都道府県の電子納品 一覧表|47都道府県の要領・国交省準拠か・完成図のCAD形式(SFC/P21)・独自チェックシステム・オンライン納品【2026年11月】 | 電子納品サポート

都道府県の電子納品 一覧表|47都道府県の要領・国交省準拠か・完成図のCAD形式(SFC/P21)・独自チェックシステム・オンライン納品【2026年11月】

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受注者向け 実務ガイド

都道府県の電子納品 一覧表
国交省準拠か・CAD形式・独自チェックシステム

県の工事・業務の電子納品は、国土交通省の要領をそのまま使う県もあれば、CADはSFC形式、ファイル名は日本語、チェックは県のソフト、といった独自ルールの県もあります。47都道府県の違いを1つの表にまとめ、県の公式ページへすぐ進めるようにしました。

2026年11月5日に、各都道府県の公式ページと、そこに掲載されたガイドライン・要領のPDFで確認しました(11月6日に、完成図(DRAWINGF)を出すかの列と色分けを追加)。対象は主に県土整備部・土木部などが発注する土木の工事・業務です。営繕(建築)、農林水産部、企業局、県内の市町村は別のルールのことが多いので、この表には入れていません。

このページでわかること

  • 47都道府県それぞれの、県の要領・ガイドラインの名前と版
  • 国土交通省の要領にそのまま準拠しているか、県独自のルールがあるか
  • 完成図のCADファイル形式(SXFのSFC/SFZ、P21/P2Z など)
  • 県独自のチェックシステムがあるか、オンライン電子納品・保管システムがあるか
  • 各県の公式ページのURL(全文)
先に結論
  • 「国土交通省の要領に準拠し、県のガイドラインで補う」形がほとんどです。ただし完成図のCADは、29府県がSFC形式(容量が小さいSXFの国内形式。福井はBFOも可)を原則にしています。国交省の基本はP21/P2Zです。
  • 県独自のチェックシステム(チェッカー)を配っている県が16県あります(青森・福島・茨城・群馬・神奈川・山梨・岐阜・三重・大阪・兵庫・奈良・岡山・徳島・愛媛・高知・宮崎)。国交省のチェックシステムではなく、県のソフトでチェックした結果を出す決まりの県もあります。
  • 鳥取・島根・大分は、ファイル名を日本語にし、チェックシステムを使わず目視で確かめる簡易な方式です。埼玉はCAD製図基準への準拠を「推奨」にとどめ、形式も協議で決めます。
  • オンライン電子納品は、県が用意した保管システム(福島・群馬・埼玉・長野・山梨・福井・愛知・兵庫など)か、My City Construction(青森・茨城・山形・熊本など)で行う県が増えています。
  • 完成図(DRAWINGF)は、どの県でも出すとは限りません。北海道・千葉・山形・石川・山梨などは発注図が基準どおりの電子データで渡された場合だけ、大阪は1億円以上の工事だけ、などの条件があります。
  • どの県でも、最後に従うのは契約の特記仕様書と事前協議です。この表は入口として使い、必ず県の最新版を開いてください。

表の見方

列書いてあること
完成図(DRAWINGF)を出すか工事の完成図(CAD)を電子成果品のDRAWINGFフォルダに入れて出す必要があるか。県のガイドラインの対象書類・対象工事の書き方から分類
県の要領・ガイドライン県が出している電子納品の要領・ガイドライン・手引きの名前と、公式ページで確認できた最新の版(年月)
国交省との関係準拠+県GL=国交省の要領・基準に従い、県のガイドラインで運用を補う。県独自の要領=県の名前の要領や基準がある。簡易方式=日本語のファイル名・目視チェックなど、国交省の方式を大きく簡単にしている
完成図のCAD形式完成図(DRAWINGF)に入れるCADファイルの形式と拡張子。SFC(.SFC)・SFZ(.SFZ、SFCの圧縮)はSXFの国内形式、P21(.P21)・P2Z(.P2Z、P21の圧縮)は国際標準の形式
独自チェック県が配っているチェックソフトの名前と版。「国交省」は国土交通省の電子納品チェックシステムを使う県
オンライン・保管オンライン電子納品や、県の電子納品保管システム・情報共有システム(ASP)の名前

「公式で確認できず」は、公式ページやPDFで確かめられなかった所です。推測では埋めていません。CAD形式の違いと変換のしかたはSXF(P21・P2Z・SFC・SFZ)の違いと変換のやり方で説明しています。

