神奈川県の電子納品のやり方|県土整備局 電子納品運用ガイドライン(令和7年7月一部改定)・SFC形式・神奈川県電子納品チェッカー・保管管理システムへの登録 | 電子納品サポート

神奈川県の電子納品のやり方|県土整備局 電子納品運用ガイドライン(令和7年7月一部改定)・SFC形式・神奈川県電子納品チェッカー・保管管理システムへの登録

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受注者向け 実務ガイド

神奈川県の電子納品のやり方
県土整備局 電子納品運用ガイドライン(令和7年7月一部改定)

神奈川県県土整備局の工事は、国土交通省の要領をもとにした県の「電子納品運用ガイドライン」で電子納品します。CADはSFC形式、写真も図面も同じCD-R(DVD-R)に入れる、チェックは神奈川県電子納品チェッカー、完成検査の後に保管管理システムへ登録、と国交省とはちがう決まりがあります。

2026年11月5日に、神奈川県の「電子納品運用ガイドライン」「電子納品保管管理システム」のページと、電子納品運用ガイドライン<工事編>【土木工事版】令和4年10月(令和7年7月一部改定)の本文で確認しました。対象は県土整備局の土木工事(下水道事業を含む)です。建築工事、企業庁、横浜市・川崎市・相模原市などの市は別のガイドラインです。

このページでわかること

  • 使うガイドラインの版と、準拠する国土交通省の要領の年版
  • 国土交通省のやり方とのちがい
  • 電子成果品を作る手順とCAD形式
  • 神奈川県電子納品チェッカーの入手と使い方
  • 電子納品保管管理システムへの登録、問い合わせ先、提出前チェック
先に結論
  • 令和7年7月1日から「電子納品運用ガイドライン<工事編>【土木工事版】令和4年10月(令和7年7月一部改定)」を使います(令和8年1月にURLを更新)。
  • ガイドラインにない事項は、国土交通省の工事完成図書の電子納品等要領 令和3年3月、CAD製図基準 平成29年3月、デジタル写真管理情報基準 令和2年3月に準拠します。国交省の最新版(令和8年2月)ではありません。
  • 完成図はSXF(SFC)形式。図面・写真・書類を全部同じ電子媒体に入れます。オンライン電子納品には対応していません(CD-R・DVD-Rで納品)。
  • チェックは神奈川県電子納品チェッカー((公財)神奈川県都市整備技術センターが無償提供)。特記仕様書で指定された案件は、完成検査の合格後に電子納品保管管理システムへ登録します。

使うガイドラインと準拠する国の要領

種類名前と年版
県のガイドライン電子納品運用ガイドライン<工事編>【土木工事版】令和4年10月(令和7年7月一部改定)。業務は<土木委託業務等編>令和4年10月
国の要領(一般)工事完成図書の電子納品等要領 令和3年3月
国の基準(土木)CAD製図基準 平成29年3月、デジタル写真管理情報基準 令和2年3月
地質地質・土質調査成果電子納品要領 平成28年10月、電子納品運用ガイドライン【地質・土質調査編】平成30年3月
電気通信・機械設備協議により、工事完成図書の電子納品等要領 電気通信設備編・機械設備工事編(平成31年3月)、CAD製図基準 電気通信設備編・機械設備工事編(平成29年3月)

公式ページには、移行措置として受発注者の協議で旧版ガイドライン(平成29年4月、令和3年4月一部改定)で指定した要領に準拠できる、ただし旧版の「1-3-2 移行に伴う措置」に書かれた要領には準拠できない、と書かれています。どの版で作るかは事前協議で決めます。

国土交通省のやり方とのちがい

ガイドラインの巻末にある「国土交通省の要領類と神奈川県のガイドラインの相違点一覧」から、受注者の作業に関わる所をまとめました。

項目神奈川県(令和4年10月・令和7年7月一部改定)国土交通省(令和3年3月版の場合)
オンライン電子納品非対応(電子媒体で納品)対応
電子成果品の中身図面・写真・書類の全部を同じ電子媒体に入れる。対象書類の名前・格納フォルダをガイドラインで詳しく指定工事完成図・台帳・地質データ等。写真は電子媒体、工事帳票は情報共有システム
工事写真電子納品の対象にし、同じ電子媒体に入れる別の電子媒体に入れる
図面ファイル形式SXF(SFC)。変換できない場合は協議でPDFとオリジナル形式SXF(P21)必須
工事管理ファイルの工事番号コリンズ登録番号(旧版は県の工事施行管理システムの鏡番号だった)CCMS設計書番号
施設名称発注者が具体的な施設名を指示(保管管理システムでの検索のため)任意
発注者コードコリンズのコードに準じてガイドラインで指定(本庁所属を独自に追加)発注者コード表
チェック用ソフト神奈川県電子納品チェッカー電子納品チェックシステム(土木)
協議チェックシート受発注者の必須確認事項を明確化した県の様式―

電子成果品の作り方(ガイドライン5.1の手順)

