2章 コマンド『施工』
5 ツール
5-1 オプション
『施工-ツール-オプション』
※同名称のコマンドの説明が、「V-nasコマンドリファレンス」にも載っていますが、V-FIELDご利用の場合は本書の説明をご参照下さい。
機能
施工コマンドのうち、座標杭、丈量表、展開図、修正値作図に関する各種設定を行います。
操作方法
1.座標杭・丈量表の設定をして下さい。【オプション:ダイアログ】
◆ オプション:ダイアログ
機能
座標杭、丈量表、展開図、修正値作図、トラバースに関する設定を行います。
説明
[設定初期化]ボタン
ダイアログで設定した内容を初期状態に戻します。
[設定読込]ボタン
設定を読み込みます。【ファイルを開く:ダイアログ】
[設定保存]ボタン
ダイアログで設定した内容を保存します。【名前を付けて保存:ダイアログ】
◆ 描画設定:タブ
機能
座標杭、丈量表、展開図、修正値作図、トラバース各項目のレイヤ等の設定を行います。
説明
[項目]リストで選択した項目についてレイヤ・色・線種・線幅・文字サイズの設定を行います。
[項目]リスト
設定したい項目を選択します。
[レイヤ名称]コンボボックス
選択した項目のレイヤを設定します。
[色]コンボボックス
選択した項目の色を設定します。
[線種]コンボボックス
選択した項目の線種を設定します。
[線幅]コンボボックス
選択した項目の線幅を設定します。
[文字サイズ]コンボボックス
選択した項目の文字サイズを設定します。
◆ 作図設定:タブ
機能
座標杭、丈量表、展開図、修正値の各作図設定を行います。
説明
作図基準、小数点以下桁数、作図項目の選択等を行います。
[作図時に基準とする値]グループ
丈量表を作図する場合に基準として考える値を実測値とするか、設計値とするかを選択します。基準とした値は、面積表では下段に、展開図では各辺に近い位置に描画されます。この設定は、『施工-丈量表-ヘロン法:辺長』コマンドおよび『施工-展開図-展開図』コマンドで作図する場合のみ有効です。
[実測値]ラジオボタン
実測値を基準にします。
[設計値]ラジオボタン
設計値を基準にします。
[小数点以下桁数]グループ
小数点以下桁数の設定を行います。
[座標値]エディットボックス
座標値の小数点以下桁数を設定します。
[長さ]エディットボックス
長さの小数点以下桁数を設定します。
[面積]エディットボックス
面積の小数点以下桁数を設定します。
[地積]エディットボックス
地積の小数点以下桁数を設定します。
[標高]エディットボックス
標高の小数点以下桁数を設定します。
[補助線作図]グループ
作図する補助線を選択します。
[高さ線]チェックボックス
高さ線の作図の有無を設定します。
[外郭線]チェックボックス
外郭線の作図の有無を設定します。
[稜線]チェックボックス
稜線の作図の有無を設定します。
[三角形記号円]チェックボックス
三角形記号円の作図の有無を設定します。
[座標杭]グループ
座標杭を設定します。
[点タイプ設定]ボタン
座標杭の点タイプを選択します。【点の変更:ダイアログ】
[点名称を作図する]チェックボックス
点名称の作図の有無を設定します。
[X,Y座標値を作図する]チェックボックス
X,Y座標の作図の有無を設定します。
[標高値を作図する]チェックボックス
標高値の作図の有無を設定します。
[配置方向]コンボボックス
配置方向を設定します。
[配置距離]エディットボックス
配置距離を設定します。
[表列幅]グループ
座標一覧表、丈量表、展開図、トラバース計算の各表作図時の、列幅を設定します。
(表列幅、各項目のチェックがOFFの場合は、作図文字数を考慮した列幅で作図を行います。)
[点名・記号]チェックボックス
点名・記号が含まれる場合、表列幅を設定します。
[座標]チェックボックス
座標が含まれる場合、表列幅を設定します。
[標高]チェックボックス
標高が含まれる場合、表列幅を設定します。
[長さ]チェックボックス
