目的
「BIM/CIM 成果品の検査要領(案)」(以下、本要領という。)は、発注者がBIM/CIM 事業の成果品の検査を実施するにあたり必要な事項を定め、BIM/CIM 事業の成果品の品質確保並びに発注者による検査の円滑かつ適正な実施に資することを目的としている。
受注者によるBIM/CIM 事業の成果品の照査に関しては、別途、「BIM/CIM 設計照査シートの運用ガイドライン(案)」に定める。
適用範囲
本要領は、詳細設計業務の発注者による検査において、成果品であるBIM/CIM モデルを検査する際に適用する。本要領では、「BIM/CIM 設計照査シート」により設計照査が完了しBIM/CIM モデル及びBIM/CIM モデルから切り出した3DA 面図を設計成果とする場合の利用を想定している。3DA 面図に替わり2 次元図面を作成した場合は、3DA 面図に準じた照査を実施する。概略、予備設計、施工完了時におけるBIM/CIM モデルの成果に対して、本ガイドラインを適用する場合は、「BIM/CIM 設計照査シート」より必要な照査項目を抽出して照査を実施する。
概略、予備設計、施工完了時におけるBIM/CIM モデルの成果に対して、本要領を適用する場合は、必要な検査項目を抽出して検査を実施する。
対象工種
対象工種は次のとおりとする。
・樋門・樋管詳細設計
・築堤護岸詳細設計
・道路詳細設計
・橋梁詳細設計
・山岳トンネル詳細設計
・共同溝詳細設計
・仮設構造物詳細設計
検査の実施項目
BIM/CIM モデルの検査の実施項目は以下のとおりとする。
(1)「BIM/CIM 設計照査シート」および赤黄チェック実施結果の確認
検査職員は、BIM/CIM モデルが正しく作成されていることを、受注者が提出した「BIM/CIM 設計照査シート」により確認する。
なお、必要に応じてBIM/CIM 成果と設計図書との照合のために、赤黄チェックの実施結果等の根拠資料の提示を求めることができる。赤黄チェックの詳細については、「BIM/CIM 設計照査シートの運用ガイドライン(案)」3 章に示すとおりである。図1 に3DA 面図を対象とした赤黄チェックの例を示す。

図 1 赤黄チェックの例
(2)「事前協議・引継書シート」の確認
検査職員は、BIM/CIM モデルが全て揃っているかを受注者が提出した「BIM/CIM モデル 事前協議・引継書シート」により確認する。事前協議・引継書シートの詳細については、「BIM/CIM活用ガイドライン(案)」第1 編に示す通りである。図2 に「BIM/CIM モデル 作成事前協議・引継書シート」の例を示す。
BIM/CIMモデル作成 事前協議・引継書シート 【記載例】
整備局・事務所名 | ○○地方整備局 □□国道 事務所 |
事業名等 | △△道路整備事業 |
段階 ※ | 測量 | 地質・土質 | 予備設計 | 詳細設計 | 施工 | 維持管理 | |||||||
事前協議時/納品時の別 | 事前協議時 | 納品時 | 事前協議時 | 納品時 | 事前協議時 | 納品時 | 事前協議時 | 納品時 | 事前協議時 | 納品時 | 事前協議時 | 納品時 | |
記入日(年月日) | 平成28年8月1日 | 平成28年12月25日 | 平成28年10月1日 | 平成29年2月28日 | 平成29年6月1日 | 平成30年3月31日 | 平成30年5月1日 | 平成31年3月31日 | 令和1年10月1日 | 令和4年2月20日 | 令和5年5月1日 | 令和5年9月30日 | |
基本情報 | |||||||||||||
業務・工事名 | △△道路測量業務 | △△道路測量業務 | △△道路地質調査業 務 | △△道路地質調査業 務 | ●●トンネル予備設計 | ●●トンネル予備設計 | ●●トンネル詳細設計 | ●●トンネル詳細設計 | ●●トンネル工事 | ●●トンネル工事 | ●●トンネル点検業務 | ●●トンネル点検業務 | |
