岐阜県の電子納品のやり方|岐阜県電子納品要領(令和7年4月)・運用ガイドライン・発注図と完成図の両方・SFC・17桁の案件番号・施設台帳登録データ・写真の編集禁止・岐阜県電子納品チェックシステム | 電子納品サポート

岐阜県の電子納品のやり方|岐阜県電子納品要領(令和7年4月)・運用ガイドライン・発注図と完成図の両方・SFC・17桁の案件番号・施設台帳登録データ・写真の編集禁止・岐阜県電子納品チェックシステム

※当サイトにはアフリエイト広告が含まれています。

受注者向け 実務ガイド

岐阜県の電子納品のやり方
発注図と完成図・SFC・施設台帳データ・県のチェックシステム

岐阜県の電子納品は、フォルダは国交省と同じ英数字の形ですが、中身に県独自のルールがたくさんあります。発注図(DRAWINGS)と完成図(DRAWINGF)の両方を入れる、CADはSFC、工事番号は発注者から指示される17桁の案件番号、施設台帳の登録データ(REGISTER)、写真は回転や明るさ補正も含め編集禁止、そして岐阜県電子納品チェックシステムでエラーなしにして出す、が主なポイントです。

2026年11月6日に、岐阜県 技術検査課の「電子納品トップ」「岐阜県電子納品要領」「岐阜県電子納品運用ガイドライン」「岐阜県電子納品チェックシステム」のページと、工事完成図書の電子納品要領(令和7年4月改訂)、CAD製図基準(令和7年4月改訂)、運用ガイドライン(総則 令和7年4月、共通編・建設工事編 令和6年4月)、改訂概要の本文で確認しました。令和7年4月1日以降の完了案件から適用です。営繕工事・建築設計は別の要領(営繕工事の電子納品要領など)、岐阜市など市町村は別のルールです。

このページでわかること

  • 対象の工事と、岐阜県の要領と国交省の要領の関係
  • 電子納品する書類とフォルダ(DRAWINGS・DRAWINGF・REGISTERなど)
  • 工事管理ファイルの書き方(17桁の案件番号・受注者コード・住所コード)
  • CAD(SFC)と写真の県の決まり
  • 岐阜県電子納品チェックシステム、媒体と署名、検査
先に結論
  • 成果品の提出が契約されている全部の建設工事が対象(単価契約工事を除く)。農政部・林政部・県土整備部・都市建築部の発注が対象です。
  • 岐阜県の要領は国交省の要領に準拠し、県独自の運用を足した物です。令和7年版で準拠する国の版は、工事完成図書が令和5年3月、CAD製図基準が平成29年3月、デジタル写真管理情報基準が平成22年9月です(発注年度の版を使う)。
  • 図面は発注図をDRAWINGS、完成図をDRAWINGFの両方に入れます。形式はSXF(SFC)が原則(Ver.2.0 レベル2が原則)。
  • 工事番号は発注者から指示される17桁の案件番号。受注者コードは岐阜県入札参加資格者名簿の番号、住所コードは当面「99999」です。
  • 写真は100〜300万画素、回転・パノラマ・明るさ補正も含めて編集禁止です。
  • 納品前に岐阜県電子納品チェックシステムで原則エラーなしにします。

電子納品する書類とフォルダ

書類形式・入れる場所
施工計画書・施工体制台帳・施工体系図PDF → PLAN/ORG
工事打合せ簿(指示・承諾・協議)の添付オリジナルファイル形式 → MEET/ORG(打合せ簿種類「指示」「協議」)
使用材料調書・契約履行期間の延長申請書PDF → MEET/ORG
工事履行報告書PDF → OTHRS/ORG003
測定結果総括表・一覧表、出来形管理図表、工程能力図、度数表、塗膜厚測定管理表PDF → MEET/ORG(打合せ簿種類「提出」、管理区分「出来形管理」)
アスファルト混合物の敷均し温度、コンクリート中の塩分測定表PDF → MEET/ORG(管理区分「品質管理」)
その他試験機関による品質管理紙
発注図・完成図SFC → DRAWINGS(発注図)・DRAWINGF(完成図)
工事写真JPEG → PHOTO(撮ったデータをそのまま)
施設台帳登録データExcelとオリジナル → REGISTER/ORG(対象の施設だけ)
土木重要施設設計図書データPDFが基本 → OTHRS/ORG900(道路橋・トンネル・樋門・堰・砂防ダムなど対象施設だけ)
i-Construction・BIM/CIMのデータICON・BIMCIM(令和7年4月改訂でBIMCIMフォルダを追加)
  • 発注者が紙で受け取って原本管理する施工段階の書類は、原則電子納品の対象にしません。押印後の紙をスキャンしてPDFにすることはしません。カタログなどの添付は紙で出します。
  • オリジナルファイルは拡張子が4文字(.xlsx・.docxなど)でもそのまま格納できます。
  • 媒体の直下に DRAWINGS・DRAWINGF・REGISTER・BORING・PLAN・MEET・PHOTO・OTHRS(と ICON・BIMCIM)を置き、REGISTER・MEET・PLAN・OTHRSの下に「ORGnnn」を作ります。データが無いフォルダは作りません。空のフォルダに管理ファイルを入れないこと。
  • 1つの契約を工種や工区で別々の媒体に分けて作りません(図面ファイルだけは分けてもよいが、ファイル名の重複は不可)。