長さが含まれる場合、表列幅を設定します。
[面積]チェックボックス
面積が含まれる場合、表列幅を設定します。
[角度]チェックボックス
角度が含まれる場合、表列幅を設定します。
[補正]チェックボックス
補正が含まれる場合、表列幅を設定します。
◆ 点の変更:ダイアログ
機能
座標杭の設定を行います。
説明
[タイプ]グループ
座標杭の点のタイプを選択します。
[サイズ]エディットボックス
点のサイズを設定します。
[回転角]エディットボックス
点の回転角を設定します。
◆ 丈量表:タブ
機能
丈量表の各タイプ設定を行います。
説明
[平方メートルの表現]グループ
丈量表内の平方メートルの表現を選択します。
[㎡]ラジオボタン
平方メートルの表現を ㎡ とします。
[m2]ラジオボタン
平方メートルの表現を m2 とします。
[座標面積法の方法]グループ
座標面積法による丈量表のタイプを選択します。
[倍横距法]ラジオボタン
丈量表を倍横距法により作図します。
[直角座標法 Σyn(xn+1-xn-1)]ラジオボタン
丈量表を直角座標法により作図します。計算をΣyn(xn+1-xn-1)で行います。
[直角座標法 Σxn(yn+1-yn-1)]ラジオボタン
丈量表を直角座標法により作図します。計算をΣxn(yn+1-yn-1)で行います。
[丸め]グループ
丈量表の計算において、数値の丸め方法を選択します。
[四捨五入]ラジオボタン
数値の丸めを四捨五入で行います。
[切り上げ]ラジオボタン
数値の丸めを切り上げで行います。
[切り捨て]ラジオボタン
数値の丸めを切り捨てで行います。
[三斜法で作図の場合、辺長を底辺と高さのみ作図]チェックボックス
チェックボックスをONにすると、三斜法で作図の場合、辺長を底辺と高さのみに作図します。OFFの場合は全ての辺に辺長を作図します。
[三斜法・ヘロン法で補助線を作図しない場合でも辺長を作図]チェックボックス
チェックボックスをONにすると、三斜法・ヘロン法で作図の場合、該当する辺長を作図します。
[三斜法・ヘロン法の辺長の作図位置]
[外側に作図]ラジオボタン
三斜法・ヘロン法で作図の場合、外郭線の辺長を外側に作図します。
[内側に作図]ラジオボタン
三斜法・ヘロン法で作図の場合、外郭線の辺長を内側に作図します。
[座標面積法で作図の場合、辺長を作図]チェックボックス
チェックボックスをONにすると、座標面積法で作図の場合、辺長を作図します。OFFの場合は辺長を作図しません。
[座標面積法で作図の場合、点名称を作図(座標杭位置を除く)]チェックボックス
チェックボックスをONにすると、座標面積法で作図の場合、頂点に点名称を作図します。また、名称のみ作図するか、座標杭として作図するかの選択が有効になります。
[名称のみ作図]ラジオボタン
[座標面積法で作図の場合、点名称を作図(座標杭位置を除く)]チェックボックスがONの場合選択可能です。頂点位置に点名称を作図します。
[座標杭として作図]ラジオボタン
[座標面積法で作図の場合、点名称を作図(座標杭位置を除く)]チェックボックスがONの場合選択可能です。頂点位置に座標杭を作図します。
[倍面積から面積の計算、ヘロン法のsの計算において、指定+1桁とる]チェックボックス
チェックボックスをONにすると、倍面積から面積を求める場合、ヘロン法のsを求める段階で該当する小数点以下の指定より1桁多くとって計算します。
[面積表を作図後、csvファイル出力を行う]チェックボックス
チェックボックスをONにすると、丈量表コマンドで面積表を配置後、それぞれの面積表の形式でcsvファイルに出力する操作に進みます。
[辺長をmm単位で作図]チェックボックス
チェックボックスをONにすると、作図する辺長をmm単位で作図します。辺長作図においてmm単位で作図する場合の小数点以下の桁数は、長さ項目「m」単位で設定されている桁数-3になります。
例:「m」単位で小数点以下3桁で設定されている場合、mm単位では小数点以下0桁になります。
