電子納品の住所コード・発注者コードの調べ方と記入例|5桁・8桁のコード表の選び方とエラーの直し方 | 電子納品サポート

電子納品の住所コード・発注者コードの調べ方と記入例|5桁・8桁のコード表の選び方とエラーの直し方

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電子納品 実務ガイド

住所コード・発注者コードの
調べ方と記入例

電子納品の管理ファイルには、工事・業務の場所を表す「住所コード(5桁)」と、発注者を表す「発注者コード(8桁)」を書きます。どのコード表を使い、どう探すかを順番に説明します。

国土交通省「工事完成図書の電子納品等要領」「土木設計業務等の電子納品要領」(令和8年2月版)と、電子納品の「コード表」ページ(2026年10月29日確認)にもとづいています。

このページでわかること

  • 住所コード・発注者コードを、管理ファイルのどこに書くか
  • 要領の版によって、使うコード表が違うこと(いちばん多い間違い)
  • Excel のコード表から、自分の現場・発注者のコードを探す手順
  • 記入例と、チェックシステムでエラーになったときの直し方

どこに書くコードか

工事なら工事管理ファイル(INDEX_C.XML)、業務なら業務管理ファイル(INDEX_D.XML)に書きます。電子納品の作成ソフトでは、「工事件名等」「発注者情報」などの入力画面にあたります。

項目工事(INDEX_C.XML)業務(INDEX_D.XML)書き方
住所コード住所情報 > 住所コード住所情報 > 住所コード半角数字5桁。複数の市区町村にまたがるときは複数書ける。該当がなければ 99999
住所住所情報 > 住所住所情報 > 住所全角で現場の住所。複数書ける
発注者コード発注者情報 > 発注者コード発注者情報 > 発注者機関コード半角数字8桁
発注者の名前発注者-大分類・中分類・小分類発注者機関(事務所の名称)工事はコリンズの「発注機関名」の分類に合わせる
工事ならコリンズのデータを取り込める

工事の発注者情報(大分類・中分類・小分類・発注者コード)は、要領で「コリンズから出力されるXMLファイルから取り込める項目」とされています。電子納品の作成ソフトに取り込み機能があれば、契約時のコリンズ登録の内容をそのまま使うのが確実です。業務の発注者機関コードも、テクリスの登録内容と合わせます。

使うコード表の版を選ぶ

コード表は、適用する要領の版によって使うファイルが違います。古いコード表には、新しくできた事務所や合併後の市町村が載っていなかったり、逆に新しい表では番号が変わっていたりします。

適用する要領の版住所コード発注者コード(発注者機関コード)
令和8年版〜(R8.2要領。コード表ページでは「令和8年3月版〜」)code_common_jusyo3code_common_hachu5
令和6年3月〜令和7年3月版code_common_jusyo3code_common_hachu4
令和4年3月〜令和5年3月版code_common_jusyo2code_common_hachu3
令和3年3月版(工事)/令和2年3月版(業務)code_common_jusyo2code_common_hachu2
平成28年3月〜令和2年3月版code_common_jusyo1code_common_hachu1

どれも工事・業務共通で、PDF と Excel の両方があります。探すときは Excel が便利です。

工事管理項目・業務管理項目のコード表(国土交通省)WEBhttps://www.cals-ed.go.jp/h2803_code/上の表の列見出し(要領の版)と行(住所コード・発注者コード)が交わるところのファイルを使います。
「どの版の要領か」は工事管理項目の「適用要領基準」で決まる

令和8年2月版の要領で作る工事なら、適用要領基準は 土木 202602-01 です。作成ソフトでこの設定と、使うコード表がそろっているかを最初に確認してください。使う版は契約日などで決まります。特記仕様書や発注者の指示に従ってください。

住所コードの調べ方

住所コードは、都道府県2桁+市区町村3桁の5桁です(総務省の全国地方公共団体コードの上5桁と同じ並び)。

  1. コード表ページから、版に合った住所コードの Excel をダウンロードする

    令和6年3月版以降なら code_common_jusyo3 です。

  2. Excel で Ctrl+F を押し、現場の市区町村名で探す

    表は「住所コード」「団体(市)名」の2列です。政令指定都市は、市全体のコードと区ごとのコードの両方があります。

  3. 5桁のコードと住所を入力する

    工事区間が複数の市区町村にまたがるときは、それぞれのコードと住所を追加します。

  4. 境界座標(工事・業務範囲の東西南北の端の緯度経度)と合っているか確かめる

    チェックシステムは、住所コードの市区町村の範囲と境界座標が重なっているかを地図で表示します。ずれていると赤い枠になります。

例住所コード
東京都(都全体)13000
東京都千代田区13101
神奈川県横浜市(市全体)14100
神奈川県横浜市西区14103
北海道札幌市01100
海外50000
該当なし99999

出典:国土交通省 コード表「code_common_jusyo3」(2026年10月29日に確認)

