を使用するには
- [ホーム]タブ [出力]パネル [印刷]をクリックします。
- [印刷]ダイアログ ボックスの[印刷スタイル テーブル]領域で、ドロップダウン リストをクリックし、編集する印刷スタイル テーブルを選択します。 [編集]ボタンをクリックします。
- [印刷スタイル テーブル エディタ]の[フォーム表示]タブで、変更する印刷スタイルを選択します。
- [濃淡度]ボックスに、1 ~ 100 の範囲で色の濃さの値を入力します。
- 終了したら、[保存して閉じる]をクリックします。[印刷スタイル テーブル エディタ]では、複数の印刷スタイルのプロパティを編集できます。注: 濃淡度の一般的な使用法は、各スタイルの印刷色を黒に設定して、濃淡度を黒の割合にすることです。
ディザリングを有効または無効にするには
- [ホーム]タブ [出力]パネル [印刷]をクリックします。
- [印刷]ダイアログ ボックスの[印刷スタイル テーブル]領域で、ドロップダウン リストをクリックし、編集する印刷スタイル テーブルを選択します。 [編集]ボタンをクリックします。
- [印刷スタイル テーブル エディタ]の[フォーム表示]タブで、変更する印刷スタイルを選択してから、[ディザ]を選択します。
- [オン]または[オフ]を選択します。
- 終了したら、[保存して閉じる]をクリックします。[印刷スタイル テーブル エディタ]では、複数の印刷スタイルのプロパティを編集できます。
グレースケールへの変換を有効または無効にするには
- [ホーム]タブ [出力]パネル [印刷]をクリックします。
- [印刷]ダイアログ ボックスの[印刷スタイル テーブル]領域で、ドロップダウン リストをクリックし、編集する印刷スタイル テーブルを選択します。 [編集]ボタンをクリックします。
- [印刷スタイル テーブル エディタ]の[フォーム表示]タブで、変更する印刷スタイルを選択してから、[グレースケール]を選択します。
- [オン]または[オフ]を選択します。
- 終了したら、[保存して閉じる]をクリックします。[印刷スタイル テーブル エディタ]では、複数の印刷スタイルのプロパティを編集できます。
印刷スタイル テーブルでペン番号と仮想ペンを割り当てる
プロッタで使用されるペンの割り当ては、ペン プロッタを使用しているか、またはレーザー プリンタなどの別の種類のプリンタを使用しているかによって異なります。
印刷スタイルにペンを割り当てる
[印刷スタイル テーブル エディタ]の[割り当てられたペン番号を使用]フィールドには、各印刷スタイルに使用する物理的なペンを指定します。プロッタの物理的なペンは、プロッタ環境設定(PC3)ファイルに記述されています。ペン プロッタを使用する場合は、[プロッタ環境設定エディタ]の[物理的ペンの環境設定]で、各ペンの色、速度、幅に関する情報を設定してください。
たとえば、[プロッタ環境設定エディタ]でペン情報を指定するときに、#1 には黒の 0.010 インチ、#2 には赤の 0.020 インチを指定できます。[印刷スタイル テーブル エディタ]で、WATER PIPES という印刷スタイルに #1 を割り当て、SEWER PIPES という印刷スタイルに #2 を割り当てることができます。
ペンは、[割り当てられたペン番号を使用]フィールドから、32 個あるペン番号から番号を選択することによって、印刷スタイルに割り当てることができます。既定値は[自動]です。印刷スタイルの色が[オブジェクトの色を使用]に設定されている場合や、色従属印刷スタイル テーブルで印刷スタイルを編集している場合は、ペン番号の割り当ては変更できません。
0 に指定すると、このフィールドは、[自動]モードを読み込むように更新されます。[プロッタ環境設定エディタ]の[ペンの物理的特徴]に表示されている情報を使用して、印刷するオブジェクトに最も近い色のペンが選択されます。
ペンを使用しないプロッタにペンの設定を割り当てる
ペンを使用しない多くのプロッタでは、仮想ペンを使用してペン プロッタのパフォーマンスをシミュレートできます。デバイスの多くは、ソフトウェアを使用するか、またはプロッタのコントロール パネルからハードウェアを使用して、デバイスの仮想ペンをコントロールできます。