47都道府県 一覧表

スマホでは表を横にずらして見られます。左の4列(都道府県・完成図・CAD形式・独自チェック)だけで、その県で何に気をつけるかが分かるように並べています。★は、このサイトに県別の詳しいページがある県です。

色の見方
  • 完成図(DRAWINGF):必要原則として出す 条件付き発注図の形式や工事の規模などで決まる 協議事前協議で決める。灰色の字は公式で確認できなかった県
  • CAD形式:SFC国内形式(.SFC/.SFZ)を使う県 P21国交省と同じ国際形式(.P21/.P2Z)の県
  • 県独自のチェック:独自あり県が配るチェックソフトを使う県(国交省のチェックシステムだけでは足りない) 目視チェックシステムを使わず目視で確かめる県
都道府県完成図(DRAWINGF)を出すか完成図のCAD形式県独自のチェック国交省との関係県の要領・ガイドライン(版)オンライン・保管
北海道条件付き発注図が基準どおりのSXFで渡された場合だけP21SXF(P21/P2Z)国交省準拠+県GL情報共有・電子納品運用ガイドライン【工事編】R7.4、電子納品検査ガイドライン R7.4北海道建設部版 工事施工情報共有システムへオンライン納品
青森県必要完成図をDRAWINGFに入れるP21SXF(P21/P2Z)。SFCは協議独自あり青森県電子納品チェッカー Ver25.0準拠+県GL青森県電子納品運用ガイドライン R8.10オンライン電子納品試行(My City Construction)
岩手県協議工事は将来使う物だけ義務公式で確認できず国交省(県独自は確認できず)準拠+県GL岩手県電子納品ガイドライン H19.3土木工事は情報共有システム(ASP)が原則
宮城県公式で確認できずSXF(P21/SFCの別は確認できず)公式で確認できず準拠+県GL土木設計業務等の電子納品運用に関するガイドライン(案)第3版 H18.8(業務)公式で確認できず
秋田県公式で確認できずP21SXF(P21/P2Z)国交省準拠+県の運用事項電子納品運用ガイドライン等の運用【運用編・テクニカル編】R8.4情報共有システムで処理した書類も納品
山形県条件付き発注図のデータを渡せる場合SFCSXF(SFC/SFZ)国交省(県のチェック項目一覧あり)準拠+県GL山形県電子納品取扱要領 R3.2、運用マニュアル R7.4オンライン電子納品試行(My City Construction)
福島県必要次の段階で使う物は原則電子SFCSXF(SFC/SFZ)独自あり電子成果品福島県チェックソフト準拠+県GL福島県電子納品等運用ガイドライン【土木工事編】R8.3県の電子納品保管管理システム。原則オンライン
茨城県条件付き重要構造物で発注者が指定した工事は必須P21SXF(P21)独自あり茨城県電子納品チェッカー準拠+県GL茨城県電子納品ガイドライン R7.3オンライン電子納品試行(My City Construction)
栃木県公式で確認できずSFCSXF(SFC/SFZ)国交省準拠+県GL電子納品運用ガイドライン第11版 R6.4、栃木県CAD製図基準運用ガイドライン R6.4県土整備部 情報共有システム実施要領
群馬県公式で確認できず公式で確認できず独自あり群馬県電子納品チェックシステム Ver74準拠+県GL群馬県CALS/EC電子納品ガイドライン R6.4ぐんま電子納品システム(工事800万円以上など)
埼玉県協議対象書類一覧(別紙1)で決めるSXF・MSS・DWGなど再利用できる形式を協議。CAD製図基準は推奨国交省など(図面のチェックは任意)準拠+県GL(CADは独自)埼玉県電子納品運用ガイドライン R8.10埼玉県電子納品保管管理システム。原則オンライン
千葉県条件付き基準どおりのSXF(P21)が渡された場合。紙の発注図なら紙P21SXF(P21)国交省準拠+県GL電子納品運用ガイドライン【土木工事編】H28.1県土整備部 情報共有システム実施要領
東京都 ★公式で確認できずP21SXF(P21/P2Z)国交省県独自の基準(CAD)+GL東京都建設局 電子納品運用ガイドライン R3.10、CAD製図基準・同解説 R6.4工事情報共有システム(ASP)経由で電子納品保管管理システムへ
神奈川県 ★必要完成図と写真は対象SFCSXF(SFC)。ファイル名に図面名(例:001C0PL0-平面図.SFC)独自あり神奈川県電子納品チェッカー準拠+県GL電子納品運用ガイドライン R4.10(R7.7一部改定)完成検査後に電子納品保管管理システム(都市整備技術センター)へ登録。オンライン納品は非対応