発注図と完成図(CAD)

  • 発注者は、CAD製図基準に準拠した発注図を工事着手時に渡します。ファイル名は「C○○○○○○0.拡張子」です。
  • DRAWINGS:発注者から渡された発注図を全部入れます。当初の図面に加えて、設計変更や追加で途中に渡された図面も、履歴番号の違う物(…0、…1)を含めて入れます。
  • DRAWINGF:工事完成後の出来形測量の結果を発注図に反映した完成図を、受注者がCAD製図基準どおりに作り、「C○○○○○○Z.拡張子」で入れます。変更の前後を同じ図面に色分けした「出来形図」は作りません。
  • 形式はSXF(SFC)。岐阜県のCAD製図基準はSFCのVer.2.0 レベル2を原則とし、協議でVer.3.0 レベル2以上も可。令和7年4月改訂で、図面管理項目のSXFのバージョンを使った版に合わせて「2.0」「3.0」「3.1」と書けるようになりました。
  • 国交省のチェックプログラムでは、SFCのためレイヤのチェックができない旨の警告が出ますが、無視してかまいません。レイヤ名はSXF対応CADで確かめます。
  • 岐阜県では、ユニコード以外の禁則文字、測量図の線の太さ、レイヤ名の決まりがない図面の追加レイヤ、同じレイヤでの複数の線種・線色は、国交省のチェックでエラーになってもチェック対象から外す(使ってよい)としています。

工事管理ファイル(INDEX_C.XML)

項目岐阜県の書き方
工事番号発注者から指示される案件番号(17桁、半角英数字)。例 10032004123456789
発注年度西暦4桁。当初契約を結んだ日の年度
工事名称工事件名を仕様書番号も含めて書く
工事実績システム登録番号コリンズの登録内容確認書の番号。登録番号がない工事は「0」
住所コード検討中のため、当面は「99999」(対象地域なし)
住所設計図書に示された住所・地名(○○事務所管内、○○川流域なども可)
場所情報「境界座標」で入れる
受注者コード岐阜県入札参加資格者名簿の番号(名簿は https://www.cals.pref.gifu.jp/ )
発注者コードコリンズ・テクリスのコードと一致させる

要領で決めた以外の項目を書くとチェックでエラーになるので、それ以外は岐阜県が適用している国交省の要領どおりに書きます。ICON・BIMCIMのフォルダは、当面、工事管理項目の基礎情報には書きません。

工事写真

  • デジタルカメラが原則。トンネル内などで文字が読めないときは協議して銀塩カメラも併用し、ネガかプリントをスキャンして全部電子化します。
  • 有効画素数は黒板の文字が読める100〜300万画素程度(例:1280×960で約123万画素)。
  • 写真の編集は認められません。平成17年度までは承諾を得れば回転・パノラマ・明るさ補正ができましたが、平成18年度からはこれらも禁止です。検査では他の工事の写真の流用もチェックされます。
  • 撮影頻度より多めに撮った写真は、所定の撮影頻度になるよう取捨選択してから入れます。撮ったデータはそのままPHOTOに入れます。
  • メールで情報共有するときの添付写真(帳票に貼り込み、100KB程度にリサイズ)は、PHOTOとは別物です。紙をスキャンしたPDFとして打合せ簿などのフォルダに入れます。