工期 | 平成28年8月1日~平 成28年12月25日 | 平成28年8月1日~平 成28年12月25日 | 平成28年10月1日~ 平成29年2月28日 | 平成28年10月1日~ 平成29年2月28日 | 平成29年6月1日~平 成30年3月31日 | 平成29年6月1日~平 成30年3月31日 | 平成30年5月1日~平 成31年3月31日 | 平成30年5月1日~平 成31年3月31日 | 平成30年10月1日~ 平成35年2月20日 | 平成30年10月1日~ 平成35年2月20日 | 平成35年5月1日~平 成35年9月30日 | 平成35年5月1日~平 成35年9月30日 | |
発注者 | 担当課 | 調査課 | 調査課 | 調査課 | 調査課 | 調査課 | 調査課 | 調査課 | 調査課 | 工務課 | 工務課 | 維持管理課 | 維持管理課 |
職員 | AAA | AAA | AAA | BBB | BBB | BBB | CCC | CCC | CCC | DDD | DDD | EEE | |
受注者 | 会社名 | ○○測量株式会社 | ○○測量株式会社 | ××地質(株) | ××地質(株) | (株)△△コンサルタン ト | (株)△△コンサルタン ト | (株)△△コンサルタン ト | (株)△△コンサルタン ト | JV企業体(建設会社、 設備会社) | JV企業体(建設会社、 設備会社) | ◆コンサルタント(株) | ◆コンサルタント(株) |
技術者 | XXXX | XXXX | YYYY | YYYY | YYYY | YYYY | YYYY | YYYY | ZZZ | ZZZ | TTT | TTT | |
座標系 | 世界測地系2011-7 系、T.P. | 世界測地系2011-7 系、T.P. | 世界測地系2011-7 系、T.P. | 世界測地系2011-7 系、T.P. | 世界測地系2011-7 系、T.P. | 世界測地系2011-7 系、T.P. | 世界測地系2011-7 系、T.P. | 世界測地系2011-7 系、T.P. | 世界測地系2011-7 系、T.P. | 世界測地系2011-7 系、T.P. | 世界測地系2011-7 系、T.P. | 世界測地系2011-7 系、T.P. | |
モデル作成・更新の目的(想定した活用策、導入効 果など) | ・景観性確認・評価検 討 ・情報化施工データ作 成 | ・景観性確認・評価検 討 ・情報化施工データ作 成 | ・軟弱地盤解析・検討 ・数量計算 | ・軟弱地盤解析・検討 ・数量計算 | ・景観検討・意匠検討 ・地盤(地質)データ確 認 ・協議・説明用の合意 形成資料作成 | ・景観検討・意匠検討 ・地盤(地質)データ確 認 ・協議・説明用の合意 形成資料作成 | ・地盤(地質)データ確 認 ・協議・説明用の合意 形成資料作成 ・数量計算・図面確認 の省力化 | ・地盤(地質)データ確 認 ・協議・説明用の合意 形成資料作成 ・数量計算・図面確認 の省力化 | ・施工管理、協議・説 明会の円滑化 ・3次元モデルを利用し た施工記録管理 ・3次元モデルによる施 工管理 | ・施工管理、協議・説 明会の円滑化 ・3次元モデルを利用し た施工記録管理 ・3次元モデルによる施 工管理 | ・点検結果の視覚化に よる維持管理の効率 化 ・資料検索の効率化 ・装置や部品の交換 | ・点検結果の視覚化に よる維持管理の効率 化 ・資料検索の効率化 ・装置や部品の交換 | |
作成データ・モデルの概要 | |||||||||||||
測量データ | 新規/更新/未更新 | 新規 | 新規 | 未更新 | 未更新 | 未更新 | 未更新 | 未更新 | 未更新 | 未更新 | 未更新 | ||
格納フォルダ名 | /SURVEY/CHIKEI/OT HRS | /SURVEY/CHIKEI/OT HRS | /SURVEY/CHIKEI/OT HRS | /SURVEY/CHIKEI/OT HRS | /SURVEY/CHIKEI/OT HRS | /SURVEY/CHIKEI/OT HRS | /SURVEY/CHIKEI/OT HRS | /SURVEY/CHIKEI/OT HRS | /SURVEY/CHIKEI/OT HRS | /SURVEY/CHIKEI/OT HRS | |||