[辺長の計算を切捨てで行う]チェックボックス
チェックボックスをONにすると、辺長を指示した2点の座標から求める場合、設定されている桁数で切り捨てで求めます。(OFFの場合は四捨五入で求めます。)
[三斜法コマンド 記号名称]コンボボックス
三斜法コマンドで作図する記号名称を設定します。
[ヘロン法コマンド 記号名称]コンボボックス
ヘロン法コマンドで作図する記号名称を設定します。
◆ トラバース:タブ
機能
トラバース計算の各設定を行います。
説明
[小数点以下桁数]グループ
小数点以下の桁数を設定します。
[角度(秒)]エディットボックス
角度項目の秒単位の小数以下桁数を設定します。0桁から2桁まで設定できます。
[計算時の数値丸め]グループ
計算時の数値丸めをどちらにするか選択します。
[計算の段階で丸める]ラジオボタン
計算の各段階ごとに指定の桁数で四捨五入します。
[最終結果のみ丸める]ラジオボタン
計算の最終結果の段階で指定の桁数で四捨五入します。
[誤差配分]グループ
閉合トラバースもしくは結合トラバースの計算において、誤差配分の方法を選択します。
[コンパス法]ラジオボタン
誤差配分の方法をコンパス法に設定します。
[トランシット法]ラジオボタン
誤差配分の方法をトランシット法に設定します。
◆ 展開図:タブ
機能
展開図作図時の各設定を行います。
説明
[測点の作図位置]グループ
測点を作図する場合の位置等を設定します。
[a辺(c辺)上に作図]ラジオボタン
測点をa辺(c辺)上に作図します。
[a辺(c辺)横に作図]ラジオボタン
測点をa辺(c辺)横に作図します。
[下線を作図する]チェックボックス
測点の作図位置が、a辺(c辺)横の場合に選択可能です。チェックボックスがONの場合、測点 部に下線を作図します。
[測点の文字方向]グループ
測点の文字を作図する場合の文字方向を選択します。
[進行方向上向き]ラジオボタン
作図図形進行方向上向きに測点を作図します。
[進行方向下向き]ラジオボタン
作図図形進行方向下向きに測点を作図します。
[辺長(距離)の文字方向]グループ
台形・台形全幅タイプ作図の場合、辺長(距離)の文字方向を選択します。
[台形・台形全幅の場合基準辺から落ちない方向で作図]ラジオボタン
台形・台形全幅タイプ作図の場合、辺長(距離)の文字を基準辺から落ちない方向で作図します。
[台形・台形全幅の場合進行方向上向きで作図]ラジオボタン
台形・台形全幅タイプ作図の場合、辺長(距離)の文字を進行方向上向きで作図します。
[台形の場合、辺長左右合計を作図]チェックボックス
チェックボックスがONの場合で台形タイプ作図の場合、左右の辺長合計を作図します。
[ヘロン法sの計算において、指定+1桁とる]チェックボックス
チェックがONの場合、指定小数桁より、ひとつ下の小数をとって計算します。
チェックがOFFの場合、指定桁で計算します。
[面積表を作図後、csvファイル出力を行う]チェックボックス
チェックがONの場合、面積表形式のcsvファイルを出力することができます。
(『施工-展開図-展開図』コマンド【展開図:ダイアログ】において、面積表の作図を行った場合、面積表配置後に【名前をつけて保存ダイアログ】が表示されます。)
チェックがOFFの場合、csvファイルの出力は行いません。
[設計←→実測コピー時の丸め]グループ
設計値から実測値、実測値から設計値にコピーする場合の丸め方法を選択します。
[同値をコピー]ラジオボタン
全く同じ値でコピーします。
[小数以下-1桁で四捨五入]ラジオボタン
指定小数桁のひとつ上の位に四捨五入します。
例:小数以下3桁の場合
12.142 → 12.140
12.146 → 12.150
[小数以下同桁で二捨三入]ラジオボタン
指定小数桁で二捨三入します。
例:小数以下3桁の場合
12.142 → 12.140
12.143 → 12.145
12.147 → 12.145
12.148 → 12.150
