愛媛県の電子納品のやり方|愛媛県工事完成図書の電子納品要領(令和7年3月)・国交省版と簡易版の選び方・平成20年版/28年版・SFC・愛媛県電子納品チェックソフトVer.8・品質検証書 | 電子納品サポート

愛媛県の電子納品のやり方|愛媛県工事完成図書の電子納品要領(令和7年3月)・国交省版と簡易版の選び方・平成20年版/28年版・SFC・愛媛県電子納品チェックソフトVer.8・品質検証書

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受注者向け 実務ガイド

愛媛県の電子納品のやり方
国交省版か簡易版かを選ぶ・SFC・県のチェックソフト

愛媛県土木部の電子納品は、電子成果品を「国交省版」(英数字のフォルダ・XML)と「簡易版」(日本語のフォルダ・Excel)から受注者が選べる、県独自の要領です。国交省版は国の平成20年版・平成28年版の要領に合わせて作り、県のチェックソフトで確かめます。電子にするのは写真と完成図面が基本で、そのほかの書類は紙が基本です。

2026年11月6日に、愛媛県 技術企画室の「愛媛県電子納品要領が改正されました」「愛媛県電子納品チェックソフトについて」「建設CALS/EC」のページと、愛媛県工事完成図書の電子納品要領(令和7年3月、令和7年4月1日以降に積算する工事に適用)、改正の主なポイント、チェックソフトver8改善事項の本文で確認しました。業務委託は「愛媛県土木設計業務等の電子納品要領」(令和7年3月)です。松山市など市町村は別のルールです。

このページでわかること

  • 対象になる工事と、電子にする書類・紙で出す書類
  • 国交省版と簡易版のちがいと選び方
  • 工事情報シートと工事管理ファイルの書き方
  • 図面(SFC・SFZ)と写真の決まり
  • 愛媛県電子納品チェックソフト、媒体の表記、品質検証書、電子検査
先に結論
  • 対象は年間維持工事(道路・河川・海岸・砂防)、冬期路面対策、除草、剪定などを除く全部の工事。対象外かどうかは特記仕様書に書かれます。
  • 電子にするのは工事写真と完成図面。出来形管理・品質管理などの書類は紙が基本です(発注者の指示・承諾があれば電子も可)。完成写真・着工前写真・監督員が指示した写真は電子と紙の両方で出します。
  • 電子成果品は国交省版か簡易版を受注者が選びます。国交省版は国の要領の平成20年版か平成28年版に合わせます(i-Constructionのデータがあれば28年版が基本)。最新の令和の要領ではない点に注意してください。
  • 完成図面はSXF(SFCまたはSFZ)が原則。発注者から渡される最終変更契約図面のデータを入れます。
  • 国交省版は目視に加えて愛媛県電子納品チェックソフト(Ver.8.0.001.001、2025年3月公開)でエラーがないことを確かめます。簡易版は目視だけです。
  • 媒体はCD-R(入らなければ協議で複数枚・DVD-R・BD-R)を2部。署名・押印した品質検証書を紙で出します。

電子にする書類と紙で出す書類

書類出し方
工事写真電子(写真管理基準の撮影頻度の写真)。完成写真・着工前写真・監督員が指示した写真は、支払い事務で紙でも確認するため電子と紙の両方
完成図面電子。発注者から提供される最終変更契約図面のデータ(変更契約がなければ当初の発注図面)
出来形管理・品質管理などの書類紙が基本。発注者が指示した場合や、受注者が協議して承諾を受けた場合は電子も可
出来形展開図施工管理資料なので紙
情報共有システムで扱った書類電子納品の対象。システムの出力機能で電子納品の形式にし、「MEET」フォルダに入れる
電子メールでやり取りした電子データ発注者の指示がなければ電子納品は不要

どの書類を電子にするかは、工事着手時に「工事着手時確認シート」で協議して決めます。成果品は、電子納品する書類を電子で2部、それ以外を紙で1部です。地質調査がある工事は、業務の要領に基づいて地質の電子成果品を作り、国土地盤情報センターの検定を受けて地盤情報データベースにも登録します。

