工事完成図書の電子納品等要領 令和8年2月版の変更点|令和5年3月版から何が変わった?受注者が直す所【令和8年4月以降の契約から適用】 | 電子納品サポート

工事完成図書の電子納品等要領 令和8年2月版の変更点|令和5年3月版から何が変わった?受注者が直す所【令和8年4月以降の契約から適用】

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要領改定ガイド

工事完成図書の電子納品等要領
令和8年2月版の変更点

令和8年4月1日以降に契約する国土交通省の工事から、工事完成図書の電子納品等要領が令和8年2月版(R8.2)になりました。前の令和5年3月版(R5.3)から何が変わり、手元の成果品のどこを直せばよいかを、旧→新の形でまとめました。

2026年11月5日に、国土交通省 電子納品に関する要領・基準のページ、R8.2の本編・新旧対照表・改定ポイント、電子納品等運用ガイドライン【土木工事編】R8.2の改定ポイントで確認しました。

このページでわかること

  • R8.2 を使う工事と、R5.3 のままの工事の分かれ目
  • R5.3 → R8.2 で変わった所(旧→新の一覧)
  • INDEX_C.XML とフォルダで、受注者が直す所
  • 変わっていない所(DTD・フォルダ構成など)
先に結論
  • 令和8年4月1日以降に契約した工事は R8.2。それより前に契約した工事は R5.3 のままです。
  • 大きな変更は、適用要領基準の記入値「土木 202602-01」、工事番号=CCMS 設計書番号、測地系コードに JGD2024(03)を追加、Windows 予約語の禁止です。
  • DTD の版(INDE_C09 など)とフォルダ構成は変わっていません。

どの工事が R8.2 になるか

契約日使う要領INDEX_C.XML の「適用要領基準」
令和8年4月1日以降工事完成図書の電子納品等要領 令和8年2月(R8.2)土木 202602-01
令和5年4月1日〜令和8年3月31日同 令和5年3月(R5.3)土木 202303-01

工期が年度をまたいでも、契約日で決まります。CAD製図基準(令和7年12月版)も同じく令和8年4月1日以降の契約から適用で、こちらは受発注者の協議で、それより前に契約した工事にも適用できます。CAD製図基準の変更は「CAD製図基準(令和7年12月版)受注者がやること」にまとめています。

R5.3 → R8.2 で変わった所

項目R5.3(旧)R8.2(新)
適用要領基準土木 202303-01土木 202602-01
工事番号地方整備局単位で設定している CCMS 設計書番号(数字8桁〜16桁)項目名が「工事番号(CCMS 設計書番号)」に。基本的には数字16桁。コリンズに登録する設計書コードと同じ番号を書く
測地系(場所情報・施設情報)00=日本測地系、01=JGD2000、02=JGD2011上に加えて 03=世界測地系(JGD2024)
境界座標世界測地系(JGD2011)に準拠。JGD2000 で取得した場合は変換不要世界測地系(JGD2024)に準拠。JGD2000・JGD2011 で取得した場合は JGD2024 に変換しなくてよい
発注者-小分類コリンズの「発注機関名・細分類」に従う。空白の場合は記入不要「空白の場合は記入不要」の一文を削除。コリンズに従って事務所・センター名などを書く
Windows 予約語記載なしDRAWINGF・DRAWINGS・OTHRS・BIMCIM に、管理ファイルで決められていない任意のフォルダやファイルを作るとき、名前に予約語を単体で使わない
BIM/CIM の名称土工形状モデル土工モデル
記入例平成の日付の例令和8年・9年の日付の例に更新
JGD2024 が加わった理由

国土地理院が令和7年4月1日に、電子基準点・三角点・水準点などの標高の成果を「測地成果2024」に改定しました。これを受けて、測地系のコードに世界測地系(JGD2024)が追加されました。どのコードを使うかは、その工事で使った測量成果の測地系に合わせます。

Windows 予約語の例

CON、PRN、AUX、NUL、CLOCK、COM1〜COM9、LPT1〜LPT9。名前の一部に含むのは問題ありません(例:CONCRETE は可、CON だけは不可)。

受注者が直す所(チェックリスト)

R8.2 の工事で、R5.3 のときのテンプレートや前の工事のデータを使い回すときに、直し忘れやすい所です。

  1. INDEX_C.XML の「適用要領基準」を 土木 202602-01 にする

    電子成果品作成ソフトの設定で要領の版を選び直します。古い版のまま出力すると、チェックシステムで版が合わなくなります。

  2. 「工事番号」に CCMS 設計書番号を入れる

    コリンズに登録した設計書コードと同じ番号です。基本的には16桁なので、桁数が足りないときは監督職員に番号を確かめます。

  3. 測地系のコードを確かめる

    測量成果が JGD2024 なら 03、JGD2011 なら 02 です。境界座標は、JGD2011 などで取った値をわざわざ JGD2024 に変換しなくてかまいません。境界座標の取り方は「電子納品のフォルダ構成とINDEX_C.XMLの書き方」にあります。

  4. 「発注者-小分類」を空けない

    コリンズの「発注機関名・細分類」に従い、事務所・センター名などを書きます。

  5. 自分で作ったフォルダ名・ファイル名に予約語がないか見る

    特に DRAWINGF・OTHRS・BIMCIM の中のサブフォルダやファイル名を確認します。

  6. 最新のチェックシステムで確かめる

    電子納品チェックシステムは最新版を使います(トップページの「最新 電子納品チェックシステム一覧」)。使い方は「電子納品チェックシステムの使い方とエラーの直し方」にあります。

変わっていない所

DTD の版工事管理ファイル INDE_C09.DTD、台帳管理ファイル REGIST06.DTD、その他管理ファイル OTHRS05.DTD、施工計画書 PLAN05.DTD など、版は R5.3 と同じ
フォルダ構成DRAWINGF・REGISTER・BORING・OTHRS・ICON・BIMCIM・PLAN・MEET・PHOTO などの構成
ファイル名の基本半角英数大文字、ファイル名8文字以内・拡張子3文字以内(報告書オリジナルファイルの拡張子は4文字以内)

業務(設計など)の電子納品要領も同時に改定

土木設計業務等の電子納品要領も R8.2 になり、令和8年4月1日以降に契約する業務から適用です。JGD2024 の追加と Windows 予約語の禁止は工事と同じで、業務管理項目の設計書コードには、地方整備局単位で設定している CCMS 設計書番号を書くことが明記されました。

よくある質問

質問答え
令和8年3月に契約して、4月以降に完成する工事は?契約日で決まるので R5.3 です。適用要領基準は 土木 202303-01 のままです
R5.3 の工事で JGD2024 のコード「03」を使える?コード「03」は R8.2 で追加されたものです。R5.3 の工事でどう書くかは、監督職員に確認してください
境界座標を JGD2024 に変換し直す必要はある?ありません。JGD2000・JGD2011 で取得した境界座標は、変換しなくてよいと書かれています
前の版の記事はある?令和5年3月版の変更点は「工事完成図書の電子納品要領・ガイドライン改定・変更ポイント」にあります

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参照した公式情報(2026年11月5日確認)