新潟県必要発注図がSXF以外なら形式は協議SFCSXF(SFC)国交省(SFCのレイヤ等のエラーは問題なし扱い)準拠+県GL電子協議・電子納品運用ガイドライン【工事編】R8.2新潟県CALSシステム(電子協議・電子納品)
富山県条件付き特記仕様書で決めた場合P21SXF(P21/P2Z)チェックシステム(県独自の記載なし)準拠+県GL富山県電子納品運用ガイドライン(案)[土木工事編]R7.4情報共有システムで出した帳票も納品
石川県条件付き発注時にSXFが渡された場合。ほかは任意P21SXF(P21/SFCの指定は確認できず)国交省準拠+県GL石川県電子納品ガイドライン R4.4情報共有システム(共通仕様書で規定)
福井県公式で確認できずSFCBFOファイル または SFCファイル国交省準拠+県の手引き電子納品の手引き 福井県版 R8.4情報共有システム(basepage)でオンライン→保管管理システム ReX-iF
山梨県 ★条件付き改築系(要領では構造物等補修も)で、国の基準の発注図データが渡された場合。現状を回復するだけの工事は不要SFCSXF(SFC)独自あり県土整備部電子納品チェックソフト Ver13.0.001.002(国交省版は使わない)県独自の要領山梨県県土整備部電子納品要領・運用マニュアル R8.7電子納品保管活用システム。原則オンライン
長野県公式で確認できずP21国のCAD製図基準を準用(P21/P2Z)国交省準拠(国の要領を準用)電子納品に係る実施要領 R8.4、準用する要領・基準類「別記」長野県電子納品保管管理システム(NESiS)。原則オンライン
岐阜県 ★必要完成図をDRAWINGF、発注図もDRAWINGSに全部SFCSXF(SFC)Ver.2.0 レベル2が原則(県のCAD製図基準 R7.4)独自あり岐阜県電子納品チェックシステム国の要領に準拠+県独自の運用(R7版は国の工事完成図書R5.3・CAD H29.3)岐阜県電子納品要領(工事完成図書 R7.4)、岐阜県電子納品運用ガイドライン媒体 正1部。発注者が工事情報保管管理システムに登録
静岡県公式で確認できずSFCSXF(SFC)Ver.3.1国交省(情報共有システムは成果作成機能)準拠+県GL静岡県情報共有・電子納品運用ガイドライン R4.10、静岡県CAD製図基準作成方針 R5.3静岡県推奨の情報共有システム
愛知県必要やむを得ない場合はPDFでOTHRSへSFCSXF(SFC/SFZ)国交省(監督員は あいち電子納品活用システム)準拠+県GL愛知県電子納品運用ガイドライン R8.3原則オンライン(あいち建設情報共有システム/電子成果品保管管理システム)
三重県公式で確認できずP21SXF(P21)。施工中のやり取りはSFC等も可独自あり三重県電子納品チェッカー Ver25.0準拠+県マニュアル三重県CALS電子納品運用マニュアル R8.7情報共有システム実施要領
滋賀県公式で確認できずSFCSXF(SFC)+オリジナル(DWG等)※2024年10月版で確認県独自ソフトの公表は確認できず準拠+県GL滋賀県電子納品運用ガイドライン(案)[土木工事編]2026年4月電子納品・保管管理システム
京都府公式で確認できずSFCSXF(SFC)。SFZ・P21・P2Zも可国交省準拠+府GL京都府電子納品ガイドライン(土木工事)(案)R4.3公式で確認できず
大阪府 ★条件付き1億円以上の土木一般・橋梁上部・プラント。1億円未満は写真だけSFCSXF(SFC)独自あり大阪府電子納品チェッカー(R8.4版)必須県独自の要領(国交省R4.3版を準用し一部変更)大阪府都市整備部電子納品要領(案)【工事編】R8.4情報共有システムからオンライン電子納品
兵庫県 ★必要必須書類SFCSXF(SFC)Ver.2以上独自あり兵庫県 電子納品チェッカー準拠+県の運用指針兵庫県工事完成図書の電子納品に関する運用指針(案) R5.10オンライン電子納品システム→保管管理システム。CD-Rは原則なし
奈良県公式で確認できずSFCSXF(SFC/SFZ)独自あり奈良県電子納品チェックソフト(必須)準拠+県GL土木工事の電子納品運用ガイドライン(案) R5.4オンライン納品には対応していない(電子媒体)
和歌山県公式で確認できずP21SXF(P21 または SFC を協議)国交省準拠+県GL電子納品運用ガイドライン 共通編・土木編 R7.4情報共有システム活用ガイドライン R2.6