作成ソフトウェア | ○○○○ | ○○○○ | – | – | ◇◇◇◇ | ◇◇◇◇ | – | – | – | – | |||
ファイル形式 | CSV | CSV | CSV | CSV | CSV | CSV | CSV | CSV | CSV | CSV | |||
単位 | m | m | m | m | m | m | m | m | |||||
地形モデル | 新規/更新/未更新 | 未更新 | 未更新 | 未更新 | 未更新 | 更新 | 更新 | 未更新 | 未更新 | ||||
格納フォルダ名 | /CIM/CIM_MODEL/L ANDSCAPING | /CIM/CIM_MODEL/L ANDSCAPING | /CIM/CIM_MODEL/L ANDSCAPING | /CIM/CIM_MODEL/L ANDSCAPING | /CIM/CIM_MODEL/L ANDSCAPING | /CIM/CIM_MODEL/L ANDSCAPING | /CIM/CIM_MODEL/L ANDSCAPING | /CIM/CIM_MODEL/L ANDSCAPING | |||||
ワイヤフレーム/サーフェス/ソリッド | サーフェス | サーフェス | サーフェス | サーフェス | サーフェス | サーフェス | サーフェス | サーフェス | |||||
詳細度(縮尺・ピッチ) | 地図情報レベル250, 100点/m2 | 地図情報レベル250, 100点/m2 | 地図情報レベル250, 100点/m2 | 地図情報レベル250, 100点/m2 | 地図情報レベル250, 100点/m2 | 地図情報レベル250, 100点/m2 | 地図情報レベル250, 100点/m2 | 地図情報レベル250, 100点/m2 | |||||
作成ソフトウェア | ◎◎◎◎ | ◎◎◎◎ | ◎◎◎◎ | ◎◎◎◎ | – | – | – | – | |||||
ファイル形式 | J-LandXML及びxx形 式 | J-LandXML及びxx形 式 | J-LandXML及びxx形 式 | J-LandXML及びxx形 式 | J-LandXML及びxx形 式 | J-LandXML及びxx形 式 | J-LandXML及びxx形 式 | J-LandXML及びxx形 式 | |||||
単位 | m | m | m | m | m | m | m | m | |||||
地質・土質モデル | 新規/更新/未更新 | 新規 | 新規 | 未更新 | 未更新 | 更新 | 更新 | 更新 | 更新 | 未更新 | 未更新 | ||
格納フォルダ名 | /CIM/CIM_MODEL/G EOLOGICAL | /CIM/CIM_MODEL/G EOLOGICAL | /CIM/CIM_MODEL/G EOLOGICAL | /CIM/CIM_MODEL/G EOLOGICAL | /CIM/CIM_MODEL/G EOLOGICAL | /CIM/CIM_MODEL/G EOLOGICAL | /CIM/CIM_MODEL/G EOLOGICAL | /CIM/CIM_MODEL/G EOLOGICAL | /CIM/CIM_MODEL/G EOLOGICAL | /CIM/CIM_MODEL/G EOLOGICAL | |||
モデル形式 | ボーリングモデル | ボーリングモデル | ボーリングモデル | ボーリングモデル | ボーリングモデル | ボーリングモデル | ボーリングモデル | ボーリングモデル | ボーリングモデル | ボーリングモデル | |||
作成ソフトウェア | ◇◇◇◇ | ◇◇◇◇ | ◇◇◇◇ | ◇◇◇◇ | ◇◇◇◇ | ◇◇◇◇ | ◇◇◇◇ | ◇◇◇◇ | – | – | |||
ファイル形式 | xxx形式 | xxx形式 | xxx形式 | xxx形式 | xxx形式 | xxx形式 | xxx形式 | xxx形式 | xxx形式 | xxx形式 | |||
単位 | m | m | m | m | m | m | m | m | m | m | |||