国交省版と簡易版のちがい

項目国交省版簡易版
フォルダ・ファイル名英数字(PHOTO・PIC・DRAWINGF、P0000001.JPG、C0PL001Z.SFC など)日本語(「写真」「図面」、「01 着工前(全景).jpg」「01 平面図.sfc」など)
準拠する要領国交省の要領・基準の平成20年版(電気通信はH16.6、機械はH18.3)か平成28年版愛媛県の要領だけ
管理ファイルINDEX_C.XML(INDE_C05.DTD)、PHOTO.XML(PHOTO05.DTD)、DRAWINGF.XML(DRAW04.DTD)。XSLは任意工事管理ファイル.xlsx だけ
作るソフト国交省対応の市販の電子納品作成支援ソフト特別なソフトは不要
チェック目視+愛媛県電子納品チェックソフト目視だけ
媒体の表記どちらも「国交省要領年」の欄がある(表記例は「国交省要領 平成20、28年版」)
  • 国交省版のフォルダは、一般の工事が国の「土木設計業務等の電子納品要領(案)」、電気通信は同 電気通信設備編、機械は同 機械設備工事編の構成によると要領の【運用】に書かれています(一般の工事は国交省の工事完成図書の要領に合わせて作るのが普通なので、迷ったら監督員に確認してください)。
  • 使っている電子納品作成ソフトが令和の要領にしか対応していない場合は、平成20年版・28年版で出力できるかを先に確かめます。
  • どちらの版も、i-Construction(BIM/CIMを含む)のデータは媒体の直下の「ICON」フォルダに入れます。データが無いフォルダは作らなくてかまいません。

工事情報シートと工事管理ファイル

工事情報シート(工事情報シート.xlsx)は、発注者が発注者記入欄を埋めてメールなどで渡してくれます。受注者は受注者記入欄を書きます。

記入者項目
発注者発注年度、工事番号、工事名、河川名・路線名、工事箇所、発注機関名、監督員、境界座標(東西の経度・南北の緯度を度3桁・分2桁・秒2桁で。管内全域などは「99999999」)、工事管理番号(契約書表紙右下の12桁、ハイフン不要)
受注者会社名、現場代理人、主任技術者、契約工期、工事完成日、最終請負金額、工事概要(設計変更があれば最終変更設計書の概要。例:施工延長 L=100m、擁壁工 V=50m3)
  • 簡易版:受注者記入欄を埋めたシートの名前を「工事管理ファイル.xlsx」に変えて、媒体の直下に置きます。
  • 国交省版:シートの内容をINDEX_C.XMLに入れます。発注年度は西暦4桁(令和7年度→2025)、工事番号は工事管理番号の半角12桁、工事名称は「令和7年度-交橋第1号の1-橋梁補修工事」のように年度・工事番号・工事名を半角ハイフンでつなぐ、工期は「2025-04-01」の形、境界座標はカンマ・ピリオドなし。水系・路線情報と受注者コードは記入不要です。CORINS関連の項目は国交省の平成28年3月のコードによります。

完成図面

  • 形式は原則SXF(SFCまたはSFZ)。発注者がExcel等の図面を渡した場合は、その形式のまま入れます(国交省版ではチェックソフトが注意メッセージを出しますが、気にしなくてよいとされています)。
  • 国交省版のファイル名は国の要領どおり(例:C0PL001Z.SFC)。CAD製図基準に無い工種は、図面管理項目の「対象工種」を「099」にします。
  • 簡易版のファイル名は「NN 図面名称.sfc」(01〜99、100枚以上は001〜999)。20文字程度までにし、多いときは図面目次(Excel・Wordの形式は自由)を「図面」フォルダの直下に置きます。
  • チェックソフトがCADで調べるのはファイル形式とファイル名だけで、線種・線色・線幅・フォント・レイヤ名は調べません。SXFに変換したとき、受注者が追記・修正した所に文字化けがないかは自分で確かめます(品質検証書の項目)。
  • 建築関連の工事は、完成図面の仕様を発注部署に確認します。

工事写真

  • 写真管理基準(案)の撮影頻度の写真を入れます。類似の写真を何枚も入れません。
  • 画素数は撮影対象と黒板の文字が分かることが目安で、100万画素程度・1枚500KB程度までが望ましく、1MBを超える写真はリサイズします(チェックソフトは写真が700KB未満かも調べます)。
  • 編集は原則不可(明るさ補正・回転・パノラマは可)。編集前のファイルは納品後3年保存し、監督員に求められたらすぐ出します。
  • 国交省版:「代表写真」「提出頻度写真」は、完成写真・着工前写真を「1」、それ以外を「0」にします。編集内容は「写真情報-受注者説明文」に書き、黒板の図が読めない場合などは「DRA」に参考図を入れます。
  • 簡易版:ファイル名は「NN 写真名.jpg」(20文字程度まで)。着手前・完成は101〜、施工状況は201〜、安全管理は301〜のように工種順・測点順で番号を付け、1つのフォルダは50枚以下が望ましい。編集した写真や黒板の誤記・補足は、写真目次(Excel・Word)で説明して「写真」フォルダの直下に置きます。
  • サブフォルダは3階層程度まで(簡易版のフォルダ名は「NN サブフォルダ名」で20文字程度まで)。