鳥取県 ★必要図面フォルダは基本的に完成図だけ(日本語名)SFCSXF(SFC)。フォルダ・ファイル名は日本語目視使わない(チェックシートで目視)簡易方式電子納品・情報共有運用ガイドライン R6.9オンライン電子納品試行(受注者希望。成果品は国交省の運用ガイドラインで作る)
島根県 ★必要「01 図面」に最終の図面(日本語名)SFCSXF(SFC)。フォルダ・ファイル名は日本語目視使わない(目視)簡易方式電子納品運用ガイドライン(簡易版)〔土木部〕R5.10媒体(正副+写真原本)。維持管理システムへ登録
岡山県必要発注図がPDF等なら協議SFCSXF(SFC)独自あり岡山県電子納品チェックシステム Ver.2021.0.01.01準拠+県GL岡山県電子納品ガイドライン(案)【工事編】R6.4公共工事施工管理支援(情報共有)システム
広島県協議事前協議で対象書類を決めるP21SXF(P21)国交省県版の要領工事完成図書の電子納品等要領(広島県)R2.8、運用ガイドライン R2.8広島県工事中情報共有システム
山口県公式で確認できずSFCSXF(SFC)国交省準拠+県の実施要領工事及び設計等業務における電子納品実施要領 R7.10オンライン電子納品(県の実施要領ページあり)
徳島県条件付き発注図が紙だけなら完成図も紙で可SFCSXF(SFC)Ver2.0/3.0以上独自あり徳島県電子納品チェッカー Ver24.1.24112準拠+県GL徳島県電子納品運用ガイドライン【土木工事編】R8.11オンライン電子納品実施要領(媒体不要)
香川県協議事前協議チェックシートで決めるSFCSXF(SFC)電子納品チェックソフト(名称の指定なし)県版の要領工事完成図書の電子納品要領(案)R7.4、電子納品・情報共有運用ガイドライン(案)R8.4かがわ建設情報共有システム
愛媛県 ★必要写真と完成図面は電子SFCSXF(SFC/SFZ)独自あり愛媛県電子納品チェックソフト Ver.8(国交省版だけ。簡易版は目視)県独自の要領(国交省版はH20・H28版準拠/簡易版を選ぶ)愛媛県工事完成図書の電子納品要領 R7.3情報共有システム試行
高知県 ★必要DRAWINGFにSFCでSFCSXF(SFC)のみ。P21は使えない独自あり高知県版電子納品チェックシステム(監督職員のチェックも必須)準拠+県GL(国の工事完成図書H28.3・CAD H29.3・写真R2.3)電子納品運用に関するガイドライン 工事編 第5.2.2版(R7.5)媒体(CD-R等)1部。情報共有システム活用工事は対象書類が増える
福岡県条件付き基準どおりの発注図がなければ協議SFCSXF(SFC)国交省準拠+県GL福岡県県土整備部 電子納品運用ガイドライン H31.4情報共有システム(ASP方式)実施要領
佐賀県必要電子納品=工事完成図書SFCSXF(SFC)国交省準拠+県GL佐賀県電子納品運用ガイドライン R8.1公式で確認できず
長崎県公式で確認できず公式で確認できず公式で確認できず公式で確認できず土木部の要領は公式で確認できず(農林部はGL R8.4)情報共有システム運用ガイドライン(土木部)
熊本県 ★必要最終変更図から作るSFCSXF(SFC)チェックソフト(県独自の公表は確認できず)県独自のルールが多い(国要領は平成16年版を指定、熊本県レイヤ)熊本県電子納品運用ガイドライン R8.4オンライン電子納品(My City Construction)R8.4〜
大分県 ★必要図面フォルダ(日本語名)SFCSXF(SFC)。フォルダ・ファイル名は日本語目視使わない(目視)簡易方式大分県電子納品運用ガイドライン〔土木建築部〕【工事編】R2.4情報共有システムで処理した帳票も対象
宮崎県 ★必要写真・完成図・帳票が対象SFCSXF(SFC)独自あり宮崎県電子納品チェッカー ver.24(2025年3月版)準拠+県マニュアル(工事は試行)工事完成図書の電子納品試行要領・運用マニュアル R3.5電子媒体(CD-R 2部)
鹿児島県条件付き納品レベル2以上。1千万円以上は原則レベル2以上SFCSXF(SFC)。WTO案件はP21使う電子納品ソフトのチェッカー(県独自なし)準拠(納品レベル制で一部簡略)鹿児島県電子納品ガイドライン R8.3情報共有システム活用要領
沖縄県公式で確認できずP21SXF(P21)国交省(建設技術センターのチェックソフトも可)準拠+県の手引き電子納品に関する手引き R7.5(要領・基準は国交省版を適用)沖縄県CALSシステム(情報共有+保管管理)