  1. 受注者

    日ごろからデータを整理し、複数のバックアップをとる

    納品時にまとめて電子化せず、少しずつ分類しておきます。

  2. 受注者

    最終データを作業フォルダに集め、中身と形式を確かめる

    CADデータはSXFビューア等で目視確認します。

  3. 受注者

    電子成果品作成支援ソフトで格納形式に整える

    市販ソフトは「工事完成図書の電子納品等要領(令和3年版)国土交通省」に対応している物を選びます。

  4. 受注者

    神奈川県電子納品チェッカーでエラーがないか確かめる

    準拠する要領と年版、管理ファイルの必須項目に関わるエラーは必ず直します。軽微なエラーは協議のうえでそのまま納品できます。

  5. 受注者

    CD-R(DVD-R)に書き込む(正・副の2枚)

    最新のウイルスチェックソフトでチェックします。

  6. 受注者

    焼いた媒体をチェッカーでもう一度チェックし、結果を印刷する

  7. 受注者

    ラベルと電子媒体納品書を作る

    ラベルは作成支援ソフトの機能でも手書きでもかまいません。令和3年4月の改定で、CDラベルの署名・捺印欄と電子媒体納品書の押印は廃止されています。

完成図のCAD形式とファイル名

場合形式注意
原則SXF(SFC)形式、DRAWINGFフォルダCAD製図基準に従って作った図面をSFCに変換。データの欠落や表現のちがいがないか、SXF対応CADで目視確認
SFCへの変換が難しい(協議)PDF(ベクタPDF)オリジナルファイル(JWW・DXF等)もあわせて納品
図面が紙だけ(協議)PDF(ラスタPDF)スキャナで読み取り。300dpi程度・10MB以内を推奨

ファイル名は「001C0PLZ-平面図.SFC」のように、CAD製図基準の名前のあとに図面名を付けた例がガイドラインに載っています(発注図は改訂履歴「0」、完成図は「Z」)。完成図フォルダには図面管理ファイル(DRAWINGF.XML・DRAW04.DTD)を作ります。発注者が提供した発注図はDRAWINGSフォルダです。P21からSFCへの変換はSXFの違いと変換のやり方を参考にしてください。

神奈川県電子納品チェッカーの入手

  • (公財)神奈川県都市整備技術センターが無償で提供しています。県の「電子納品運用ガイドライン」のページの「神奈川県電子納品チェッカー」の欄から、センターの「電子納品保管管理手続き」のページへ進んでダウンロードします。
  • 県土整備局の電子納品をする受注者は、保管管理システムへの登録がない案件でも使えます。
  • 保管管理システムへの登録では、ガイドラインに合っていない成果品はエラーになり登録できません。チェッカーで先に直しておきます。

提出と電子納品保管管理システムへの登録

  1. 受注者

    監督員へ納品する

    電子媒体(正・副)、電子媒体納品書、チェック結果の印刷物を出します。

  2. 受注者

    登録対象かを確かめる

    設計図書に「電子成果品の保管登録に関する特記仕様書」が付いている案件が登録の対象です。最新の「電子納品登録手順書」を見て手続きします。

  3. 受注者

    完成検査に合格したら、登録機関へ送る

    ①事前登録書の写し、②電子成果品のCD(DVD)の副ディスク、③チェックソフトのチェック結果の印刷物を、郵送か持参で登録機関((公財)神奈川県都市整備技術センター)へ納めます。

  4. 登録機関

    登録できるかを確認する

    基本事項を確認し、登録できない構成なら修正・再提出を依頼します。依頼が来たら速やかに直して出し直します。登録の確認は、成果品の内容やCADの基準への準拠まで確かめる物ではありません。

問い合わせ先

  • ガイドラインの内容:神奈川県 県土整備局 都市部技術管理課 積算システムグループ(電話 045-210-6112)
  • 保管管理システム・チェッカー:(公財)神奈川県都市整備技術センター 保管管理担当(電話 0467-58-2934、電子メール hokan@toshiseibi.or.jp)。ガイドライン9.6に記載。
  • 案件の対象書類や媒体:まず監督員と協議します。

提出前チェックリスト

  • 使うガイドラインが令和4年10月(令和7年7月一部改定)版で、準拠する国の要領の年版(令和3年3月・平成29年3月・令和2年3月)に合わせて作った
  • 協議チェックシート(県の様式)で対象書類を決め、施工計画書に添付した
  • 工事管理ファイルの工事番号(コリンズ登録番号)・施設名称・発注者コードを、ガイドラインと発注者の指示どおりに入れた
  • 完成図がSXF(SFC)でDRAWINGFに入っている(PDFにした場合は協議済みでオリジナルも入れた)
  • 写真も同じ電子媒体に入っている
  • 神奈川県電子納品チェッカーで、媒体を焼く前と後の両方をチェックし、結果を印刷した
  • ウイルスチェックをした
  • 電子媒体(正・副)、電子媒体納品書、チェック結果を用意した
  • 保管登録の対象なら、完成検査後に登録機関へ副ディスク等を送る準備をした

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参照した公式情報(2026年11月5日確認)