道路施設基本データ【概要・対象施設・基準類・作成支援ツール・チェックプログラム・Q&A・サンプルデータ】 | 電子納品サポート

道路施設基本データ【概要・対象施設・基準類・作成支援ツール・チェックプログラム・Q&A・サンプルデータ】

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道路施設基本データとは

工事完成図書の電子納品では、当該工事に関連する道路施設の諸元等を取りまとめたもの (要領では工事施設帳票と定義しています。)を所定の電子データ形式(道路施設基本データ)で納めます。
道路施設基本データは、工事施設帳票の電子納品成果(csv、jpg、xml等)であり、道路管理データベースシステム(通称MICHI)の基となるデータのことをいいます。

対象施設

電子納品する道路施設基本データの対象施設は、請負工事において新設または改良、撤去した施設の内、 道路管理者(国土交通省)が管理する以下の施設となります。

道路施設基本データ 基準類

道路工事完成図等作成要領(第2版) 平成20年12月
Download(LZH形式:3.8MB)

check_youshiki.do

道路工事完成図等作成要領(第2版)【本編】.pdf

道路工事完成図等作成要領(第2版)【巻末資料】.pdf

道路施設基本データ 作成支援ツール

道路施設基本データ作成システム Ver.1.3.0※
Download(ZIP形式:35.0MB)

道路工事完成図等作成要領に準拠した道路施設基本データの作成を行うシステムです。
インストーラと利用マニュアルは、上のリンクからダウンロードできます。

※道路施設基本データ作成システムにおけるインストール時の留意事項
 任意のDLLを実行する形式なため、以下の要領でインストールしていただくようお願いします。
 手順:インストーラ(rd_sakuseisys_1.3.0.zip)を解凍すると作成されるインストーラフォルダで”setup.exe”を実行する。
 注意事項:
  ・”インストーラ”フォルダ以外で”setup.exe”を実行しない。
  ・”インストーラ”フォルダには解凍されたファイル以外のファイルを置かない。
  ・インストーラの再配布は行わない。

記入シート(道路施設台帳)

道路施設基本データの入力項目は地方整備局毎に異なるため、その記入シート(道路施設台帳)も地方整備局毎に用意しています。それぞれ下記リンクよりダウンロードしてください。

チェックプログラム

道路工事完成図等チェックプログラム Ver.3.3

道路工事完成図等チェックプログラムにおけるインストール時の留意事項

■概要
 インストール時には以下の点に留意の上、インストールを実施して下さい。

■インストール方法
 道路平面図等管理システムは任意のDLLを実行する形式なため、以下の要領でインストールしていただくようお願いします。

【手順】
 インストーラ(cdrw_checker_3.3.zip)を解凍すると作成されるセットアッププログラムフォルダでsetup.exeを実行する。

【注意事項】
 ・セットアッププログラムフォルダ以外でsetup.exeを実行しない。  
 ・セットアッププログラムフォルダには解凍されたファイル以外のファイルを置かない。
 ・インストーラの再配布は行わない。