愛媛県電子納品チェックソフト

  • 国交省版の電子成果品が愛媛県の要領どおりかを調べる県のソフトです。最新はVer.8.0.001.001(2025年3月18日公開)。Windows 10・11で動き、国交省の平成28年3月版と平成20年5月版(電気通信H16.3、機械H18.3)の両方に対応しています。
  • 調べる内容:必須入力・文字数・使用文字、ファイル名の文字数・使用文字・拡張子・連番、XMLの有無と内容、XMLどおりにファイルがあるか、報告書PDFのしおり・セキュリティ、報告書PDF20MB以内・写真700KB未満、住所コードと境界座標の範囲の整合(Ver.8で追加)。ICONフォルダの中のファイル名は調べません。
  • 簡易版はチェックソフトの対象外で、目視での確認だけです。
  • ダウンロードはインストールマニュアル・インストーラー・操作マニュアル・エラーメッセージ集が県のページにあります。

媒体・品質検証書・電子検査

項目決まり
媒体1枚のCD-Rに全部入れて2部。入らないときは監督員と協議して複数枚のCD-R、DVD-R、BD-R
媒体の表面発注年度、工事番号、工事名、完成年月、発注機関名、受注者名、何枚目/全体枚数、国交省要領年、ウイルス対策ソフト名と定義の日付。直接印刷するか、ラベルシールを全面に貼る(愛媛県はシールも可)
ケースの背表紙発注年度、工事番号、工事名
チェック納品する直前の媒体で、全ファイルが開くか、要領どおりかを目視で確認。国交省版はチェックソフトでエラーがないこと。最新の定義でウイルスチェック
品質検証書県の様式(Word)で、国交省版・簡易版の別、ウイルスチェック、表面の記載、媒体の欠損、全ファイルが開くか、管理ファイル、撮影頻度の写真か、SXF変換の文字化け、チェックソフトのエラー(国交省版)、ファイル名で中身が分かるか(簡易版)を確認し、署名・押印して紙で出す。該当しない項目は斜線、発注者欄は空けておく
電子検査電子成果品は電子検査。機器は原則発注者が準備・操作し、発注者の庁舎で行う
納品後検査の指摘は直して遅滞なく再納品(再納品でもチェックと品質検証書が必要)。納品後3年以内に媒体が読めなくなったら無償で再納品
ソフトの版Word・ExcelはOffice 2019で読める形式(発注者はOffice 2019)

問い合わせ先

  • 愛媛県 土木部 技術企画室 電話 089-912-2646(建設CALS/ECのページの問い合わせ先)。
  • チェックソフトの使い方は、まず操作マニュアルを見て、解決しなければ県のページの「電子納品チェックソフトに関する問い合わせ先」へ。

提出前チェックリスト

  • 特記仕様書で電子納品の対象工事かを確かめ、工事着手時確認シートで電子にする書類を決めた
  • 国交省版か簡易版かを決め、国交省版なら平成20年版か28年版で作った
  • 工事情報シートの受注者欄を書き、簡易版は「工事管理ファイル.xlsx」、国交省版はINDEX_C.XMLにした
  • 完成図面は最終変更契約図面のデータをSFC(またはSFZ)で入れ、文字化けを確かめた
  • 写真は撮影頻度の物だけ、1枚1MB以下(目安500KB程度)、完成・着工前写真は紙でも用意した
  • 出来形展開図・出来形管理・品質管理の資料を紙で用意した
  • 国交省版は愛媛県電子納品チェックソフト(Ver.8)でエラーなし、簡易版は目視で確認した
  • CD-R2部、表面に国交省要領年やウイルスチェックの情報を表記し、ケースの背表紙も書いた
  • 品質検証書に署名・押印した

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参照した公式情報(2026年11月6日確認)