TREND-CORE 活用サポートVol.1 図面から簡単な形状を作成してCIM体験【福井コンピュータ】 | 電子納品サポート

TREND-CORE 活用サポートVol.1 図面から簡単な形状を作成してCIM体験【福井コンピュータ】

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【作業時間の目安:20~30分】

完成イメージ

構造図をもとに、橋脚の3次元モデルを作成してみましょう。

[構造図]

[完成イメージ]

サンプルデータの準備

本サイトで使用するサンプルデータをデスクトップに保存する手順をご説明します。


サンプルデータを保存します。

    サンプルデータ →core_sup_vol.1.zip←をクリックします。

PCにダウンロードされます。

保存先のフォルダを開きます。

ブラウザで保存された場合、基本的にはPCのダウンロードに保存されます。※個人の設定により保存先が変更される事があります。

保存された「core_sup_vol.1」 を右クリックし、[すべて展開]を選択します。

展開先として、「デスクトップ」を選択します。

[展開]をクリックします。


デスクトップに「【サンプル】図面から簡単な形状を作成してCIM体験」フォルダが 保存されます。

TREND-COREの起動

【所要時間(目安):1分】

ここでは、TREND-COREを起動し、画面まわりについて解説します。

1-1 TREND-COREを起動する

[TREND-CORE]をダブルクリック します。


[TREND-COREへようこそ]画面は、[閉じる]をクリックします。

1-2 画面まわりを確認する

TREND-COREの画面まわりを確認します。

下図の読み込み

【所要時間(目安):5分】

2-1 下図を読み込む

サンプルデータを下図として読み込みます。

[ホーム]タブ-[下図]グループ- [下図]-[下図読み込み]をクリック します。

図面ファイルを選択します。

[開く]をクリックします。

倍率を入力します。

任意の箇所をクリックし、図面を配置します。

ツールバーの[全体フィット]をクリックします。

2-2 平面ビューで拡大、縮小表示する

画面を拡大、縮小表示します。

マウスホイールを前後に転がして、 画面を拡大、縮小します。

拡大操作のポイント
拡大したい箇所にマウス合わせてからマウスホイールを前に転がします。


マウスホイールを押したままドラッグして、 画面を移動します。


マウスの両ボタンを押すと、その位置が画面の中心に移動します。(シフト)

  マウスの両ボタンを押したまま、

  右下へドラッグして拡大、

  左上へドラッグして縮小、

  左下へドラッグして前倍率、

  右上へドラッグしてホームエリア

  と画面表示が変更します。

2-3 距離を計測する

距離を計測して、下図の倍率に誤りがないか確認します。

ツールバー[計測]-[点間]を クリックします。


スナップモード[グリッド]をオフにします。


正面図を拡大し、フーチング厚3000の寸法線を表示します。


寸法線の端点を2点クリックします。

図面の寸法値と計測結果があっていること を確認します。

計測結果の画面は[閉じる]ボタンを クリックします。

3次元モデルを作成する前に

2次元の図面から3次元モデルを作成する際の基本の考え方をご説明します。


基本的には、 「平面図」(立体を上から見た図)をもとに 形状をトレースします。

平面図では確認することができない高さなどの 情報は、「正面図」(立体を横から見た図) を参照して入力します。

はじめに、高さの基準となるDL=0mの位置を イメージします。

ここでは、フーチングの上端を 0mのラインであると仮定します。

フーチングの入力

【所要時間(目安):4分】

ここでは、厚さ3000mmのフーチング(直方体)を入力する操作を解説します。


[ホーム]タブ-[部品]グループ- [汎用]-[汎用オブジェクト作成]を クリックします。

[汎用オブジェクト作成]タブ-[立体] グループ-[板状体]をクリックします。

[ソリッドカラー]で[標準色]- [25%灰色]を選択します。

[厚さ]を入力します。手入力も可能ですが、 ここでは図面上の寸法値から取得します。

正面図のフーチング厚「3000」をクリック します。

平面図のフーチング左下をクリックします。

平面図のフーチング右上をクリックします。

右クリック[選択]をクリックして、 フーチングの入力を終了します。

3Dビューでの視点回転について
3Dビューでは、平面ビューと同様、 拡大・縮小、画面移動が可能です。 それに加え、右ボタンドラッグで 視点を回転することもできます。

柱の入力

【所要時間(目安):2分】

ここでは、4で入力したフーチングの上に、
高さ7400mmの柱(直方体)を入力する操作を解説します。

5-1 表示方法を変更する

柱の配置位置を確認しやすくするため、平面ビューの色を非表示にします。

[表示設定]-[2D色を有効にする。]を クリックしてオフにします。

5-2 柱を入力する

高さ7400mmの柱を入力します。


[汎用オブジェクト作成]タブ-[立体] グループ-[板状体]をクリックします。

柱の下端が高さ0mの位置になるように 配置しますので、 [配置基準]を[下]に変更します。

[厚さ]は手入力、もしくは[文字列参照]を利用して、「7400」と入力します。

平面図の柱左下をクリックします。

平面図の柱右上をクリックします。

右クリック[選択]をクリックします。

梁の入力

【所要時間(目安):5分】

ここでは、5で入力した柱(直方体)の上に、梁を入力する操作を解説します。

6-1 梁の入力概要

梁の形状を確認すると、
・[A]:下面と上面の大きさが異なる「四角錐台」
  (厚さ2000mm)と
・[B]:下面と上面の大きさが同じ「四角柱」
  (厚さ1500mm)で

