V-nas Clair コマンドリファレンス【29】編集(頂点・最前面へ移動・最背面へ移動・重複要素削除・表編集・範囲コピー・オブジェクトの作成と貼り付け・形式を選択して貼り付け・リンクの設定) | 電子納品サポート

V-nas Clair コマンドリファレンス【29】編集(頂点・最前面へ移動・最背面へ移動・重複要素削除・表編集・範囲コピー・オブジェクトの作成と貼り付け・形式を選択して貼り付け・リンクの設定)

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編集

頂点

頂点挿入

『編集-頂点-頂点挿入』

機能

線分,ポリライン,ハッチング枠(線分)に頂点を挿入します。

操作方法

1.頂点を挿入する要素を選択してください。【単要素選択モード】

2.挿入位置を指示してください。【座標指示モード】

ヒント

  • ポリラインの始点の前や終点の後に頂点を追加することはできません。その場合は、要素(線分,円弧)を作成して、要素連結(『編集-ポリライン-連続要素連結』コマンド)をしてください。
  • グループ化した要素に対して、頂点の挿入を行うことはできません。
  • ハッチング枠に対して頂点の挿入を行った場合、その枠に対応したハッチングも再描画します。
  • 線分以外で作成したハッチング枠に対しての頂点挿入はできません。

頂点削除

『編集-頂点-頂点削除』

機能

線分,ポリライン,ハッチング枠(線分)の頂点を削除します。

操作方法

1.削除する頂点を指示してください。【単既存点選択モード】

指示した頂点を持つ候補が複数存在する場合

2.候補要素を指示してください。【要素選択モード】

要素種別または要素属性が異なる場合

2.属性を引き継ぐ要素を指示してください。【要素選択モード】

ヒント

  • グループ化した要素に対して、頂点の削除を行うことはできません。
  • ハッチング枠に対して頂点の削除を行った場合、その枠に対応したハッチングも再描画します。
  • 異なる属性間で頂点の削除を行った場合、どちらの属性を引き継ぐか選択します。但し、端点,端部加工タイプ(線分のみ)は、見た目が変化しないように属性を変化します。
  • 頂点が2つ以下になる場合、ハッチング枠に対しての頂点削除を行うことはできません。

最前面へ移動

『編集-最前面へ移動』

機能

指示した要素を最前面へ移動します。

操作方法

1.最前面に表示する要素を指示してください(右クリックで終了します)。【要素選択モード】

ヒント

  • 複数要素を選択した場合は、選択した要素同士の順番は変更せずに、選択した全要素を前面へ移動します。

最背面へ移動

『編集-最背面へ移動』

機能

指示した要素を最背面へ移動します。

操作方法

1.最背面に表示する要素を選択してください(右クリックで終了します)。【要素選択モード】

ヒント

  • 複数要素を選択した場合は、選択した要素同士の順番は変更せずに、選択した全要素を背面へ移動します。

重複要素削除

『編集-重複要素削除』

機能

選択した要素中で重複している要素を削除、統合します。

操作方法

1.要素を選択してください(右クリックで終了します)。【要素選択モード】

2.確認ダイアログを表示します。【重複要素削除:ダイアログ】

3.実行結果を表示します。【重複要素削除 結果:ダイアログ】

ヒント

選択した要素を比較し、要素種別、描画属性、幾何形状が重複している要素を対象にしています。詳しくは【重複要素削除:ダイアログ】を参照してください。

表編集

『編集-表編集』

機能

Excelと同様の操作により表図形を編集します。

操作方法

1.編集する表図形を選んでください。【単要素選択モード】

2.表を編集してください。【表編集:ダイアログ】

3.配置位置を指定してください。【座標指示モード】

ヒント

  • V-nasClair/V-nasで表図形が変更された場合、以下のものだけを表編集ダイアログに反映します。

  -  線分要素,ハッチング要素,文字要素の色
     ※作図時はダイアログでの色しか設定できません。V-nasClair/V-nasで設定された色は編集時に反映されます。