作成に関するQ&A

質 問回 答
SXF Ver.3.0対応での道路施設基本データを作成する方法を教えて下さい。「SXF Ver.3.0」という言葉を使われていますが、 これはあくまでも完成平面図のCADデータのバージョンを指す言葉であり、 道路施設基本データには当てはまりません。 今回の試行で作成する道路施設基本データは完成平面図のバージョンが 「SXF Ver.3.0」の工事でも「SXF Ver.2.0」の工事でも内容には変わりありません。
完成図面電子化の試行において、SXF Ver.3.0を用いる場合は属性情報も作成しますが、道路施設基本データに用いる平面図は、SXF Ver.3.0の属性情報も活用されるのでしょうか。道路施設基本データではSXF Ver.3.0の属性情報を利用しておりません。したがって、道路施設基本データでは平面図等の一般図をSXF Ver.3.0対応CADソフトで作成した場合でも、属性情報は特に入力されている必要はありません。
橋梁データを作成し、道路工事完成図等チェックプログラムでデータ検証すると、以下の「確認」メッセージが出力されます。対処方法を教えてください。
チェック項目: 道路施設基本データ管理ファイル(ORG999.XML)チェック
タグ名: 道路施設基本データファイル名
不正内容: 記述内容「D01101.CSV」が指定されていません。
判定内容「確認」(ワーニング)には、工事内容によって、データ作成不要の場合があります。今回の出力メッセージは、1橋梁を構成するファイル群の有無チェックを行った結果です。
橋梁補修工事の場合は、作成不要のデータもありますので「エラー」ではなく「確認」としています。 このメッセージについては、データ作成支援機関へ連絡いただき、今回の工事でデータ作成する必要があるか否かの確認を行ってください。確認の結果、作成の必要がない場合には出力メッセージを無視していただいて結構です。
完成平面図と道路施設基本データは対で提出するのですか。要領の表1に示すように、道路施設基本データ(工事施設帳票)のみを提出する工事もありますので注意ください。
機械的なチェックはできるかもしれないが、それ以外はどのように確認すればよいのでしょうか。機械的なチェックはチェックプログラムで行い、それ以外は、要領の表20に示すチェック項目内容を参考に、現場の技術者の視点から目視確認を行って下さい。
橋梁の点検補修歴は点検による補修工事について作成すればよいのでしょうか。橋梁の点検補修履歴は、定期点検調書(部材番号図)を元に作成いたします。よって、部材番号図のある橋梁の補修工事においてのみデータを作成することになります。
施工区間の道路基本図が2枚になっている場合の施設対応番号の付け方を教えてください。施設対応番号の付け方については、作成する位置図単位で、その中に旗揚げする施設数分連番で作成してください。
  作成事例:I001-001
       I001(位置図ごと)、-001(位置図に記載する施設数分の連番)
道路基本図を位置図に利用するのであれば、1枚目の道路基本図に旗上げする施設対応番号は、I001-001から連番になります。
詳細については、道路工事完成図等作成要領のP49を参照してください。
従来の道路施設作成要領(案)ではイメージデータ作成の際に所定様式(イメージデータ用台紙)に写真や図面を 張り付けており、貼り付けの範囲も指定がありました。
今回の作成要領では「CADデータまたはイメージデータとして 電子化する。」としか記載されておらず、大きさ(図面サイズ等)の指示がありません。
どのようなサイズのデータを作成しても良いのでしょうか。
道路工事完成図等作成要領では、イメージデータの大きさまでは指定していません。ただし、後工程でMICHIデータベースに 登録することを考慮すると、ファイル容量が必要以上に大きくない方が望ましいと考えられます。
道路標識板を既設照明柱に添架した場合、新設移設別の項目は、 柱に関係なく、標識板を新設した場合は新設標識柱、標識板を移設して設置した場合は移設標識柱としてよいのでしょうか。ご質問いただいた内容のとおりで問題ありません。道路標識を新設した場合は、既存照明柱に添架した場合でも 新設移設別項目を「新設標識柱」とし、既存の標識を移設した場合は「移設標識柱」としてください。
トンネル照明について、今回の工事では上り線、下り線ともに6種類の照明器具が 同一回路内に並んで設置されています。 この場合の施設対応番号等の振り分け方を教えてください。施設対応番号は、別途ご用意いただく位置図の中に表示する施設ごとの連番で作成してください。