表から読み取れること(受注者の注意点)

  1. 受注者

    CADの「拡張子」を最初に確かめる

    同じ「SXF」でも、SFC形式の県とP21形式の県があります。国交省の要領どおりにP21で作って出すと、SFCの県では作り直しになることがあります。発注図がどちらの形式で来たかと、県のガイドラインの指定を、着手時の事前協議で確かめます。SFCとP21の変換はSXF対応のCADでできます(変換のやり方)。

  2. 受注者

    チェックソフトは「その県の物」を使う

    独自チェッカーがある県では、国交省のチェックシステムでエラー0件でも、県のソフトではエラーが出ることがあります(県独自のファイル名・フォルダ・管理項目があるため)。山梨県のように「国交省のチェックシステムは使わない」と書いている県もあります。県のページから最新版を入れ、古い版はアンインストールしてから入れ替えます。

  3. 受注者

    版は「公告日・契約日」で決まる

    多くの県で、ガイドラインの版は「〇年〇月以降に公告(指名通知・契約)した案件から適用」と決まっています。手元の案件がどの版かは、特記仕様書と公告日で確かめます。

  4. 受注者

    日本語ファイル名の県は、国交省式で作らない

    鳥取・島根・大分(愛媛の簡易版も)は、フォルダ名・ファイル名を日本語にし、管理ファイルもExcel等です。国交省式の英数字フォルダ・XMLで作ると、県の決まりに合いません。

  5. 受注者

    提出のしかた(媒体かオンラインか)を確かめる

    原則オンラインの県(福島・埼玉・長野・山梨・愛知・兵庫など)では、CD-R等の媒体は不要か、例外のときだけです。逆に奈良県のようにオンラインに対応していない県もあります。アカウントの準備に時間がかかるので早めに確かめます。オンライン納品の全体の流れはオンライン電子納品のやり方にあります。

同じ名前の市・県の別の部局と混同しない

「〇〇県」と「〇〇市」(例:千葉県と千葉市、熊本県と熊本市、長崎県と長崎市)は、電子納品のガイドラインもチェックソフトも別です。また同じ県でも、県土整備部(土木)、農林水産部、営繕(建築)、企業局で要領が分かれていることがよくあります。長崎県で今回確認できた令和8年4月のガイドラインは農林部の物で、土木部の物ではありません。

都道府県別の出典(公式ページ)と補足

各県の公式ページのURLを全文で載せます。確認日はすべて2026年11月5日です。

北海道・東北

  • 北海道:建設部 建設管理課の「公共事業の電子調達(CALS/EC)」。情報共有・電子納品運用ガイドライン【工事編】R7.4・【業務編】R7.5・電子納品検査ガイドライン R7.4。発注図がCAD製図基準に準拠したSXF(P21/P2Z)で提供されたときに、電子の完成図を作る決まりです。
    https://www.pref.hokkaido.lg.jp/kn/ksk/CalsTop.html
  • 青森県:県土整備部 整備企画課。ガイドラインは国交省の要領・基準を青森県の運用で補う物(R8.10版、R7.10版など)。青森県電子納品チェッカー Ver25.0(R7.10以降、R8.2.26修正)。公式ページには「公開中のチェッカーはR8.10改定のガイドラインに未対応でエラーが出る」との注意があります。
    https://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kendo/seibikikaku/cals.html
  • 岩手県:岩手県電子納品ガイドライン(H19.3)。記載のない事項は国交省・農水省の要領を準用。業務の電子納品は原則義務、工事は将来の利活用に役立つ物だけ義務で、ほかは協議です。
    https://www.pref.iwate.jp/kendozukuri/kensetsu/1095164/1010914.html
    https://www.pref.iwate.jp/kendozukuri/kensetsu/1095164/1020281.html
  • 宮城県:土木部のガイドラインは、共通仕様書(土木工事委託編)の参考資料に第3版(H18.8、業務向け)が掲載。工事の現行の県独自ルールは公式で確認できませんでした。
    https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/jigyokanri/2index.html
    https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/jigyokanri/itaku-sankou10.html
  • 秋田県:「国土交通省電子納品運用ガイドライン等の秋田県運用事項」としてR8.4.1改定の運用編・テクニカル編を掲載。準拠する国交省の要領の版も一覧で示しています。
    https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/5484
  • 山形県:取扱要領(R3.2.10〜)と運用マニュアル(R7.4.1〜)。オンライン電子納品の試行は土木一式で当初設計価格3,000万円(税抜)以上の工事などが対象です。
    https://www.pref.yamagata.jp/180030/kensei/nyuusatsujouhou/jouhousystem/nouhin.html
    https://www.pref.yamagata.jp/180030/kensei/nyuusatsujouhou/jouhousystem/onlinedenshinouhin.html
  • 福島県:土木部 技術管理課。R8.3.23改定のガイドラインで、電子納品は原則として受注者がオンラインで行い、電子媒体による納品は不要になりました。CAD製図基準はP21/P2Zですが、福島県土木部はSFC/SFZを採用すると明記しています。
    https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/41025b/denshinouhin01.html