発注者コードの調べ方

発注者コードは8桁で、発注機関を「大分類(国の機関・都道府県など)>中分類(省庁・団体名)>小分類(局など)>細分類(事務所など)」の順にたどって決まります。

  1. 契約書・特記仕様書で、発注者の正式名称(事務所・課の名前まで)を確認する

  2. コード表ページから、版に合った発注者コードの Excel をダウンロードする

    令和8年版(R8.2)の要領なら code_common_hachu5 です。表は「コード」「大分類」「中分類」「小分類」「細分類」の5列です。

  3. Excel のフィルターで、中分類 → 小分類 → 細分類の順に絞り込む

    1行目を選んで「データ」→「フィルター」を押すと、列ごとに絞り込めます。事務所名で Ctrl+F 検索してもかまいません。

  4. 見つかった行の8桁のコードと、大・中・小分類の名前を入力する

    名前はコリンズの「発注機関名」の中分類・小分類・細分類に合わせます。

発注者(例)コードコード表での分類
国土交通省 関東地方整備局 横浜国道事務所02103131国の機関 > 国土交通省 > 関東地方整備局 > 横浜国道事務所
国土交通省 関東地方整備局 東京国道事務所02103128国の機関 > 国土交通省 > 関東地方整備局 > 東京国道事務所
横浜市 道路局40501012地方公共団体(政令指定都市)> 横浜市 >(本庁部局)> 道路局

出典:国土交通省 コード表「code_common_hachu5」(2026年10月29日に確認)

細分類が見つからないとき

事務所や課がコード表に無いときは、同じ小分類の中に「その他」(末尾が 999 のコード)がないか見てください。それでも判断できないときは、自分で決めずに発注者に確認します。

記入例

令和8年2月版の要領で、横浜国道事務所が発注した横浜市西区の工事の場合の例です。

項目記入する値
適用要領基準土木 202602-01
住所コード14103
住所神奈川県横浜市西区○○町
発注者-大分類国土交通省
発注者-中分類関東地方整備局
発注者-小分類横浜国道事務所
発注者コード02103131

実際の XML の書き方は、国土交通省の「DTD・XML記入例」で確認できます。

DTD・XML記入例(国土交通省)WEBhttps://www.cals-ed.go.jp/cri_dtdxml/
令和8年2月版の要領で変わった、まわりの項目
  • 工事番号:地方整備局ごとに決めている CCMS の設計書番号を書くと明記された(基本は数字16桁)
  • 発注者情報:「コリンズの発注機関名・細分類が空白なら記入不要」という一文がなくなり、必ず書く項目になった
  • 測地系:世界測地系(JGD2024)の 03 が加わった(日本測地系 00、JGD2000 01、JGD2011 02)
  • フォルダ名・ファイル名:CON・PRN・COM1 などの Windows の予約語は使えない

チェックシステムでエラーになったら

電子納品チェックシステムは、住所コード・発注者コードがコード表にあるか、境界座標と住所が合っているかを確かめます。よく出るものと直し方です。

こんな表示が出たら考えられる原因直し方
住所コードがコード表の中にない番号の打ち間違い、または古い・新しい版のコード表を見ている②の表で版を確かめ、正しい版の Excel で探し直す
住所コードの上2桁が都道府県コード・海外コードでない先頭の0が抜けた(北海道 01 など)、桁がずれた5桁ちょうどで、上2桁が01〜47か50になっているか確認する
住所名に誤りがある住所コードと住所の文字が合っていないコード表の市区町村名と、住所の書き出しをそろえる
境界座標が住所コードの市区町村の範囲外境界座標の打ち間違い、東西・南北の入れ違い、住所コードの選び間違いチェック結果の地図で赤い枠の位置を見て、座標とコードのどちらがずれているか確かめる
発注者コード(発注機関コード)がコード表の中にない版の違うコード表を見ている、桁の打ち間違い適用要領基準と同じ版の発注者コード表で探し直す。コリンズの登録内容とも見比べる

境界座標は「度4桁・分2桁・秒2桁」の8桁で書きます(例:東経139度45分30秒 → 01394530)。チェックシステムの使い方とほかのエラーは「電子納品チェックシステムの使い方とエラーの直し方」で説明しています。

入力前チェックリスト

  • 適用要領基準(要領の版)を確認し、作成ソフトの設定と合わせた
  • その版に合った住所コード表・発注者コード表を使った
  • 工事区間が複数の市区町村にまたがる場合、すべての住所コードを入れた
  • 発注者の名前(大・中・小分類)とコードが、コリンズ・テクリスの登録と合っている
  • 境界座標が住所コードの市区町村と重なっている(チェック結果の地図で青い枠)
ほかのコード表(工種、業務分野、業務キーワードなど)

工事分野・工事業種・工種・工法型式、業務分野コード、業務キーワードなども同じコード表ページにあります。どのコードをどこに書くかの一覧は「工事管理項目・業務管理項目のコード表の探し方」にもまとめています。

参照した公式情報(2026年10月29日確認)