大阪府の電子納品のやり方|都市整備部電子納品要領(案)令和8年4月版・SFC形式・大阪府電子納品チェッカー・対象工事と提出物 | 電子納品サポート

大阪府の電子納品のやり方|都市整備部電子納品要領(案)令和8年4月版・SFC形式・大阪府電子納品チェッカー・対象工事と提出物

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受注者向け 実務ガイド

大阪府の電子納品のやり方
都市整備部電子納品要領(案)令和8年4月版

大阪府都市整備部の工事は、国土交通省の要領・基準をもとにした「大阪府都市整備部電子納品要領(案)」で電子納品します。CADはSFC形式、チェックは大阪府電子納品チェッカーが必須、工事管理ファイルの適用要領基準も大阪府の値、と国交省のやり方のままでは合わない所があります。受注者が着手から提出までに押さえる点をまとめました。

2026年11月5日に、大阪府の電子納品のページ、大阪府都市整備部電子納品要領(案)〔工事編〕令和8年4月(令和8年8月の第1回正誤表を含む)、改定・一部修正の通知で確認しました。対象は大阪府都市整備部(住宅建築局を除く)の工事です。大阪市など府内の市町村は別のルールです。

このページでわかること

  • どの要領のどの版を使うか(契約日で決まる)
  • 電子納品の対象になる工事
  • 国土交通省のやり方とのちがい
  • フォルダ構成・ファイル名・CAD形式
  • 大阪府電子納品チェッカーの入手と使い方
  • 提出する物、問い合わせ先、提出前チェック
先に結論
  • 令和8年4月1日以降に契約した工事は「大阪府都市整備部電子納品要領(案)〔工事編〕令和8年4月」。令和8年3月以前の契約は令和5年4月版、令和5年3月以前は平成31年4月版です。
  • 電子納品の対象は、土木一般工事で設計金額(税込)1億円以上の全案件、橋梁上部工事の全案件、設備工事のプラント工事。1億円未満の土木一般工事は竣工写真だけが対象です(令和8年4月の改定で9千万円以上→1億円以上)。
  • 完成図のCADはSXF(sfc形式)。工事管理ファイルの「適用要領基準」は「土木202604-01」で固定です(作成ソフトで直せない場合は国基準の「土木202203-01」でも可)。
  • 提出前に大阪府電子納品チェッカーでチェックし、その結果も監督職員に出します。チェッカーの利用は必須です。

使う要領と版

契約日使う要領適用要領基準の値
令和8年4月1日以降大阪府都市整備部電子納品要領(案)〔工事編〕令和8年4月(令和8年8月 第1回正誤表)土木202604-01
令和5年4月〜令和8年3月同 令和5年4月改訂土木202304-01
平成31年4月〜令和5年3月同 平成31年4月改訂土木201904-01

業務委託(設計・測量・地質調査など)は〔業務委託編〕令和8年4月、設備工事は〔設備工事編〕平成28年4月(施設コード表・機器コード表あり)を使います。令和8年8月の一部修正は、要領に書かれた「適用要領基準」の値の訂正です(正誤表で「土木202304-01」→「土木202604-01」)。

要領は「国土交通省 令和4年3月版」がベース

大阪府の要領は、基本的に国土交通省の令和4年3月版の要領・基準を準用し、一部を大阪府が独自に変えた物です。工事管理ファイルのDTDも「INDE_C08.DTD」です。国土交通省の最新(令和8年2月版、INDE_C09)とはちがうので、作成ソフトの設定で国の最新版を選ばないよう注意します。

電子納品の対象になる工事

工事の種類対象
土木一般工事 1億円以上(税込設計金額)全案件を電子納品
土木一般工事 1億円未満竣工写真のみ電子納品(受発注者の協議で対象としない場合あり)
橋梁上部工事全案件
設備工事プラント工事の全案件(設備工事編)
上記以外受注者の申し出(部分的な電子納品を含む)や、受発注者の協議が整った物は対象にできる

土木一般工事とは、橋梁上部工事・設備工事以外の工事のことです。施工中に紙でやり取りした書類(押印・署名した打合せ簿、ミルシートなど)は、原則として電子納品の対象にしません。

国土交通省のやり方とのちがい

項目大阪府都市整備部(令和8年4月版)国土交通省(令和8年4月以降の契約)
完成図のCADSXF(sfc形式)SXF(P21)、圧縮したP2Zも可
適用要領基準土木202604-01土木202602-01
工事管理ファイルのDTDINDE_C08.DTD(国の令和4年3月版を準用)INDE_C09.DTD
チェック大阪府電子納品チェッカー(必須。結果も提出)電子納品チェックシステム
媒体と紙CD-R(DVD-R)正副各1部+紙で出来高図・写真(ダイジェスト版)・施工計画書を各1部原則電子。紙は事前協議で決めた物
情報共有システム大阪府建設CALSシステム。システムで成果品を作った案件は電子媒体の提出が不要各地方整備局の情報共有システム

国土交通省の要領が令和8年2月にどう変わったかは工事完成図書の電子納品等要領 令和8年2月版の変更点にまとめています。大阪府の要領は国の最新版とは別に改定されるので、国の変更をそのまま大阪府の案件に当てはめないでください。