[平方メートルの表現]グループ
平方メートルの表現を選択します。
[m2]ラジオボタン
[m2]で作図する場合選択します。
[m2]ラジオボタン
[m2]で作図する場合選択します。
[丸め]グループ
展開図の計算において、数値の丸め方法を選択します。
[四捨五入]ラジオボタン
数値の丸めを四捨五入で行います。
[切り上げ]ラジオボタン
数値の丸めを切り上げで行います。
[切り捨て]ラジオボタン
数値の丸めを切り捨てで行います。
◆ 舗装展開図:タブ
機能
舗装展開図作図時の各設定を行います。
説明
[測点の作図位置]グループ
測点を作図する場合の位置等を設定します。
[上に作図]ラジオボタン
幅員の上に測点を作図します。
[横に作図]ラジオボタン
幅員の横に測点を作図します。
[下線を作図する]チェックボックス
[測点の作図位置]グループで、[横に作図]を選択した場合のみ選択することができます。
[測点の文字方向]グループ
測点の文字を作図する場合の文字方向を選択します。
[進行方向上向き]ラジオボタン
作図図形進行方向上向きに測点を作図します。
[進行方向下向き]ラジオボタン
作図図形進行方向下向きに測点を作図します。
[車道幅員の左右合計を作図]チェックボックス
車道幅員の左右合計をカッコ書きで作図します。
[面積表を作図後、csvファイル出力を行う]チェックボックス
チェックがONの場合、面積表形式のcsvファイルを出力することができます。
(『施工-展開図-舗装展開図』コマンド【舗装展開図:ダイアログ】において、面積表の作図を行った場合、面積表配置後に【名前をつけて保存ダイアログ】が表示されます。)
チェックがOFFの場合、csvファイルの出力は行いません。
[設計←→実測コピー時の丸め]グループ
設計値から実測値、実測値から設計値にコピーする場合の丸め方法を選択します。
[同値をコピー]ラジオボタン
全く同じ値でコピーします。
[小数以下-1桁で四捨五入]ラジオボタン
指定小数桁のひとつ上の位に四捨五入します。
例:小数以下3桁の場合
12.142 → 12.140
12.146 → 12.150
[小数以下同桁で二捨三入]ラジオボタン
指定小数桁で二捨三入します。
例:小数以下3桁の場合
12.142 → 12.140
12.143 → 12.145
12.147 → 12.145
12.148 → 12.150
[平方メートルの表現]グループ
平方メートルの表現を選択します。
[m2]ラジオボタン
[m2]で作図する場合選択します。
[m2]ラジオボタン
[m2]で作図する場合選択します。
[丸め]グループ
展開図の計算において、数値の丸め方法を選択します。
[四捨五入]ラジオボタン
数値の丸めを四捨五入で行います。
[切り上げ]ラジオボタン
数値の丸めを切り上げで行います。
[切り捨て]ラジオボタン
数値の丸めを切り捨てで行います。
[面積表の作図設定]グループ
面積表を作図する場合の作図設定を選択します。
[平均幅員を作図する]ラジオボタン
チェックがONの場合、面積表に平均幅員を作図します。
[車道に左幅員と右幅員を作図する]ラジオボタン
チェックがONの場合、面積表に車道の左幅員と右幅員を作図します。
◆ ファイルを開く:ダイアログ
機能
設定を保存したファイルを読み込みます。
説明
[ファイルの場所]コンボボックス
ファイルが保存されているフォルダを選択します。
[ファイル名]エディットボックス
INIファイルを選択または入力します。
[ファイルの種類]コンボボックス
[ファイル名]エディットボックスに表示するファイル形式を選択します。
◆ 名前を付けて保存:ダイアログ
機能
設定をINIファイルに保存します。
説明
[保存する場所]コンボボックス
ファイルを保存するフォルダを選択します。
[ファイル名]エディットボックス
座標データを保存するファイルの名称を入力します。
[ファイルの種類]コンボボックス
保存するファイルの形式を選択します。