関東

  • 茨城県:土木部 検査指導課。ガイドラインR7.3(R7.4以降公告・指名)、チェッカーはガイドラインの版ごとに分かれています。
    https://www.pref.ibaraki.jp/doboku/kensa/kanri/cals/ebidh18/calstop.html
    https://www.pref.ibaraki.jp/doboku/kensa/kanri/nouhinchecker/nouhinchecker.html
  • 栃木県:第11版(R6.4.1以降契約)と栃木県CAD製図基準運用ガイドライン(R6.4)。基礎チェックは国交省のチェックシステム最新版で行い、結果を印刷して報告します。
    https://www.pref.tochigi.lg.jp/h02/pref/jyouhouka/denshikenchou/dennou_gideline.html
  • 群馬県:県土整備部 建設企画課。ガイドラインとチェックソフトは「県土整備部 基準通知システム」から入手します。
    https://www.pref.gunma.jp/page/10897.html
    https://www.pref.gunma.jp/site/denshicheck/130127.html
  • 埼玉県:R8.10.1以降公告の案件に新ガイドライン(国のR8.2改定に合わせ、Windows予約語の禁止などを反映)。R7.4からオンライン電子納品が原則です。
    https://www.pref.saitama.lg.jp/a1001/saitamakenniokerudensinouhin.html
  • 千葉県:県土整備部 技術管理課。土木工事編・委託業務編はH28.1版(H28.1.6以降契約)。R7.3に、ASPを使う業務委託の電子納品の暫定的な取扱いを掲載。
    https://www.pref.chiba.lg.jp/gikan/jigyousha/denshinouhin/youryou.html
  • 東京都:建設局の「工事・委託契約者の方へ」に電子納品関係基準。財務局(建築)・港湾局などは別の基準です。
    https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/application/ukeoi
    → 詳しくは 東京都建設局の電子納品のやり方
  • 神奈川県:県土整備局 都市部技術管理課。
    https://www.pref.kanagawa.jp/docs/m2t/cnt/f4317/p12759.html
    → 詳しくは 神奈川県の電子納品のやり方

中部・北陸

  • 新潟県:R8.2版(R8.2.20以降適用)。土木部(営繕・建築を除く)・交通政策局・農地部・農林水産部の工事が対象です。
    https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/gijutsu/1197303357635.html
  • 富山県:R7.4改定版。国交省の要領に準拠し、差があるときはガイドラインを優先。発注図が基準に合っていないSXFで渡されたときは、その形での納品も認めています。
    https://www.pref.toyama.jp/1510/kendodukuri/doboku/cals.html
  • 石川県:基本は国交省に準拠し、相違点をガイドラインで補います。台帳フォルダは作らない決まりです。
    https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kanri/cals-ec/e_delivery.html
  • 福井県:R8.4.1から、情報共有システム(basepage)からのオンライン電子納品が原則になり、成果品は福井県電子納品保管管理システム(ReX-iF)へ自動登録されます。CADの図面の表題欄も県の様式です。
    https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/kanri/zyouhoukyouyuudensshinouhin.html
  • 山梨県:県土整備部 技術管理課。R8.8.1以降の指名通知・公告から令和8年7月版の要領・マニュアル。1GBを超える成果品はオンライン不可で電子媒体です。 → 詳しくは 山梨県の電子納品のやり方
    https://www.pref.yamanashi.jp/gijutsukanri/49479008234.html
    https://www.pref.yamanashi.jp/gijutsukanri/21791346086.html
  • 長野県:建設部 技術管理室。R8.4.1以降にしゅん工・完了する案件から新しい実施要領。工事帳票と工事写真もオンライン電子納品の対象です。
    https://www.pref.nagano.lg.jp/gijukan/kensei/nyusatsu/cals/torikumi/index.html
  • 岐阜県:技術検査課。工事・業務・電気・機械・営繕・森林ごとの岐阜県電子納品要領と、県独自運用部分のエラーを防ぐ岐阜県電子納品チェックシステム。 → 詳しくは 岐阜県の電子納品のやり方
    https://www.pref.gifu.lg.jp/page/585.html
    https://www.pref.gifu.lg.jp/page/370320.html
  • 静岡県:交通基盤部。R8.3更新のページに、ガイドラインR4.10、事前協議チェックリストR8、CAD製図基準作成方針R5.3。
    https://www.pref.shizuoka.jp/machizukuri/kokyokoji/kensetsuict/1003499/1003500/1029072.html
  • 愛知県:R8.3版で「オンライン電子納品」を原則にしました。CADは「国土交通省等はP21/P2Zだが、愛知県はファイルサイズの小さいSFC/SFZ」と明記しています。
    https://www.pref.aichi.jp/site/cals/densinohin.html
  • 三重県:県土整備部 技術管理課。R8.7.1以降の起案から令和8年7月版マニュアル。チェッカーVer25.0はR8.07マニュアル対応です。
    https://www.pref.mie.lg.jp/common/06/ci600003649.htm