施設台帳登録データと土木重要施設図書

  • 県土整備部の施設台帳管理システムに登録する施設の施工(補修工事を含む)をした場合は、システムにデータを登録し、システムから帳票出力したExcelのデータをREGISTERに入れます。対象の台帳と作り方は「施設台帳情報等の更新要領」(令和7年4月改訂。道路情報板台帳を追加)を見ます。
  • 道路橋・トンネル・擁壁(特に重要な物)・樋門樋管・堰・砂防ダムなどの「土木重要施設」は、設計図面・設計計算書・数量計算書・協定書などをPDFでOTHRS/ORG900に入れます。これでマイクロフィルムを作らなくてよくなります。

岐阜県電子納品チェックシステム

  • 作った電子成果品が岐阜県の要領・ガイドラインに合っているかを確かめるソフトです。岐阜県独自の運用部分のエラーによる納品後の手戻りを無くすためのもので、納品時は原則「エラーがない」状態にします。発注者も同じ仕組み(CS-GV岐阜県版)でチェックして、県の工事情報保管管理システムに登録します。
  • ダウンロードは setup.001・setup.002・setup.bat の3つを保存し、展開して setup.bat を実行 → できた setup.exe でインストール。setup.exe を実行するフォルダには他のファイルを置かないよう県が注意しています。
  • インストールマニュアル、操作マニュアル(クイックスタート・詳細版)、エラー解説集、「DTDエラーメッセージが出た時の対応」が県のページにあります。
  • ガイドラインは、電子納品支援ソフトのチェックと国交省のチェックプログラムの二重のチェックでエラーのない媒体を作るよう求めています。

媒体・署名・検査

  1. 受注者

    着手時協議で電子納品実施計画を決める

    着手時協議チェックシート(工事用)を使います。電子納品実施計画書の作成例が県のページにあります。

  2. 受注者

    電子媒体を作る

    CD-RかDVD-Rで正1部。インクジェット用の白色レーベルの媒体を使い、表面に直接印刷するか油性フェルトペンで書きます。シールは使いません。工事番号(17桁)、工事名称(路線名・河川名を括弧書きで併記)、発注者名、受注者名、ウイルスチェックの情報などを書き、発注者・受注者の署名欄を設けます(署名は油性フェルトペン)。複数枚なら工事管理ファイルの「メディア番号」とラベルの何枚目/全体枚数を合わせます。

  3. 受注者

    紙の成果品と一緒に提出

    紙で作った書類と電子データを1部印刷して仮製本した物、電子媒体納品書、電子成果品事前チェックシートと一緒に出します。

  4. 発注者

    内容を確認し、ラベルに署名

    ウイルスチェック、管理ファイルの確認(17桁の案件番号、発注年度、コード、境界座標)、チェックシステムでのエラーチェック、印刷物との整合を確認し、ラベルの受領欄に油性フェルトペンで署名します(ボールペンや印鑑は不可)。

  5. 受注者・検査員

    検査前協議と検査

    電子成果物で検査するのは工事写真(とボーリングコア写真)だけ。機器は発注者が工事情報保管管理システムを準備し、難しいときは受注者が閲覧用パソコン(17インチ・1280×1024以上が望ましい)とA4カラープリンタを用意します。協議の結果は打合せ簿に記録します。

納品後も、受注者は成果データを納品した媒体以外(CD・DVD・ハードディスク・紙など)で保管しておくことが望ましいとされています。

問い合わせ先

  • 岐阜県 県土整備部 技術検査課 建設情報係 電話 058-272-8519(要領・チェックシステムのページの問い合わせ先)。

提出前チェックリスト

  • 発注年度の版の岐阜県要領(令和7年4月版なら国の工事完成図書R5.3・CAD H29.3・写真H22.9)で作った
  • 工事番号に発注者から指示された17桁の案件番号、受注者コードに入札参加資格者名簿の番号、住所コード「99999」を入れた
  • 発注図を履歴を含めて全部DRAWINGSに、完成図をDRAWINGF(…Z)にSFCで入れた
  • 施工計画書・出来形管理図表などをPDFで所定のフォルダに入れ、押印書類のスキャンはしていない
  • 写真は100〜300万画素で、回転・明るさ補正も含めて編集していない
  • 対象の施設なら、施設台帳登録データ(REGISTER)と土木重要施設図書(OTHRS/ORG900)を入れた
  • 岐阜県電子納品チェックシステムでエラーがない
  • CD-RかDVD-R正1部、白色レーベルに直接印刷(シール不可)、電子媒体納品書・事前チェックシート・印刷物を用意した

あわせて読みたい

参照した公式情報(2026年11月6日確認)