線形モデル | 新規/更新/未更新 | 新規 | 新規 | 未更新 | 未更新 | 更新 | 更新 | 未更新 | 未更新 | ||||
格納フォルダ名 | /CIM/CIM_MODEL/A LIGENMENT | /CIM/CIM_MODEL/A LIGENMENT | /CIM/CIM_MODEL/A LIGENMENT | /CIM/CIM_MODEL/A LIGENMENT | /CIM/CIM_MODEL/A LIGENMENT | /CIM/CIM_MODEL/A LIGENMENT | /CIM/CIM_MODEL/A LIGENMENT | /CIM/CIM_MODEL/A LIGENMENT | |||||
作成ソフトウェア | ◎◎◎◎ | ◎◎◎◎ | ◎◎◎◎ | ◎◎◎◎ | ◎◎◎◎ | ◎◎◎◎ | – | – | |||||
ファイル形式 | J-LandXML及びxx形 式 | J-LandXML及びxx形 式 | J-LandXML及びxx形 式 | J-LandXML及びxx形 式 | J-LandXML及びxx形 式 | J-LandXML及びxx形 式 | J-LandXML及びxx形 式 | J-LandXML及びxx形 式 | |||||
単位 | m | m | m | m | m | m | m | m | |||||
土工形状モデル | 新規/更新/未更新 | 新規 | 新規 | 更新 | 更新 | 更新 | 更新 | 未更新 | 未更新 | ||||
格納フォルダ名 | /CIM/CIM_MODEL/A LIGENMENT_GEOMET RY | /CIM/CIM_MODEL/A LIGENMENT_GEOMET RY | /CIM/CIM_MODEL/A LIGENMENT_GEOMET RY | /CIM/CIM_MODEL/A LIGENMENT_GEOMET RY | /CIM/CIM_MODEL/A LIGENMENT_GEOMET RY | /CIM/CIM_MODEL/A LIGENMENT_GEOMET RY | /CIM/CIM_MODEL/A LIGENMENT_GEOMET RY | /CIM/CIM_MODEL/A LIGENMENT_GEOMET RY | |||||
ワイヤフレーム/サーフェス/ソリッド | ソリッド | ソリッド | ソリッド | ソリッド | ソリッド | ソリッド | ソリッド | ソリッド | |||||
作成ソフトウェア | ◎◎◎◎ | ◎◎◎◎ | ◎◎◎◎ | ◎◎◎◎ | ◎◎◎◎ | ◎◎◎◎ | – | – | |||||
ファイル形式 | J-LandXML及びxx形 式 | J-LandXML及びxx形 式 | J-LandXML及びxx形 式 | J-LandXML及びxx形 式 | J-LandXML及びxx形 式 | J-LandXML及びxx形 式 | J-LandXML及びxx形 式 | J-LandXML及びxx形 式 | |||||
単位 | m | m | m | m | m | m | m | m | |||||
構造物モデル | 新規/更新/未更新 | 新規 | 新規 | 更新 | 更新 | 更新 | 更新 | 更新 | 更新 | ||||
格納フォルダ名 | /CIM/CIM_MODEL/S TRUCTURAL_MODEL | /CIM/CIM_MODEL/S TRUCTURAL_MODEL | /CIM/CIM_MODEL/S TRUCTURAL_MODEL | /CIM/CIM_MODEL/S TRUCTURAL_MODEL | /CIM/CIM_MODEL/S TRUCTURAL_MODEL | /CIM/CIM_MODEL/S TRUCTURAL_MODEL | /CIM/CIM_MODEL/S TRUCTURAL_MODEL | /CIM/CIM_MODEL/S TRUCTURAL_MODEL | |||||
ワイヤフレーム/サーフェス/ソリッド | ソリッド | ソリッド | ソリッド | ソリッド | ソリッド | ソリッド | ソリッド | ソリッド | |||||