(道路工事完成図等作成要領のP49参照)上り線、下り線区別についての振り分け規則等はありませんので、 位置図内に表示する施設の連番で定義していただいて結構です。
橋梁(補修履歴)の径間番号の記入については、 径間の距離を記入してはいけないのでしょうか。入力する径間番号とは、橋梁の何番目の径間を補修したかを示すデータです。径間距離ではなく径間番号を入力ください。
多次にわたって施工する工事で、二次施工完了時の縦断勾配及び平面線形の入力を 行うこととなりました。今回の工事では、施工内容及び区域の変化に伴って一部分縦断勾配の変更を行い完成時の縦断曲線区間に擦り付けるため 暫定の縦断曲線区間を設定しました。このため縦断勾配の要素としての入力できません。この場合どのような処理をすればよろしいのでしょうか。道路施設基本データは、供用を開始した路線に関する情報を整備することを目的としており、 縦断線形に関するデータについても、最終的な完成形状に対する値を格納する必要があります。
当該工事は改良工事であり、完成時の縦断曲線区間の途中に設けたすりつけ用の縦断曲線については、 縦断勾配等のデータを作成する必要はありません。
舗装のデータ入力で車道部及び歩道部の幅員が様々に変化する場合、その幅員ごとに入力するのでしょうか。舗装の幅員入力は幅員が変化するごとに入力してください。
道路照明(基本諸元)詳細表の中の項目に 占用物件別とありますが、 ここでの占用A、占用B、自管理とはどのような意味なのでしょうか。占用Aとは、占用許可をしているものの内、「道路照明設置基準」に該当し、 将来、道路附属施設として道路管理者が管理しても支障のない照明を指します。
自管理とは、工事発注事務所で管理する照明のことを指します。
占用Bとは、占用許可をしているものの内、A以外の照明のことを指します。
占用A、Bの区別については、発注担当者にご確認ください。
施設の位置を距離標で明示することになっていますが、改築系の工事で道路施設基本データを作成する場合、 距離標の計測を実施する必要があるのでしょうか。測点からの換算、又は工事測点でもいいのでしょうか。現地で距離標の計測を実施する必要はありません。工事箇所の道路台帳附図等に距離標の位置が記載されている場合は、 図面上で距離標から対象施設までの距離をスケールアップして距離標データを作成してください。
距離標が未設置の場合は、測点または工事測点を利用していただいて結構です。
なお、詳細については「道路工事完成図等作成要領 巻末3-2~3-4」を参照してください。
道路施設基本データの「平面線形」の入力では、データ作成単位は線形区間毎とあります。たとえば工事区間内として「始点」→「直線1」→「曲線1」→「直線2」→「曲線2」→「直線3」→「終点」のような場合、作成単位はどのようになりますか。その場合の直線区間の「曲り区分」の入力は「#」等になるのですか。この場合の平面線形データは、5種類(直線、曲線、直線、曲線、直線)作成することになります。直線区間の曲り区分については、該当なしとして「*」を入力してください。
本線と側道がありますが、側道は施工完了後に町に移管されます。この場合、側道の方も道路施設基本データを作成する必要がありますか。道路施設基本データの作成対象とする施設は、直轄国道(つまり国土交通省管理の道路)の施設のみです。施工対象であっても、直轄国道以外の施設(今回のような、施工完了後に自治体等へ管理が移管される部分)については道路施設基本データを作成する必要はありません。
写真が6枚以上の場合、登録する際の枚数制限は無いようですがチェックプログラムではエラーが検出されます。6枚以上登録できないのでしょうか。道路工事完成図等作成要領では、作成する現況写真の枚数を最大5枚までと規定しています(P45参照)。現況写真は、登録枚数を5枚以内にしてください。
ただし、施設によっては5枚以上の現況写真が必要になる可能性もあります。この場合は、道路施設基本データ作成支援機関に確認を取ることが必要です。
以上よりチェックプログラムでは、6枚以上の写真の登録が確認された場合、【確認】メッセージを出力しています。
橋の途中で 位置図(道路基本図)が2枚に分かれる場合、施設対応番号をI040-001とI041-002として2データに分けて登録することになるのですか。このように分けた場合には詳細情報も分けて登録するのですか(例:高欄200mの場合118mと82m)。このようなケースではデータを2つに分けて登録する必要はありません。橋梁の起点側が表示されている道路基本図1枚を位置図として登録していただければ結構です。施設対応番号も登録した位置図に合わせて作成ください。