近畿

  • 滋賀県:2026年4月1日以降のガイドラインを掲載。今回、2026年版PDFの本文は文字を読み取れなかったため、CAD形式は2024年10月版(原則SFC、完成図のオリジナルDWG等をCADORGフォルダに格納)で確認しました。
    https://www.pref.shiga.lg.jp/ha01/1627.html
  • 京都府:建設交通部 指導検査課。R4.4.1以降の入札公告に、実施マニュアル(案)とガイドライン(案)R4.3。
    https://www.pref.kyoto.jp/shido-gijyutsu/densinouhin.html
  • 大阪府:都市整備部。
    https://www.pref.osaka.lg.jp/o130030/jigyokanri/giken/denshinouhin.html
    → 詳しくは 大阪府の電子納品のやり方
  • 兵庫県:県土整備部。
    https://web.pref.hyogo.lg.jp/ks03/wd04_000000007.html
    → 詳しくは 兵庫県の電子納品のやり方
  • 奈良県:県土マネジメント部 技術管理課。R5.4版から奈良県電子納品チェックソフトでの確認が必要。工事のガイドラインには「オンラインでの納品には対応していない」とあります。
    https://www.pref.nara.lg.jp/n134/3636.html
  • 和歌山県:県土整備部 技術調査課。共通編・土木編・農業土木編・公共建築編(R7.4)。
    https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/081100/calsec/index.html

中国・四国

  • 鳥取県:ガイドラインに「国土交通省の要領との差異」の表があり、ファイル名は日本語、CADはSFC、管理ファイルはExcel、チェックはチェックシートによる目視、と示しています。R4.11改定で、要領・基準は着手時協議の時点で最新の国交省の物に準じることになりました。 → 詳しくは 鳥取県の電子納品のやり方
    https://www.pref.tottori.lg.jp/171188.htm
    https://www.pref.tottori.lg.jp/318010.htm
  • 島根県:「国の電子納品を簡易にした方法」。フォルダ・ファイル名は日本語、CADはSFC、概要書はExcelでXML不要、チェックシステムは使わず目視です。 → 詳しくは 島根県の電子納品のやり方
    https://www.pref.shimane.lg.jp/infra/kouji/kouji_info/cals_ec/denshi_nohin.html
  • 岡山県:工事編R6.4(単価適用日R6.4.1以降)、業務編R8.4。チェックシステムの検査結果を印刷して提出します。
    https://www.pref.okayama.jp/page/584678.html
    https://www.pref.okayama.jp/page/584683.html
  • 広島県:県の名前の「工事完成図書の電子納品等要領」(R2.8)と運用ガイドライン。
    https://chotatsu.pref.hiroshima.lg.jp/nouhin/index02.html
  • 山口県:土木建築部。実施要領R7.10.1改訂(R7.10.1施行)。R6.9.30以前の案件は旧基準(県の手引き・要領)です。
    https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/soshiki/127/23347.html
  • 徳島県:R8.11.1以降に入札公告・指名通知する工事からR8.11改正版(工事管理ファイルの発注者情報の変更、SFCのバージョン拡大)。
    https://e-denshinyusatsu.pref.tokushima.lg.jp/cals/
  • 香川県:土木部 技術企画課。県の要領(案)R7.4と、電子納品・情報共有運用ガイドライン(案)【土木工事編】R8.4。
    https://www.pref.kagawa.lg.jp/gijutsukikaku/cals-ec/nohi_yoryo.html
  • 愛媛県:土木部 技術企画室。R7.4.1以降に積算する工事・委託に令和7年3月版の要領。電子成果品は「国交省版」(英数字の名前)か「簡易版」(日本語の名前)のどちらかで作ります。 → 詳しくは 愛媛県の電子納品のやり方
    https://www.pref.ehime.jp/page/8103.html
    https://www.pref.ehime.jp/page/8109.html
  • 高知県:土木部 技術管理課。工事編 第5.2.2版はR7.5.1以降の納品物に適用。監督職員のチェックは必須です。 → 詳しくは 高知県の電子納品のやり方
    https://www.pref.kochi.lg.jp/doc/cals-dl/

