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AutoCAD 2022 操作 文字記入 (文字列を記入する・文字列を修正する・文字の表示)

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  1. 文字列を記入する
    1. 改行を含まない 1 行のみの文字列を記入するには
      1. TEXT[文字記入]コマンドを使用します。
    2. 改行を含む複数行の文字列を記入するには
      1. マルチ テキストを使用します。
    3. 直径記号、度記号、プラスマイナス記号などを入力するには
      1. [テキスト エディタ]コンテキスト リボン タブの[挿入]パネルの[シンボル]ツールを使用します。
      2. 特殊記号 %% を入力します。
  2. 文字列を修正する
    1. 文字列の内容を変更するには
      1. DDEDIT[文字編集 D]コマンドを使用します。
    2. 文字列の内容、画層、色などをまとめて変更するには
      1. [プロパティ]パレットを使用します。
    3. 図面に記入された文字を検索して置換するには
      1. 文字の検索/置換機能を使用します。
    4. 位置を変更せずに文字の位置合わせのみを変更するには
      1. JUSTIFYTEXT[文字位置合わせ]コマンドを使用します。
  3. 文字の表示
    1. 多くの文字列が記入された図面を高速に表示するには
      1. [文字の境界フレームのみを表示]をオンにします。
    2. 記入した日本語が正常に表示されません。なぜですか?
      1. 日本語フォントが使用されていない可能性があります。
    3. 文字列の周囲に枠を表示するには
      1. [文字枠]プロパティを[はい]に設定します。
    4. TrueType フォントをアウトライン表示するには
      1. HIDE[隠線処理]コマンドを実行します。

文字列を記入する

改行を含まない 1 行のみの文字列を記入するには

TEXT[文字記入]コマンドを使用します。

TEXT[文字記入]コマンド([ホーム]タブ➤[注釈]パネル➤[文字]ドロップダウン➤[文字記入])を実行します。

  現在の文字スタイル: “Standard” 文字の高さ: 2.5000 尺度対応: いいえ
  文字列の始点を指定 または[ 位置合わせオプション(J)/文字スタイル変更(S)]: 文字列の挿入基点を指定します。
  高さを指定 <2.5000>: 記入する文字の高さを指定します。
  文字列の角度を指定 <0>: [ Enter]
  文字列を入力: 記入する文字列を入力します。文字列を入力したら、最後に[Enter]を押します。
  文字列を入力: [ Enter(]文字列を入力せずに[Enter]のみを押すと、コマンドが終了します)

改行を含む複数行の文字列を記入するには

マルチ テキストを使用します。

  1. MTEXT[マルチテキスト]コマンド([ホーム]タブ➤[注釈]パネル➤[文字]ドロップダウン➤[マルチ テキスト])を実行します。
  2. 文字列を記入する範囲を指定します。
     現在の文字スタイル: “Standard” 文字高さ: 20.814
     最初のコーナーを指定: 記入範囲の一方のコーナー(1)を指定します。
     もう一方のコーナーを指定 または[ 高さ(H)/位置合わせ(J)/行間隔(L)/回転角度(R)/文字スタイル(S)/幅(W)/段組み(C)]: 記入範囲の他方のコーナー(2)を指定します。
    マルチ テキスト エディタと[テキスト エディタ]コンテキスト リボン タブが表示されます。
    マルチ テキスト エディタは、書式設定機能付きテキスト エディタで、フォント、サイズ、色などを個々の文字ごとにコントロールできます。文字列の検索や置換機能も備えています。テキスト ファイルを読み込むこともできます。
  3. 文字列の編集を終えたら、[テキストエディタ]タブ➤[閉じる]パネル➤[テキスト エディタを閉じる]をクリックします。

MTEXT[マルチ テキスト]コマンドを実行したときに、マルチ テキスト エディタが表示されずに他のエディタが表示されたり、コマンド ラインに「シェル プログラムが見つかりません」と表示されてエディタが表示されない場合は、システム変数 TEXTED の値が変更されています。
次のように、MTEXTED の値としてピリオド(.)を入力して既定値に戻してください。

  コマンド: mtexted[Enter]
  MTEXTED の新しい値を入力,または .=なし <“現在値”>: . [Enter]