  -  文字要素のサイズと文字列と傾き角度

  -  線分要素の線種,線幅

  • V-nasClair/V-nasで上記以外の変更は表編集ダイアログに反映されないので、編集内容を反映した場合に元と同じにはなりません。(表編集ダイアログで設定された内容で更新されます。)
  • 負数の赤色表示はV-nasClair/V-nas図面上で色を変更しても、表編集ダイアログで元の色が再現されます。
  • インポート,エクスポートできるファイルの種類はCSVファイル(拡張子が.csv),Excel97~2003ファイル(拡張子が.xls)の2種類です。
  • 罫線は下記設定にて線分要素で作図します。
EXCEL表編集ダイアログV-nasClair/V-nas図面上
線種線幅(初期値)
極細線極細線点線(短)0.13
点線,破線点線破線(短)0.13
一点鎖線一点鎖線一点鎖線(短)0.13
二点鎖線二点鎖線実線0.13
細線細線二点鎖線(短)0.25
中二点差線中二点鎖線一点鎖線(短)0.25
中破線中破線破線(短)0.25
中線,太線,二重線,一点斜破線中線実線0.25
極細線細かい点線点線(長)0.13
細線または線幅が0.0なら細線それ以外は中線上記以外



  • 文字要素の文字列が変わった場合でもセルタイプ設定は変えられないので、以下のような場合は表編集にて正しい値が設定されません。

  -  セルタイプが違う文字に変更した場合(例:セルタイプが数値型なのに文字列「AAA」に変更した)

  -  通貨の記号やセパレータの文字タイプを変更した場合

  -  小数点以下桁数を変更した場合

  • 文字のフォントが「標準ベクトル」の場合は、「MS P ゴシック」に変更されます。
  • 図面上で表図形のグループ化が解除されている場合は、表編集の対象になりません。
  • 読み込みを行うExcel/CSVのセルの書式設定の[表示形式]の[分類]が、会計、分数、その他、ユーザー定義のどれかの場合、書式設定は引き継がれませんのでご注意ください。

範囲コピー

『編集-範囲コピー』

機能

指定した矩形エリアの範囲をクリップボードにコピーします。

クリップボードにコピーすると、それまでクリップボードに保存されていた内容は新しい内容と置き換えられます。

※OLE、部品、点群、サーフェス、ソリッド要素は範囲コピーの対象外です。

操作方法

1.範囲始点を指示してください。【座標指示モード】

2.範囲終点を指示してください。【座標指示モード】

ヒント

  • 『表示-回転』で画面の表示回転を行っている場合には貼り付け時に回転は考慮されません。回転処理は貼り付け後に行ってください。

オブジェクトの作成と貼り付け

『編集-オブジェクトの作成と貼り付け』

機能

OLE機能を利用して文書やグラフなどのオブジェクトを図面に挿入して埋め込みます。オブジェクトを作成したアプリケーションに切り替わります。

新しいオブジェクトを図面に挿入したり、既存のファイルからオブジェクトを図面に挿入します。

操作方法

1.オブジェクトを選択してください。【オブジェクトの挿入:ダイアログ】

2.配置位置を指示してください。【座標指示モード】

形式を選択して貼り付け

『編集-形式を選択して貼り付け』

機能

クリップボードにコピーしている内容をOLEオブジェクトとして指定した形式で貼り付けます。

操作方法

1.形式を選択してください。【形式を選択して貼り付け:ダイアログ】

2.配置位置を指示してください。【座標指示モード】

ヒント

  • 貼り付ける要素はあらかじめクリップボードにコピーしてください。

リンクの設定

『編集-リンクの設定』

機能

V-nasClair/V-nas図面中に設定されているリンクの表示の修正を行います。このコマンドは、V-nasClair/V-nas図面中にリンクが設定されていない場合は選択できません。

操作方法

1.リンクの編集を行ってください。【リンク:ダイアログ】