ソフトウェアを使用してペンをコントロールすると、[線の太さ]、[線種]、[濃淡度]、[線の端部のスタイル]、[線の結合部のスタイル]、[塗り潰しスタイル]の各設定における印刷スタイル テーブルの値が有効になり、プロッタのコントロール パネルの設定が優先されます。
ペン属性のソフトウェアによるコントロールをオフにすると(通常はプロッタ上で行います)、仮想ペンは選択できても、線の太さ、線種、線の端部のスタイル、線の結合部のスタイル、塗り潰しスタイル、色などはコントロールできません。プログラムでは、[プロッタ環境設定エディタ]の[デバイスとドキュメントの設定]タブで、[ベクトル グラフィックス]オプションの[カラー デプス]領域から[255 仮想ペン]を選択すると、ソフトウェア(標準)コントロールよりもハードウェア(仮想ペン)コントロールが優先されます。他のカラー デプスを選択すると、ソフトウェア コントロールになります。
[印刷スタイル テーブル エディタ]の[仮想ペン番号]に、仮想ペンの番号を 1 ~ 255 の範囲で指定できます。0 または[自動]を指定すると、ACI から仮想ペンが割り当てられます。
印刷スタイル テーブルを作成するときは、さまざまな種類のプロッタで使用されることと、プロッタとモードによって印刷スタイル テーブルの有効になる部分が決定されることを認識しておく必要があります。
- ペン プロッタにユーザが割り当てたペンを使用する場合は、仮想ペン番号と色割り当ては無視されます。
- ペン プロッタに自動割り当てペンを使用する場合は、図形の色や線の太さに基づいてペンが選択されます。仮想ペン番号は無視されます。
- ラスター モードでラスター プロッタを使用する場合は、物理的ペン番号と仮想ペン番号は無視されます。
- 仮想ペン モードでラスター プロッタを使用する場合は、仮想ペン番号以外のすべての割り当てが無視されます。
注: 作成した印刷出力ファイルを別のアプリケーションで処理したり、ペン属性を変更した場合、仮想ペンを使用せずに印刷すると、プログラムのオブジェクトの色に対する印刷出力ファイルのペン番号の関係が複雑になります。その結果、他のペン属性の適用が困難になります。
操作方法
仮想ペン番号を指定するには
- [ホーム]タブ [出力]パネル [印刷]をクリックします。
- [印刷]ダイアログ ボックスの[印刷スタイル テーブル]領域で、ドロップダウン リストをクリックし、編集する印刷スタイル テーブルを選択します。 [編集]ボタンをクリックします。
- [印刷スタイル テーブル エディタ]の[フォーム表示]タブで、変更する印刷スタイルを選択してから、[仮想ペン番号]を選択します。
- [仮想ペン番号]フィールドで、仮想ペンの番号を 1 ~ 255 の範囲で入力するか、0 または[自動]を指定して、印刷するオブジェクトの ACI 色を仮想ペンに割り当てます。
- 終了したら、[保存して閉じる]をクリックします。[印刷スタイル テーブル エディタ]では、複数の印刷スタイルのプロパティを編集できます。
印刷時の線の太さと線種をコントロールする
線の太さと線種は、どちらもオブジェクトのプロパティとして設定するか、印刷スタイルを使用して印刷時にコントロールできます。印刷スタイルに定義されている線の太さと線種の設定は、印刷時に、オブジェクトの線の太さと線種を優先します。
線の太さを割り当てて表示する
[印刷スタイル テーブル エディタ]で[線の太さ]を選択すると、線の太さのサンプルとその数値が表示されます。印刷スタイルの線の太さの既定は、[オブジェクトの線の太さを使用]です。必要な線の太さがない場合には、既存の線の太さを修正することができます。
印刷スタイルの線の太さをレイアウトに表示するには、[ページ設定]ダイアログ ボックスの[印刷スタイル テーブル]領域で、[印刷スタイルを表示]チェック ボックスをオンにします。
線種を割り当てる