フォルダ構成・ファイル名・CAD形式

電子成果品のルートには工事管理ファイル(INDEX_C.XML)と、必要なフォルダだけを作ります。中身のないフォルダは作りません。

フォルダ入れる物
DRAWINGF工事完成図。CAD製図基準に従って格納するが、ファイル形式は原則SXF(sfc形式)
PHOTOデジタルカメラで撮った工事写真(写真管理ファイル、JPEG。参考図はJPEGかTIFF)
PLAN/MEET情報共有システムから工事帳票を出力する場合の施工計画書・打合せ簿。下にORGフォルダ
BORING地質・土質調査の電子データ
OTHRSその他の書類。監督職員の承諾を得てORGnnnフォルダを作れる
ICON/BIMCIMi-Construction、BIM/CIMのデータ
  • ファイル名・拡張子は半角英数大文字。ファイル名8文字以内、拡張子3文字以内(オリジナルファイルの拡張子は4文字でもよい)。
  • 工事管理ファイルは INDEX_C.XML、DTDは INDE_C08.DTD。着手前写真は PRE-PIC.JPG、完成写真は POST-PIC.JPG。その他管理ファイルは OTHRS.XML(DTDは OTHRS05.DTD)。
  • 写真の有効画素数は、黒板の文字と撮影対象が確認できる程度(100〜300万画素程度)が目安です。
  • 発注者コードは「327」で始まるコリンズの8桁コードを記入します。
P21で作ってしまったら

SXF対応のCADでSFC形式に保存し直します。図面の中身(レイヤ・線種・文字)はそのままでかまいません。変換のしかたはSXF(P21・P2Z・SFC・SFZ)の違いと変換のやり方にあります。

大阪府電子納品チェッカーの入手と使い方

  1. 受注者

    大阪府の電子納品のページからダウンロードする

    「大阪府電子納品チェッカーについて(令和8年4月版)」の欄に、セットアップファイル(令和8年8月更新)、セットアップ説明書、操作説明書があります。動作環境はWindows 11以降。結果をExcel形式で出すときはOffice 2021・2024・365のいずれかが必要です。

  2. 受注者

    ほかの自治体のチェッカーと分けて使う

    公式ページに「他自治体との併用ができない場合があります」と注意があります。ほかの県のチェッカーが入っているパソコンでは、動きを確かめてから使います。

  3. 受注者

    電子成果品をチェックする

    ファイル名、管理項目、管理ファイルの文法、PDFのしおり・セキュリティ、ボーリング交換用データ、ファイルの有無、CADファイルを確かめます。CD-Rなどの媒体をチェックするときは、データと同じくらいの空き容量がパソコン側に必要です。

  4. 受注者

    エラーを直し、結果を提出する

    エラーがないことが基本です(受発注者の合意があればこの限りではない)。表示されたエラーの意味は、公式ページの「エラー内容と対処方法一覧」(Excel)で調べます。チェック結果は電子成果品と一緒に監督職員へ出します。

チェッカーの対象は、業務委託の全案件と、工事のうち1億円以上の土木一般工事・橋梁上部工事・竣工写真のみ対象の案件です(設備工事を除く)。

提出のしかた

提出する物決まり
電子媒体CD-R(DVD-R)を正副各1部。CD-RはJoliet形式が原則。BD-Rも使える
紙で出す物出来高図 1部、写真(ダイジェスト版)1部、施工計画書 1部(施工中に使った物でよい)。ダイジェスト版はA4に写真3枚程度を貼って印刷した物でよい
チェック結果大阪府電子納品チェッカーの結果
情報共有システムを使った案件大阪府建設CALSシステムで成果品を作った案件は、電子媒体(CD-R等)の提出が不要。公印・社印が必要な書類は従来どおり紙

情報共有システムの対象は、1億円以上の土木一般工事、橋梁上部工事、プラント工事の全案件です(協議が整えばほかの案件も)。書類検査の機器の準備は原則として発注者が行います。

問い合わせ先

  • 大阪府 都市整備部 事業調整室 技術管理課 技術力強化グループ(電話 直通 06-6944-6104)。改定・一部修正の通知に記載の窓口です。
  • 電子納品作成ソフトの操作は、ソフトの提供会社に問い合わせます。
  • 案件ごとの取り扱い(対象書類、媒体、検査の方法)は、まず監督職員と協議します。

提出前チェックリスト

  • 契約日から、使う要領の版(令和8年4月/令和5年4月/平成31年4月)を確かめた
  • 電子納品の対象(全部か、竣工写真だけか)を確かめた
  • 工事管理ファイルの適用要領基準が「土木202604-01」になっている(ソフトで直せない場合は監督職員と確認して「土木202203-01」)
  • 工事管理ファイルのDTDが INDE_C08.DTD になっている
  • 完成図が SXF(sfc形式)で、DRAWINGF に入っている
  • 発注者コードがコリンズの8桁(327で始まる)になっている
  • 中身のないフォルダを作っていない
  • 大阪府電子納品チェッカー(最新版)でエラーがない、またはエラーについて監督職員と合意した
  • ウイルスチェックをした
  • CD-R(DVD-R)を正副2部、紙の出来高図・写真(ダイジェスト版)・施工計画書、チェック結果を用意した(情報共有システムで成果品を作った場合は媒体不要)

あわせて読みたい

参照した公式情報(2026年11月5日確認)