電気通信工事(工事管理ファイルがINDEX_EC.XMLの場合)では、道路工事完成図等チェックプログラムの「全データの最終チェック」はできないのですか。現在公開中の道路工事完成図等チェックプログラムで全データの最終チェックを行う場合、INDEX_C.XML以外のファイル名を持つ工事管理ファイルではチェックが実行できません。
申し訳ありませんが、現在のチェックプログラムにより全データの最終チェックを行う際は、一時的にINDEX_EC.XMLというファイル名をINDEX_C.XMLというファイル名に修正してチェックを行ってください。
道路施設基本データ ORG999を電子納品フォルダに格納したデータを、発注者の持つ市販の電子納品チェックシステムを利用してチェックしたところ、「その他オリジナルフォルダ名が連番ではありません」というエラーがでます。
対処方法を教えてください。
市販ソフトの中には、OTHRSフォルダの中にあるORGnnnフォルダの番号が、001から連番になっているかどうかチェックしているものがあります。そのため、発注者側で市販のチェックシステムを利用している場合には、道路施設基本デー
タを格納する「ORG999」フォルダの存在によりエラーが検出されることがあります。
国土交通省が無償公開している電子納品チェックシステムでは、OTHRSフォルダの中身(サブフォルダを含む)は一切チェックしておりません。また、CALS/EC電子納品ヘルプデスクでは、市販チェックプログラムを発注者が導入していた場合にも、一般論として国土交通省が公開しているチェックシステムによる合格を確認すればよい旨を回答しています。
このような場合は、「道路工事完成図等チェックプログラム」による合格と、受発注者間による事前協議の結果を踏まえた国土交通省のチェックシステムでの合格(必要なチェック項目のみ)を確認した上で納品していただいて結構です。
上りランプ部分のみの舗装工事で本線舗装は含みません。この場合も道路施設基本データを作成する必要がありますか。本線舗装でなくても、施工した箇所のデータは作成してください。
橋面舗装を行う工事で橋梁本体の工事は行いません。この場合も道路施設基本データを作成するのですか。橋面の再舗装工事を行った場合は、橋梁の補修歴データを作成する必要があります。
すべり止め舗装を行う工事でも道路施設基本データを作成する必要がありますか。その際、舗装種別は何を選択するのですか。すべり止め舗装の場合も、道路施設基本データを作成する必要があります。
この場合、舗装種別の選択は、主たる舗装種別を選択してください。例えば、アスファルト舗装を実施し、すべり止め工法で施工した場合は、アスファルト舗装を選択してください。
新設舗装工事の場合、補修歴のデータを作成する必要がありますか。新設舗装工事であれば、補修歴データを作成する必要はありません。
新規でデータを入力する場合で道路拡幅により照明や標識などを移設する場合、施設データ詳細は、発注者から設置時の資料を提供を受けて入力する必要があるのですか。既存施設を移設する場合、移設しようとしている施設が特定できる「施設対応番号」「距離標」「設置箇所」「形式」「標識種別」などを正確に記入する必要があります。そのために必要な資料等が発生した場合は、発注者から資料提供を受けてください。
道路の形状を変更しない舗装工事の場合、イメージデータ(写真、図面)を作成する必要はありますか。道路の形状を変更していない舗装工事の場合はイメージデータを作成する必要はありません。
工事基礎情報で「供用・未供用」とありますが、どのような場合を「供用」というのか教えてください。工事完了段階で道路の供用(道路の利用)を開始するケースについては「供用」を選択し、供用年月を入力します。工事が完了しても道路の供用を開始しない場合は「未供用」とします。
既存データがなくすべて新規で入力する場合、施設データの「データ区分」は「新設」とするのですか。「データ区分」とは、その施設が、新たに設置された施設なのか、補修等で改良(補修)された既存の施設なのか、不要になったため撤去された施設なのかを区分する項目です。今回は新規で作成するので、「データ区分」は「新設」としてください。
規格に該当しない標識種類番号はどのように入力するのですか。標識種類番号にあてはまらない標識は「999」と入力してください。

サンプルデータ

道路施設基本データサンプルデータ
Download(LZH形式:3.0MB)

道路工事完成図等作成要領に準拠した道路施設基本データのサンプルデータ