[印刷スタイル テーブル エディタ]で[線種]フィールドを選択すると、各線種のサンプルと説明がリストされます。印刷スタイルの線種の既定は、[オブジェクトの線種を使用]です。
線種をオブジェクトのプロパティとして割り当てた場合も、印刷スタイルとして割り当てた場合も、[適応調節]オプションを設定できます。このオプションは、線種パターンが完全に描かれるように、線種の尺度を調整します。[適応調節]を[オン]にしないと、パターンの途中で線が途切れてしまう場合があります。 線種の尺度を補正しないときは、[適応調節]をオフにします。線種の尺度が多少変わっても、線種パターンが完全に描かれるようにしたい場合は、[適応調節]を[オン]にします。
印刷スタイルの ISO 以外の線種と塗り潰しパターンには、グローバルな尺度を適用することができます。
操作方法
印刷時の線の太さを設定するには
- [ホーム]タブ [出力]パネル [印刷]をクリックします。
- [印刷]ダイアログ ボックスの[印刷スタイル テーブル]領域で、ドロップダウン リストをクリックし、編集する印刷スタイル テーブルを選択します。 [編集]ボタンをクリックします。
- [印刷スタイル テーブル エディタ]の[フォーム表示]タブで、変更する印刷スタイルを選択します。
- [線の太さ]ボックスの矢印をクリックし、リストから線の太さを選択します。オブジェクトの線の太さを使用するように指定するには、[オブジェクトの線の太さを使用]を選択します。
- [保存して閉じる]をクリックします。[印刷スタイル テーブル エディタ]では、複数の印刷スタイルのプロパティを編集できます。
印刷時の線種を設定するには
- [ホーム]タブ [出力]パネル [印刷]をクリックします。
- [印刷]ダイアログ ボックスの[印刷スタイル テーブル]領域で、ドロップダウン リストをクリックし、編集する印刷スタイル テーブルを選択します。 [編集]ボタンをクリックします。
- [印刷スタイル テーブル エディタ]の[フォーム表示]タブで、変更する印刷スタイルを選択します。
- [線種]ボックスの矢印をクリックし、リストから線種を選択します。オブジェクトの線種を使用するように指定するには、[オブジェクトの線種を使用]を選択します。
- 線種パターンが完全に描かれるように線種の尺度を調整するには、[フォーム表示]タブの[適応調節]ボックスから[オン]を選択します。
- [保存して閉じる]をクリックします。[印刷スタイル テーブル エディタ]では、複数の印刷スタイルのプロパティを編集できます。
ISO 以外の線種と塗り潰しパターンに尺度を適用するには
- [ホーム]タブ [出力]パネル [印刷]をクリックします。
- [印刷]ダイアログ ボックスの[印刷スタイル テーブル]領域で、ドロップダウン リストをクリックし、編集する印刷スタイル テーブルを選択します。 [編集]ボタンをクリックします。
- [印刷スタイル テーブル エディタ]の[一般]タブで、[ISO 以外の線種にグローバル線種尺度を適用]チェック ボックスをオンにします。このオプションをオンにすると、指定した値に応じて、線種と塗り潰しパターンの尺度が調整されます。
- [尺度]ボックスに、適用する尺度を入力します。
- [保存して閉じる]をクリックします。
印刷される線の端部と結合部のスタイルを指定する
線の太さが割り当てられているオブジェクトには、線の端部と結合部のスタイルを設定できます。この場合、オブジェクトのプロパティを使用する方法か印刷スタイルの優先としてスタイルを選択する方法があります。
線の端部のスタイルを割り当てる
プログラムには、線の端部のスタイルとして、次のオプションがあります。
- [切り落とし]
- [角形]
- [丸型]
- [三角]
[線の端部のスタイル]の既定は[オブジェクトの先端部スタイルを使用]、すなわち丸型です。オブジェクトの既定の線の端部のスタイルを変更するには、印刷時に印刷スタイルとして線の端部のスタイルを割り当てます。
注: SHX フォントの文字列は、[丸型]および[ラウンド接続]スタイルを選択すると、最適な状態で印刷されます。
線の結合部のスタイルを割り当てる