九州・沖縄

  • 福岡県:設計金額2,000万円以上の工事は実施、未満は試行。業務委託は全件。CADはSFC(P21より容量が約3分の1)と説明しています。
    https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/denshinouhin.html
  • 佐賀県:R8.1一部改定。電子納品は工事完成図書(工事完成図)で、電子的にやり取りした工事書類や写真は「電子検査」の対象です。
    https://www.pref.saga.lg.jp/kiji00326116/
  • 長崎県:土木部の電子納品のページは、今回の確認では本文を取得できず、要領・CAD形式は公式で確認できませんでした。農林部のガイドライン【工事編】(R8.4策定)は、国交省のチェックシステムによるファイル名・レイヤ名のチェックを行わず目視で確かめる方式です。
    https://www.pref.nagasaki.jp/bunrui/machidukuri/kokyo-jigyo/kouji/dennshinouhin/
  • 熊本県:R8.4.1からオンライン電子納品。準拠する国の要領を平成16年6月版などに指定し、熊本県レイヤ・ファイル名・工事番号21桁など独自のルールが多い県です。→ 詳しくは 熊本県のガイドラインの独自ルール、登録の手順は熊本県の電子納品のやり方
    https://www.pref.kumamoto.jp/soshiki/100/1272.html
  • 大分県:土木建築部 建設政策課。予定価格4,000万円以上の工事(建築を除く)が対象。国交省方式のチェックシステムでファイル名やレイヤ名のチェックはせず、目視で確かめます。→ 詳しくは 大分県の電子納品のやり方
    https://www.pref.oita.jp/site/cals-ec/guide.html
  • 宮崎県:県土整備部の工事はR3.5.1から試行(契約後の協議で実施を決定)。業務は宮崎県電子納品ガイドライン【業務編】R3.3。→ 詳しくは 宮崎県の電子納品のやり方
    https://www.pref.miyazaki.lg.jp/gijutsukikaku/shigoto/kokyojigyo/page00101-02.html
    https://www.pref.miyazaki.lg.jp/gijutsukikaku/shigoto/kokyojigyo/nohinchecksoft_dl.html
  • 鹿児島県:R8.4.1以降契約の案件に令和8年3月版。納品レベル0〜3を協議で決め、設計金額1千万円以上は原則レベル2以上です。
    https://www.pref.kagoshima.jp/ah03/infra/kokyo/gizyutu/cals/cals_nouhin.html
  • 沖縄県:土木建築部。要領・基準は国交省版を適用し、R7.5改定の「電子納品に関する手引き」で県の運用を定めています。
    https://www.pref.okinawa.jp/machizukuri/kenchiku/1013306/1013307.html

県の案件に着手するときのチェックリスト

  • 特記仕様書で、電子納品の対象か、適用するガイドラインの版を確かめた
  • 県の公式ページで、公告日・契約日に合う版のガイドライン・要領を入手した
  • 完成図のCAD形式(SFCかP21か、SFZ・P2Zは使えるか)と、ファイル名の付け方(英数字か日本語か)を確かめた
  • 県独自のチェックソフトがあるかを確かめ、最新版を入れた(国交省版を使ってよいかも確認)
  • 提出方法(オンライン・情報共有システム・電子媒体)と、必要なアカウントを確かめた
  • 事前協議チェックシートを県の様式で作り、監督職員と協議した
  • 市や県の別の部局のルールと取り違えていない

あわせて読みたい

参照した公式情報(2026年11月5日確認)

上の「都道府県別の出典」に、各都道府県の公式ページのURLを全文で載せています。表の内容は、それぞれのページに掲載されたガイドライン・要領・マニュアルのPDF(最新版)の本文で確かめました。国土交通省の要領・基準は次のページです。