【舗装DB登録ガイド②】入力様式「舗装構成」の書き方|項目別の入力ルール・入力チェック・地図確認・CSV出力 | 電子納品サポート

【舗装DB登録ガイド②】入力様式「舗装構成」の書き方|項目別の入力ルール・入力チェック・地図確認・CSV出力

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舗装DB登録ガイド 第2回 / 全3回

入力様式「舗装構成」の書き方
入力 → チェック → 地図確認 → CSV出力

いちばん時間がかかるのが様式の入力です。エラーになりやすい項目を中心に、入力のルールをまとめます。

JICEの「02_道路舗装DB登録マニュアル(舗装新設修繕工事向け)」(2026年10月14日版)の表3「様式への入力方法」にもとづいています。コードの一覧は必ず最新の入力コード表で確認してください。

最初に:工事前の舗装構成を取り込む

入力様式(format.xlsm)の「5)舗装構成」シートを開き、最初に工事前の舗装構成(ガイド値)を取り込みます。

  1. メニューの「記録単位区間別データ取込」ボタンを押す

  2. メッセージを確認して「OK」

  3. 第1回で舗装DBからダウンロードした「記録単位区間別データ」のCSVを選んで「開く」

    10mごとのデータが、舗装構成が同じで続く区間ごとに1行にまとめて取り込まれます。

取り込んだ値は「ガイド値」です

最近の修繕記録がDBにない場合や、過去の記録の区間情報・敷設年月に不備がある場合は、値が作られなかったり、間違った値になったりします。発注者から受け取った工事前の舗装断面図、舗装台帳図、定規図などと見比べて、確認・修正してください。

層の数え方のルール

取り込んだ工事前の構成のうち、施工した層を上書きする形で入力します。様式には第1層~第8層の列があります。

  • 層は材料やバインダが変わるところで区切り、舗装面(上)から第1層、第2層…と数える
  • 同じ材料・バインダの層を2回に分けて敷いた場合は、2回分で1つの層として入力する
  • 切削オーバーレイで既存の層の一部を残した場合は、残った部分を1つの層として残す。たとえば第1層と第2層の一部を削って2層を敷いた場合は、既存の第2層以下を第3層以降にずらして書く
  • 工事で触らなかった下の層は、舗装台帳や標準定規図などから可能な範囲で入力する。情報のない層は空欄でよい
  • 第1層の「敷設年月」と「材料コード」は必ず入力する

区間情報の入力(エラーが出やすい所)

灰色の網かけの項目は、様式2行目の「このボタンを押して入力」(または鉛筆ボタン)からフォームで選んで入力することもできます。

項目書き方注意
ID空欄システムが自動で設定する
道路種別1:高速自動車国道、2:一般国道(指定区間)、3:一般国道(指定区間外)、4:都道府県道、5:市町村道半角数字
管理区分1:国、2:都道府県、3:道路公社、4:政令市、5:市区町村、6:高速道路会社半角数字
出張所コード6桁の整数入力コード表の「直轄組織コード」シートを見る
路線番号半角4桁の文字列(国道1号 → 0001)頭の0が消えたら列の書式を「文字列」にする。新直轄の高速はEで始まる4桁。A’・B路線はEなし(三陸沿岸道路は 0045)
現旧区分1:現道、2:旧道、3:新道フォームで選ぶと自動入力
路線枝番半角3文字。起点から続く現道は 000旧道・新道・ブレーキ区間・ランプなど、KPが重なる区間に個別の番号がある。頭の0が消えたら「文字列」に
区間情報詳細任意のメモ(沿道施設名、ランプの接続先など)改行と半角カンマは使えない
起終点KPkm単位の小数(例:335.12)123k456 や 123+456 はエラー。上り線でも起点KPは終点KPより小さい
距離標・追加距離・ブレーキ区間情報距離標:km単位(小数第1位まで)、追加距離:m単位の整数、ブレーキ:プラス区間 1/マイナス区間 -1起終点KPか、この3つのどちらかが必須。ブレーキ区間はこちらで入力する
起終点緯度経度世界測地系の10進法上り線でも路線の起点側・終点側の値を入れる。不明なときは下の方法で調べる
区間距離m単位の整数1m未満は切り捨て
上り下り1:上り、2:下り、3:上下、9:その他「3 上下」はセンターラインがない場合だけ。上下線を同時に施工したら、上りと下りの2行に分ける
緯度経度がわからないときは「全国道路基盤地図等データベース」で調べる
  1. 調べたい点が地図の中心(+の位置)に来るように地図を動かす
  2. 地図画面の左下の矢印をクリックする
  3. 10進法で表示された緯度経度をコピーする