詳細度 | 100 | 100 | 300 | 300 | 400 | 400 | 400 | 400 | |||||
作成ソフトウェア | △△△△ | △△△△ | △△△△ | △△△△ | △△△△ | △△△△ | △△△△ | △△△△ | |||||
ファイル形式 | IFC2x3及びyyy形式 | IFC2x3及びyyy形式 | IFC2x3及びyyy形式 | IFC2x3及びyyy形式 | IFC2x3及びyyy形式 | IFC2x3及びyyy形式 | IFC2x3及びyyy形式 | IFC2x3及びyyy形式 | |||||
単位 | mm | mm | mm | mm | mm | mm | mm | mm | |||||
統合モデル | 新規/更新/未更新 | 新規 | 新規 | 更新 | 更新 | 更新 | 更新 | 未更新 | 未更新 | ||||
格納フォルダ名 | /CIM/INTEGRATED_M ODEL | /CIM/INTEGRATED_M ODEL | /CIM/INTEGRATED_M ODEL | /CIM/INTEGRATED_M ODEL | /CIM/INTEGRATED_M ODEL | /CIM/INTEGRATED_M ODEL | /CIM/INTEGRATED_M ODEL | /CIM/INTEGRATED_M ODEL | |||||
作成ソフトウェア | □□□□ | □□□□ | □□□□ | □□□□ | □□□□ | □□□□ | □□□□ | □□□□ | |||||
ファイル形式 | zzz形式 | zzz形式 | zzz形式 | zzz形式 | zzz形式 | zzz形式 | zzz形式 | zzz形式 | |||||
単位 | m | m | m | m | m | m | m | m | |||||
属性(内容、付与方法等) | トンネル本体、坑口 モデルに内包 | トンネル本体、坑口 モデルに内包 | トンネル本体、坑口、 設備 モデルに内包 | トンネル本体、坑口、 設備 モデルに内包 | トンネル本体、坑口、 設備 モデルに内包 | トンネル本体、坑口、 設備 モデルに内包 | |||||||
貸与品(前工程成果)の確認結果、引継事項 | |||||||||||||
貸与品(前工程成果)の確認結果 | 地形モデル問題なし 地質モデル問題なし | 問題なし。 ただし、構造物モデル 詳細化が必要。 | 全モデル問題なし。 構造物モデルを、維持 管理用に変更必要 | ||||||||||
次工程への引継事項、利用上の制約、留意点等 | 坑口周辺測量 | ソフトウェアのバージョ ン | ソフトウェアのバージョ ン変更 |
出典)BIM/CIM 活用ガイドライン(案)共通編 「BIM/CIM モデル作成 事前協議・引継書シート」 記載例
図 2 BIM/CIM モデル作成 事前協議・引継書シート
(3)モデルの外観形状の確認
検査職員は、発注者又は受注者が準備した検査に用いるコンピュータにより、統合モデルの外観形状をチェックする。統合モデルの定義は、CIM 導入ガイドライン(案)による。また、地形・地質等のBIM/CIM モデルがある場合は、統合モデルに含めるものとする。
・モデルの範囲、必要な部材、周辺構造に抜けがないか
・ねじれや離れ等のモデルの不整合がないか
図3 に統合モデルの3 次元ビューを示す。

図 3 統合モデルの3 次元ビュー
(4)属性情報の確認
検査職員は、発注者又は受注者が準備した検査に用いるコンピュータを用いて指定した任意の部材の属性情報が正しく付与されていることを確認する。
・事前協議等で決定した属性項目が網羅されているか
・属性値が正しく付与されているか
図4 に属性情報表示の例を示す。図4 はモデル内部に登録した属性情報を対象としたチェック方法を例示しているが、属性情報が外部参照方式の場合も同様に外部ファイルを表示して確認を行う。
なお、必要に応じて、属性情報の付与に関する赤黄チェックの実施結果等の根拠資料の提示を求めることができる。

図 4 属性情報の表示