V-nas Clair コマンドリファレンス【46】施工(丈量表・展開図・ツール・旋回軌跡図・修正値作図) | 電子納品サポート

V-nas Clair コマンドリファレンス【46】施工(丈量表・展開図・ツール・旋回軌跡図・修正値作図)

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施工

丈量表

三斜法

『施工-丈量表-三斜法』

機能

三斜法により面積表を作図します。

操作方法

1.1点目を指示してください。【座標指示モード】

2.2点目を指示してください。【座標指示モード】

3.3点目を指示してください。【座標指示モード】

4.1点目を指示してください(右クリックで終了します)。【座標指示モード】※1

5.項目を入力してください。【丈量表(三斜法):ダイアログ】

6.配置位置を指示してください(右クリックで終了します)。【座標指示モード】

7.ファイル名を入力してください。【名前を付けて保存:ダイアログ】※2

 ※1手順1~3については、三斜法での表作成対象が複数ある場合に繰り返し行うことができます。

 指示が終わりましたら手順4にて右クリックで終了することで手順5へ進みます。

 ※2『施工-ツール-オプション』コマンドの[丈量表]タブで[面積表を作図後、csvファイル出力を行う]チェックボックスがONの場合のみ動作します。

ヒント

三斜法:

  • 多角形を複数の三角形に分割して、三角形の面積の和より多角形の面積を求めます。
  • 三角形の面積計算は、[底辺]×[高さ]÷2 で求めます。
  • 三角形の底辺は、3辺の中で最も長い辺になります。
  • 多角形を三角形に分割する際は、出来るだけ正三角形に近い形になるように分割します。

※三斜法では、一般的に計算の各段階において指定の桁数に丸めるため、三角形の指示方法(分割方法)により、計算結果に差が生じます。

【分割方法による面積の違い】

例1

例2

三斜法(自動)

『施工-丈量表-三斜法(自動)』

機能

三斜法(自動)では、多角形内を自動で三角形分割し面積表を作図します。

操作方法

1.1点目を指示してください。【座標指示モード】

2.次の点を指示してください(右クリックで終了します)。【座標指示モード】

3.項目を入力してください。【丈量表(三斜法(自動)):ダイアログ】

4.配置位置を指示してください(右クリックで終了します)。【座標指示モード】

5.ファイル名を入力してください。【名前を付けて保存:ダイアログ】※1

 ※1『施工-ツール-オプション』コマンドの[丈量表]タブで[面積表を作図後、csvファイル出力を行う]チェックボックスがONの場合のみ動作します。

ヒント

三斜法:

  • 多角形を複数の三角形に分割して、三角形の面積の和より多角形の面積を求めます。
  • 三角形の面積計算は、[底辺]×[高さ]÷2で求めます。
  • 三角形の底辺は、3辺の中で最も長い辺になります。

※三斜法では、一般的に計算の各段階において指定の桁数に丸めるため、三角形の指示方法(分割方法)により、計算結果に差が生じます。また、多角形の形状により、記号の順番が不連続になる場合があります。

座標面積法

『施工-丈量表-座標面積法』

機能

座標面積法(倍横距法)もしくは直角座標法により面積表を作図します。

操作方法

1.1点目を指示してください。【座標指示モード】

2.次の点を指示してください(右クリックで終了します)。【座標指示モード】

3.項目を入力してください。【丈量表(座標面積法):ダイアログ】

4.配置位置を指示してください(右クリックで終了します)。【座標指示モード】

5.ファイル名を入力してください。【名前を付けて保存:ダイアログ】※1

 ※1『施工-ツール-オプション』コマンドの[丈量表]タブで[面積表を作図後、csvファイル出力を行う]チェックボックスがONの場合のみ動作します。

ヒント

  • 座標面積法

  多角形の各測線の倍横距とその測線の緯距を掛けた値の和が、多角形の面積の2倍になることを利用して、多角形の面積計算を行います。

2S = ‐∑(倍横距) × (その測線の緯距)・・・式-①

横距:ある測線の中点と、その中点からX軸へ下ろした法点の距離。
P1(x1,y1)とP2(x2,y2)を結ぶ測線の横距は、(y1+y2)/2となります。(図-①参照)
倍横距:横距を2倍したもの。
P1(x1,y1)とP2(x2,y2)を結ぶ測線の倍横距は、(y1+y2)となります。
緯距:X軸方向の距離。
P1(x1,y1)とP2(x2,y2)を結ぶ測線の緯距は、(x2-x1)となります。