「道路基盤地図等」メニューから道路台帳附図を表示すると、位置を合わせやすくなります。
https://road-basemap.mlit.go.jp/JapanRoadMapWeb/(使い方は基盤地図DBガイド 第1回)

路線枝番について(バイパス・旧道・ブレーキ区間など)WEBhttps://www.jice.or.jp/pavement_db/pavement_db05路線枝番マップもここから開けます。コード表にない枝番が必要なときは、路線枝番追加申請書を pavementdb★jice.or.jp(★を@に置き換え)へ送ります。

車線コード

コード意味
1~9第1~第9車線
11 / 12 / 13(第1)右折車線 / 第2右折車線 / 左折車線
14 / 15 / 16 / 19登坂車線・ゆずり車線 / 追越車線 / 加減速車線 / その他車線
21 / 22 / 23 / 24 / 25路肩 / 路側帯 / 停車帯 / 側道・副道 / ランプ
26 / 27 / 29導流帯(中央ゼブラゾーン等) / 交差点 / その他車道部
31 / 32 / 33 / 39歩道 / 自転車歩行者道 / 自転車道 / その他車道外の部分
91車道部全体
使い方に注意するコード
  • 26 導流帯:車が入りきる幅で連続している場合だけ。交差点まわりの部分的なものなどは入力しない
  • 27 交差点:既存データ用のコード。新しく登録しない。交差点内は接続する主道路とまとめて登録する
  • 91 車道部全体:車線区分のない区間だけ。複数の車線を施工したら車線ごとに行を分ける
  • ランプは「本線のKP+車線コード25」か「新しい路線枝番を設定して起点を0KP+車線コード1~」のどちらかで入力する

各層の情報

項目書き方
その他位置内容ランプ、交差点、橋、トンネルの名称など、位置を特定するメモ(改行・半角カンマ不可)
敷設年月西暦4桁+月2桁の6桁(2022年7月 → 202207)。月が不明なら 12(例:201212)。年も不明なら空欄
材料コード材料の種類・最大粒径・再生材の有無を表すコード(半角英数3~4桁)。コード表を見る
バインダ種類コード半角英数3~4桁のコード
厚さ敷いた各層の厚さ
上面処理コード各層の上面に施した処理のコード(半角英数3桁)。第1層は様式上必須だが、実施していなければ空欄でも登録できる
詳細情報コード表にない材料・バインダ・上面処理の名称、記録に残したい工法など。車線の一部だけ施工した場合はその位置(例:中央側の区画線から2mまでを修繕)
材料供給元舗装材料を納入した業者・プラントの名称