構成されていることが確認できます。

はじめに、[A]:下面と上面の大きさが異なる「四角錐台」を入力後、[A]の上面を引っ張って変形することで 1つの梁としてオブジェクトを作成します。

6-2 梁[A]を入力する(下面と上面の大きさが異なる形状)

下面と上面の大きさが異なる四角錐台、梁[A]を入力します。

[汎用オブジェクト作成]タブ-[立体] グループ-[ブロック]-[ブレンド体]を クリックします。

梁の下端が高さ7400mmの 位置になるように配置しますので、 [配置高]に「7400」と入力します。

[ソリッドカラー]で[標準色]- [25%灰色]を選択します。

平面図の梁[A]下面の左下をクリック します。

続けて、梁[A]下面の右上をクリックします。

平面図の梁[A]上面の左下をクリック します。

続けて、梁[A]上面の右上をクリックします。

[高さ]に梁[A]の厚み「2000」と入力 します。

[OK]をクリックします。

右クリック[選択]をクリックし、 梁[A]の入力を終了します。

6-3 梁[A]を編集する

梁[A]の上面を引っ張って、梁[B](厚さ1500mm)部分を作成し、梁の形状を完成させます。

[立体編集]グループ-[スイープ]をクリックします。

3Dビューで、引っ張りたい面をクリックします。 ここでは、梁[A]の上面をクリックします。

tabキーを押して、[距離]に「1500」と入力し、enterキーを押します。

[OK]をクリックします。

右クリック[選択]をクリックし、 梁の変形を終了します。

以上で、橋脚の作成は終了です。

作成した3Dモデルを登録する場合は、 「7.汎用オブジェクトの登録と配置」へお進みください。

補足 梁-その他の入力方法について

3次元モデルの入力方法は様々です。
ここではその一例として、[ブレンド体]、[スイープ]以外のコマンドを利用した梁の入力方法を解説します。

■ 入力概要
梁の形状を確認すると、
・[A]:下面と上面の大きさが異なる「四角錐台」(厚さ2000mm)と、
・[B]:下面と上面の大きさが同じ四角柱(厚さ1500mm)で
構成されていることが確認できます。

はじめに、[B]:下面と上面の大きさが 同じ四角柱を入力後、四角柱と柱の間に面 (傾斜面)を入力し、オブジェクトを作成します。

■ 梁[B]の入力

[汎用オブジェクト作成]タブ-[立体] グループ-[板状体]をクリックします。

[基準高]に梁[B]上面の高さ「10900」と入力します。

[配置基準]を[上]に変更します。

[厚さ]は手入力、もしくは[文字列参照]を利用して、「1500」と入力します。

梁[B]の左上をクリックします。

梁[B]の右下をクリックします。

右クリック[選択]をクリックします。


■ 梁[A]の入力

[立体]グループ-[傾斜面]をクリック します。

[ソリッドカラー]で[標準色]- [25%灰色]を選択します。

3Dビューで、梁[B]の1辺の始点をクリックします。

梁[B]の1辺の終点をクリックします。

柱の1辺の始点をクリックします。

柱の1辺の終点をクリックします。


右クリック[OK]をクリックします。


 の作業を繰り返し、すべての面を入力 します。

汎用オブジェクトの登録と配置

【所要時間(目安):3分】

ここでは、6までで作成した橋脚を登録して、配置する操作を解説します。

7-1 基準点を設定する

配置時の基準点を指定します。

[汎用オブジェクト作成]タブ-[ツール] グループ-[基準点]をクリックします。

3Dビューで、フーチング上端の左下をクリック します。

[閉じる]グループ-[閉じる]をクリック します。

7-2 汎用オブジェクトを登録する

作成した橋脚を登録します。

3Dビューで、作成した橋脚をクリックします。

[登録]をクリックします。


[グループ]に「練習」、[名称]に「橋脚」と入力します。

[OK]をクリックします。


右クリック[選択]をクリックして、 橋脚の選択状態を解除します。

7-3 汎用オブジェクトを配置する

登録した橋脚を配置します。ここでは、任意の箇所に配置します。

[ホーム]タブ-[部品]グループ- [汎用]-[汎用オブジェクト配置]を クリックします。

部品ボタンをクリックします。

[練習]をクリックします。

[橋脚]をクリックします。

[OK]をクリックします。

ここでは、平面ビューで 配置位置をクリックします。

右クリック[選択]をクリックします。

操作は以上です。

作業データを保存する場合は、[TREND-COREボタン]-[名前を付けて保存]を選択してください。