例):三角形の場合

図-②のような三角形の面積を求める式から、

式-①を導きます。

面積S= 台形aP1P3c – 台形aP1P2b
– 台形bP2P3c・・・(図-③参照)
={(y3 + y1)(x3 – x1)/2}
– {(y3 + y2)(x3 – x2)/2}
– {(y2 + y1)(x2 – x1)/2} ・・・式-②

両辺に2を掛けて倍面積を求める式にします。

倍面積2S= -{(y1 + y2)(x2 – x1)
+ (y2 + y3)(x3 – x2)
+ (y3 + y1)(x1 – x3)}

頂点がn個ある多角形の倍面積は次式のようになります。

倍面積2S= -∑(yi + yi+1)(xi+1 – xi) (i=1,・・・,n)
・・・但し、i= nのとき i+1 = 1

また、式-②より2S=x1(y2-y3)+x2(y3-y1)+x3(y1-y2)が導かれ、頂点がn個ある多角形の面積は次式のようになります。

2S=x1(y2-yn)+x2(y3-y1)+x3(y4-y2)+・・・+xn(y1+yn-1)

2S=∑(各点の全緯距)×(その点をつなぐ両測線の径距の代数和 ・・・式-③

式-①によるものを「倍横距法」、式-③によるものを「直角座標法」として、面積を求めます。

どちらの方式を使うかは、『施工-ツール-オプション』コマンドの[丈量表]タブで設定します。

ヘロン法:座標

『施工-丈量表-ヘロン法:座標』

機能

ヘロン法(三辺法)により面積表を作図します。

[丈量表]タブで[面積表を作図後、csvファイル出力を行う]チェックボックスがONの場合のみ動作します。

操作方法

1.1点目を指示してください(右クリックで終了します)。【座標指示モード】

2.2点目を指示してください。【座標指示モード】

3.3点目を指示してください。【座標指示モード】

4.1点目を指示してください(右クリックで終了します)。【座標指示モード】※1

5.項目を入力してください。【丈量表(ヘロン法):ダイアログ】

6.配置位置を指示してください(右クリックで終了します)。【座標指示モード】

7.ファイル名を入力してください。【名前を付けて保存:ダイアログ】※2

 ※1手順1~3については、三斜法での表作成対象が複数ある場合に繰り返し行うことができます。

 指示が終わりましたら手順4にて右クリックで終了することで手順5へ進みます。

 ※2『施工-ツール-オプション』コマンドの

ヒント

  • ヘロン法:

 - 多角形を複数の三角形に分割して、三角形の面積の和より多角形の面積を求めます。

 - 三角形の面積計算は、下記のヘロンの公式で求めます。

  • ヘロンの公式:

  三角形の3辺長をそれぞれa,b,cとする。

ヘロン法では、計算の各段階において指定の桁数に丸めるため、三角形の指示方法(分割方法)により、計算結果に差が生じます。また、多角形の形状により、記号の順番が不連続になる場合があります。

ヘロン法:座標(自動)

『施工-丈量表-ヘロン法:座標(自動)』

機能

ヘロン法座標(自動)では、多角形内を自動で三角形分割し面積表を作図します。

操作方法

1.1点目を指示してください。【座標指示モード】

2.次の点を指示してください(右クリックで終了します)。【座標指示モード】

3.項目を入力してください。【丈量表(ヘロン法:座標(自動)):ダイアログ】

4.面積表の配置位置を指示してください(右クリックで終了します)。【座標指示モード】

5.ファイル名を入力してください。【名前を付けて保存:ダイアログ】※1

 ※1『施工-ツール-オプション』コマンドの[丈量表]タブで[面積表を作図後、csvファイル出力を行う]チェックボックスがONの場合のみ動作します。

ヒント

このコマンドでは、多角形の頂点を指示することにより自動的にバランスよく三角形を分割し、面積表を作図します。原則として、分割した三角形のすべての角度のうち最小となる角度が、最も大きくなる分割パターンを採用します。

  • ヘロン法:

 多角形を複数の三角形に分割して、三角形の面積の和より多角形の面積を求めます。

三角形の面積計算は、下記のヘロンの公式で求めます。

  • ヘロンの公式:

 三角形の3辺長をそれぞれa,b,cとする。

※ヘロン法では、計算の各段階において指定の桁数に丸めるため、三角形の指示方法(分割方法)により、計算結果に差が生じます。また、多角形の形状により、記号の順番が不連続になる場合があります。