車線の一部だけを施工した場合は、車線内で幅の割合が最も大きい「主たる部分」の情報を書きます。

補修理由・施工業者・管理用の欄

項目書き方
補修理由コード工事に至った最大の理由を1つ(半角英数2桁)
10~15:点検結果(10 健全性 / 11 ひび割れ / 12 わだち掘れ / 13 平坦性 / 14 骨材飛散 / 15 その他)
21~23:通報(21 段差 / 22 振動 / 23 その他)
31 占用復旧 / 32 共同溝・電線共同溝工事の復旧
41 排水性向上 / 42 路面温度上昇抑制 / 43 凍結抑制
90 道路新設・改築工事 / 91 交通安全対策工事 / 99 その他
補修理由詳細修繕工事の場合、工事の理由を発注者に確認したうえで書く
施工業者名会社名の正式名称だけ(支社・支店名は書かない。「株式会社」を「(株)」と略さない)
添付ファイルフォルダURL空欄(CSV出力のときに自動入力)
予備コード②/データ登録日/有効期間終了日空欄
データ登録者6桁のログインID
データ更新事由工事の設計書コード(発注者が決める案件番号)を、頭に「設計書コード:」を付けて書く
編集区分0:新規登録、1:更新、9:削除(仮登録機能対応版の様式)
自由入力の欄は「改行」と「半角カンマ」が使えません

区間情報詳細、その他位置内容、詳細情報、補修理由詳細、施工業者名などは、改行と半角カンマ(,)を入れるとエラーになります。

入力チェック

様式の「入力チェック」ボタンを押すと、入力内容が検査されます。問題のある行・列は「エラーあり」と表示され、セルが赤くなります。

結果意味対応
エラーコード表にない値や、ありえない値など、DBの仕様に合わないコード表を見て直し、「チェック結果クリア」を押してからもう一度チェック
確認仕様には合うが、誤りや入力漏れの疑いがある確認して問題がなければ、そのまま登録してよい

地図で区間の位置を確認する(図化サイト)

路線番号・路線枝番・KPが間違っていると、地図表示や集計、修繕履歴との分析ができなくなります。登録前に地図で位置を確認します。

  1. 様式の「図化サイト用CSV出力」ボタンを押す

    Excelと同じフォルダに「図化サイト用_…」という名前のCSVが出ます(3000行ごとに1ファイル)。

  2. 図化サイトにログインする

    道路管理データ図化システムWEBhttps://roadj.azurewebsites.net/ID・パスワードは舗装DBサポート窓口(pavementdb★jice.or.jp)から別に知らされたものです。点検DBのログインIDとは違います。
  3. 「DB データ位置確認」を選び、「インポート」→ CSVを選んで「読込」

    工事記録は区間の情報なので、描画形式は「線(ライン)」のままにします。

  4. 赤線の位置が工事区間と合っているか確かめる

    距離標データには数十m程度のずれがあることがあります。結果はブラウザを閉じると消えるので、記録が必要ならスクリーンショットを残します。

図化サイトでエラーが出たら
  • 登録用CSVを読み込んだ → ファイル名が「図化サイト用」のCSVを選び直す
  • KPがメートル単位になっている → キロメートル単位に直して再読み込み
  • 路線番号・路線枝番が図化サイトのマスタに未登録 → この確認は飛ばして、次の手順へ進んでよい

登録用CSVを出力する(boxの認証つき)

  1. 「登録用CSV出力」ボタンを押す

  2. 添付ファイルフォルダURL取得の注意 →「OK」、認証手続きの案内 →「OK」

  3. 別ウィンドウのboxログイン画面でログインし、「承認」→「Box へのアクセスを許可」

    すでにログインしていればログイン画面は出ません。

  4. 表示された画面のURLの「code=」の後ろの文字列をコピーし、Excelの認証コード入力画面に貼って「OK」

    認証コードの有効期限は30秒です。手を止めずに続けて操作してください。

  5. 認証完了 →「OK」。点検写真URL列と添付ファイルフォルダURL列が自動で入る

  6. Excelと同じフォルダに「仮登録_…」という名前のCSVが出力される

出力したCSVをExcelで開いて直さない

CSVをExcelなどで開くと、路線番号の 0001 が 1 に変わるなど、文字列が数字に変換されてしまいます。修正は必ず入力様式(format.xlsm)の方で行い、CSVを出し直してください。

参照した公式情報(2026年10月28日確認)