V-nas コマンドリファレンス【20】9章 コマンド『補助』 | 電子納品サポート

V-nas コマンドリファレンス【20】9章 コマンド『補助』

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9章 コマンド『補助』

作業上必要な補助線、補助点を作図します。これらのコマンドで作図された要素は仮想要素と呼ばれ、通常はプロッタやプリンタへ出力されません。
   補助点を作図します。用紙基準となる位置に補助点を作図したり、要素上に任意の数で等分割する位置に補助点を作図するなど、さまざまな作図方法があります。 点の種類やサイズなどは『設定-作図-点』で設定します。
             補助線を作図します。水平線や垂直線などを作図することができます。

1 点

1-1 単点

『補助-点-単点』

機能
任意の指示する位置に、補助点を作図します。

操作方法
1.配置位置を指示して下さい。【座標指示モード】

1-2 用紙基準点

『補助-点-用紙基準点』

機能
用紙基準となる位置に補助点を作図します。

1-3 分割点

『補助-点-分割点』

機能
要素上に任意の数で等分割する位置に、補助点を作図します。

操作方法
1.分割点を配置する要素を選択して下さい。(右ボタンで終了)【要素選択モード】
2.分割数を入力して下さい。【数値入力モード】

1-4 等間隔

『補助-点-等間隔』

機能
連続した要素上で任意の数で等分割する位置に補助点を作図します。

操作方法
1.要素を選択して下さい。【要素選択モード】
2.連結する要素を指示して下さい。(右ボタンで終了)【要素選択モード】
3.基準点を指示して下さい。【座標指示モード】
4.計測方向を指示して下さい。
5.パラメ-タを設定して下さい。【等間隔補助点:ダイアログ】

◆ 等間隔補助点:ダイアログ

機能
補助点間隔を設定します。

説明
[ピッチ]エディットボックス

 補助点間隔を指定します。単位はmmで実寸です。
[図面参照]ボタン
 図面から間隔を取得します。【距離入力モード】
[個数]グループ
 [自動]ラジオボタン

  ピッチで指定した間隔で選択した要素を超えない範囲まで補助点を作図します。
 [距離]ラジオボタン
  指定した距離を超えない範囲まで補助点を作図します。
 [距離]エディットボックス
  距離を指定します。単位はmmで実寸です。
 [図面参照]ボタン
  図面から距離を取得します。【距離入力モード】
 [個数]ラジオボタン
  指定した個数まで補助点を作図します。
 [個数]エディットボックス
  個数を指定します。
 [図面参照]ボタン
  図面から作図する補助点の個数を取得します。【数値入力モード】

1-5 重心点(要素)

『補助-点-重心点(要素)』

機能
選択した閉図形を構成する要素の重心点を算出し、点要素を作図します。

操作方法
1.重心点測定要素を選択して下さい。 【要素指示モード】
2.重心点測定要素を選択して下さい。(右ボタンで終了) 【要素指示モード】
3.枠線の登録を終了するか、新たに内枠線を追加するかを選択して下さい。 【枠線の登録:ダイアログ】

ヒント
 オペレーションで選択した要素が閉図形と認識できない場合、重心点要素の作図はできません。
 その場合は、「線形状の1要素のみでは、閉図形を作成することはできません。枠線要素を追加して下さい。」メッセージを表示します。
 面の構成要素は上図のように①-1から①-4まで順に選択して下さい。(最初に選択した要素は、最後に再び選択する必要があります。)
 手順1にて、連結していない要素を選択した場合、要素間を結ぶ線分の候補が表示され、クリックすると確定します。

マウスを移動すると、下の3つの候補が表示されます。


クリックすると確定し、次の要素選択に移ります。

1-6 重心点(座標)

『補助-点-重心点(座標)』

機能
複数の点を結んだ直線で構成される面の重心点を算出し、点要素を作図します。

操作方法
1.境界線の頂点を指示して下さい。 【座標指示モード】
2.境界線の頂点を指示して下さい。(右ボタンで終了) 【座標指示モード】
3.枠線の登録を終了するか、新たに内枠線を追加するかを選択して下さい。 【枠線の登録:ダイアログ】

ヒント
1.の操作で右クリック時に最初に指示した点(①-1)と最後に指示した点(①-4)が同じ座標でない場合、自動的に結びますので、最初に指示した点(①-1)をもう1度指示する必要はありません。また、指示した点が3点以上ない場合、座標指示を終了することはできません。
①-1①-2①-3①-4

1-7 重心点(ハッチング)

『補助-点-重心点(ハッチング)』

機能
オペレーションで選択したハッチング要素の重心点を算出し、点要素を作図します。

操作方法
1.ハッチング要素を指示して下さい。 【要素指示モード】

ヒント
内枠(中抜き)を考慮したハッチングの重心位置を求めます。

1-8 重心点(自動)

『補助-点-重心点(自動)』

機能
指示した対象領域内で、指示した座標点を含む閉図形を自動検索し、閉図形の重心点を作図します。
閉図形内に更に閉図形がある場合は、その閉図形を中抜きとして自動認識します。

操作方法
1.対象領域を指示して下さい。(右ボタンで終了) 【要素選択モード】
2.閉図形内の点を指示して下さい。(右ボタンで終了) 【座標指示モード】

ヒント
・内枠(中抜き)を考慮した閉図形の重心位置を求めます。
・手順2は、複数回実行できます。(指示した数だけ、閉図形を検索して重心点を作図します。)
・指示した点を含む閉図形が見つからない場合は、「有効な閉図形がみつかりません。」メッセージを表示します。
・既に認識済みの閉図形内の点を指示した場合、選択状態を解除します。
・手順2で、要素上の点を指示した場合は、「指示した点が要素上にあります。内側の点を指示して下さい。」メッセージを表示します。

2 線

2-1 水平線

『補助-線-水平線』

機能
指示した位置に補助水平線を作図します。

操作方法
1.位置を指示して下さい。【座標指示モード】

ヒント
座標系を使用するとX軸に平行な補助線を作成することができます。

2-2 垂直線

『補助-線-垂直線』

機能
指示した位置に補助垂直線を作図します。

操作方法
1.位置を指示して下さい。【座標指示モード】

ヒント
座標系を使用するとY軸に平行な補助線を作成することができます。

2-3 角度線

『補助-線-角度線』

機能
指示した角度で指示した位置に補助線を作図します。

操作方法
1.角度を入力して下さい。【角度入力モード】
2.位置を指示して下さい。【座標指示モード】

ヒント
座標系を使用した場合はX軸の正の方向から反時計回りの角度になります。

2-4 間隔線

間隔 『補助-線-間隔線』

機能
基準線から指示した間隔で補助線を作図します。

③ 間隔ダイアログ指示 1000×2本
③’間隔ダイアログ指示 2000×3本

操作方法
1.基準線を指示して下さい。【単要素選択モード】
2.描画方向を指示して下さい。
3.間隔、本数を指定して下さい。【間隔補助線:ダイアログ】

◆ 間隔補助線:ダイアログ

機能
間隔線の描き方を設定します。

説明
[間隔]エディットボックス

 要素同士の間隔を指定します。単位はmmで実寸です。
[図面参照]ボタン
 図面から間隔を取得します。【距離入力モード】
[本数]エディットボックス
 何本引くかを指定します。単位は本です。
[図面参照]ボタン
 図面から本数を取得します。【数値入力モード】
[距離モード]グループ
 前回の描画位置から引き続き間隔を指定する場合は相対、最初の基準位置から改めて引く場合には絶対を選択します。したがって基準要素を指示した直後の最初の1回目は何の意味も持ちません。