ヘロン法:辺長

『施工-丈量表-ヘロン法:辺長』

機能

ヘロン法(三辺法)により面積表を作図します。

操作方法

1.項目を入力してください。【丈量表(ヘロン法(辺長)):ダイアログ】

2.面積領域図の配置基準点を指示してください(右クリックで終了します)。【座標指示モード】

3.回転角度を設定してください。【角度入力モード】

4.表の配置位置を指示してください(右クリックで終了します)。【座標指示モード】

5.ファイルを選択してください。【名前を付けて保存:ダイアログ】※1

※1『施工-ツール-オプション』コマンドの[丈量表]タブで[面積表を作図後、csvファイル出力を行う]チェックボックスがONの場合のみ動作します。

ヒント

  • ヘロン法:

 多角形を複数の三角形に分割して、三角形の面積の和より多角形の面積を求めます。

 三角形の面積計算は、下記のヘロンの公式で求めます。

  • ヘロンの公式:

 三角形の3辺長をそれぞれa,b,cとする。

※ヘロン法では、計算の各段階において指定の桁数に丸めるため、三角形の指示方法(分割方法)により、計算結果に差が生じます。また、多角形の形状により、記号の順番が不連続になる場合があります。

展開図

『施工-展開図』

機能

辺長入力で面積表を作図します。

操作方法

1.項目を入力してください。【展開図:ダイアログ】

2.面積領域図の配置位置を指示してください(右クリックで終了します)。【座標指示モード】

3.回転角度を設定してください。【角度入力モード】

4.表の配置位置を指示してください(右クリックで終了します)。【座標指示モード】

ヒント

  • ヘロン法:

 多角形を複数の三角形に分割して、三角形の面積の和より多角形の面積を求めます。

 三角形の面積計算は、下記のヘロンの公式で求めます。

  • ヘロンの公式:

 三角形の3辺長をそれぞれa,b,cとする。

底辺×高さ:

多角形を複数の三角形に分割して、三角形の面積の和より多角形の面積を求めます。

三角形の面積計算は、下記公式により求めます。

台形:

多角形を台形に分割して、台形の面積の和より多角形の面積を求めます。

台形の面積計算は、下記公式により求めます。

扇形:

曲線部で多角形に分割できない場合使用します。

扇形の面積計算は、下記公式により求めます。

円(控除):

舗装面積などの計算で、マンホールの蓋など円形形状の面積を控除する場合使用します。

円の面積計算は、下記公式により求めます。

※展開図コマンドでは、計算の各段階において指定の桁数に丸めるため、図形の指示方法(分割方法)により、計算結果に差が生じる場合があります。

ツール

工種登録

『施工-ツール-工種登録』

機能

『施工-旗上げ-作図』コマンドで使用する工種のタイプを登録します。

操作方法

1.各項目を入力してください。【工種登録:ダイアログ】

ヒント

  • 工種は最大500種類登録することができます。工種名が同じ工種を登録することはできません。

オプション

『施工-ツール-オプション』

機能

座標杭、丈量表、旗上げの作図に関する設定をします。

操作方法

1.座標杭・丈量表の設定をしてください。【オプション:ダイアログ】

旋回軌跡図

『施工-旋回軌跡図』

機能

選択した要素を軌跡図作成基準線として、旋回軌跡図を作図します。

操作方法

1.軌跡図作成基準線を選択してください(右クリックで終了します)。【要素選択モード】

2.各項目を設定してください。【車両軌跡図:ダイアログ】

3.始点を指示してください。【座標指示モード】

4.終点を指示してください。【座標指示モード】

ヒント

  • 軌跡図の描画方法は、土木研究所資料『旋回軌跡による隅角部の設計について』(建設省土木研究所道路部道路研究所)を参考にしています。
  • 軌跡図作成基準線には、直線,円弧,ポリライン,クロソイド,拡幅線の連続要素を選択してください。
  • 軌跡図の始終点は軌跡図作成基準線上の点を指示してください。
  • 車両の最小回転半径は自動で考慮はしないため、軌跡図作成基準線を作成する際は半径を考慮して作図してください。
  • 走行方向は、前進のみ対応しております。(バック走行には対応していません。)

修正値作図

『施工-修正値作図』

機能

図面上に作図されている寸法値などの文字列に対し、修正値を作図します。設定によっては選択した元の寸法値などに取り消し線も作図します。

操作方法

1.文字または寸法値を選択してください。【要素選択モード】

2.修正値を入力してください。【修正値作図:ダイアログ】