プログラムには、線の結合部のスタイルとして、次のオプションがあります。
- [マイター接続]
- [ベベル接続]
- [ラウンド接続]
- [ダイヤモンド接続]
[線の結合部のスタイル]の既定は[オブジェクトの結合部スタイルを使用]、すなわちラウンド接続です。オブジェクトの既定の線の結合部のスタイルを変更するには、印刷時に印刷スタイルとして線の結合部のスタイルを割り当てます。
操作方法
線の端部または結合部のスタイルを割り当てるには
- [ホーム]タブ [出力]パネル [印刷]をクリックします。
- [印刷]ダイアログ ボックスの[印刷スタイル テーブル]領域で、ドロップダウン リストをクリックし、編集する印刷スタイル テーブルを選択します。 [編集]ボタンをクリックします。
- [印刷スタイル テーブル エディタ]の[テーブル表示]タブで、変更する印刷スタイルの[線の端部のスタイル]フィールドをクリックします。
- ドロップダウン リストから、オプションを選択します。
印刷される塗り潰しスタイルを割り当てる
幅のあるポリライン、ドーナツ、塗り潰しでハッチングされたオブジェクト、2D 塗り潰しを印刷するときに、さまざまな塗り潰しスタイルを割り当てることができます。
プログラムには、幅のあるポリライン、ドーナツ、塗り潰しでハッチングされたオブジェクト、および 2D 塗り潰しを印刷する際の塗り潰しスタイルとして、次のオプションがあります。
- [塗り潰し]
- [格子縞]
- [クロスハッチング]
- [ダイヤモンド]
- [水平線]
- [左斜線]
- [右斜線]
- [正方形ドット]
- [ドット]
- [垂直線]
[塗り潰しスタイル]の既定は、[オブジェクトの塗り潰しスタイルを使用]です。オブジェクトの塗り潰しスタイルを変更するには、印刷時に印刷スタイルとして塗り潰しスタイルを割り当てます。
印刷スタイルの ISO 以外の線種と塗り潰しパターンには、グローバルな尺度を適用することができます。
操作方法
塗り潰しスタイルを割り当てるには
- [ホーム]タブ [出力]パネル [印刷]をクリックします。
- [印刷]ダイアログ ボックスの[印刷スタイル テーブル]領域で、ドロップダウン リストをクリックし、編集する印刷スタイル テーブルを選択します。 [編集]ボタンをクリックします。
- [印刷スタイル テーブル エディタ]の[テーブル表示]タブで、変更する印刷スタイルの[塗り潰しスタイル]フィールドをクリックします。
- ドロップダウン リストから、塗り潰しスタイルを選択します。
印刷をプレビューする
印刷する図面をプレビューしてから、その図面をプリンタまたはプロッタに出力することをお勧めします。プレビューすることにより、時間と資源を節約できます。
[印刷]ダイアログ ボックスでは、図面のプレビューを表示できます。プレビューには、線の太さや塗り潰しパターンなどの印刷スタイル オプションをはじめ、印刷したときの図面の状態が正確に示されます。
図面をプレビューすると、ツールバーやツール パレットは非表示になり、図面の印刷、画面移動、ズームに使用するボタンを含む一時的なプレビュー ツールバーが表示されます。
また、[印刷]および[ページ設定]ダイアログ ボックスでは、サムネイル プレビューも表示されます。サムネイル プレビューでは、印刷領域やそのページにおける図面の位置が表示されます。
操作方法
印刷をプレビューするには
- [ホーム]タブ [出力]パネル [印刷]をクリックします。
- [印刷]ダイアログ ボックスで、[プレビュー]をクリックします。プレビュー ウィンドウが開き、カーソルがリアルタイムのズーム カーソルに変わります。
- マウス ボタンを右クリックして、 [印刷]、[画面移動]、[ズーム]、[窓ズーム]、[前画面ズーム] (元のプレビューの倍率に戻す)オプションを含むショートカット メニューを表示します。
- [Esc]を押してプレビューを終了し、[印刷]ダイアログ ボックスに戻ります。
- 必要に応じて印刷設定を調整し、印刷される図面のプレビューを再度表示します。
- 設定を修正したら、[OK]をクリックして図面を印刷します。