マルチ テキスト エディタの入力領域で右クリックすると、ショートカット メニューが表示されます。そのメニューからオプションを選択することで、マルチ テキスト エディタの多くの機能を使用することができます。マルチ テキスト エディタの各種機能の詳細については、AutoCAD のヘルプを参照してください。

直径記号、度記号、プラスマイナス記号などを入力するには

[テキスト エディタ]コンテキスト リボン タブの[挿入]パネルの[シンボル]ツールを使用します。

  1. [テキスト エディタ]コンテキスト リボンタブ➤[挿入]パネル➤[シンボル]をクリックします。
  2. 表示されたメニューから、入力したいシンボルを選択します。
    メニューに表示されていない特殊文字を記入するときは、[その他]を選択します。
    [文字コード表]ダイアログ ボックスが表示されるので、使用する文字を選択し、[文字の選択]ボタンをクリックします。[コピーする文字]に選択した文字が入ります。[コピー]ボタンをクリックしてクリップボードにコピーします。これをエディタに貼り付けます。

[シンボル]メニューの[その他]を選択したとき、[文字コード表]が表示されずに、「Charmap.exe が起動できません」というエラー メッセージが表示された場合は、Windows の[文字コード表]を追加インストールする必要があります。[文字コード表]の追加インストールについての詳細は Windows のヘルプの[文字コード表]をご覧ください。

特殊記号 %% を入力します。

マルチテキスト エディタ以外で特殊記号を入力するには、文字列内に、%% とそれに続く 1文字から構成された特殊記号を挿入します。

たとえば、 TEXT[文字記入]コマンド([注釈]タブ➤[文字]パネル➤[マルチテキスト]ド
ロップダウン➤[文字記入])を使って、∅5.00と記入するには、プロンプト 文字列: に対して、%%c5.00 と入力します。文字列の内容を変更するにはDDEDIT[文字編集 D]コマンドを使用します。

直径記号%%c
プラスマイナス記号%%p
度記号%%d
上線%%o … %%o
下線%%u … %%u
%%%%

文字列を修正する

文字列の内容を変更するには

DDEDIT[文字編集 D]コマンドを使用します。

  1. DDEDIT[文字編集D]コマンドを実行(編集したい文字列をダブルクリックするか、右クリックして[編集]または[マルチテキストを編集]を選択)します。選択した文字列が 1 行文字の場合は、インプレイス テキスト エディタが表示され、選択した文字列が編集モードに変わります。マルチ テキストの場合は、[マルチ テキスト エディタ]が表示されます。
  2. 文字列を編集し、記入するときと同様にコマンドを終了します。
    選択した文字列の内容が変更されます。

文字列の内容、画層、色などをまとめて変更するには

[プロパティ]パレットを使用します。

  1. [プロパティ]パレットが表示されていない場合は、[表示]タブ➤[パレット]パネル➤[プロパティ]をクリックします。
    [プロパティ]パレットが表示されます。
  2. 修正したい文字列を選択します。
  3. 必要に応じて、[画層]ボックスや[色]ボックスで、希望の画層や色を選択します。
  4. [内容]ボックスをクリックします。
    マルチテキストの場合は、[内容]ボックスの右横のボタンをクリックします。
    [マルチ テキスト エディタ]が表示されます。
    1 行文字オブジェクトの場合は、[内容]ボックス内の文字列を直接編集します。

図面に記入された文字を検索して置換するには

文字の検索/置換機能を使用します。

  1. [注釈]タブの[文字]パネルの[文字検索]ボックスに、検索する文字列を入力します。
  2. [文字検索]ボックスの右端のアイコンをクリックします。
    [検索と置換]ダイアログボックスが表示され、[文字検索]ボックスに入力した文字列が直ちに検索されます。
  3. 必要に応じて、[検索と置換]ダイアログボックスで、[検索する文字列]ボックスと[置換後の文字列]ボックスに、検索する文字列および置換後の文字列を入力します。
  4. 必要に応じて、[オプションを展開]ボタンをクリックし、検索オプションと文字の種類を指定します。
  5. 図面内の該当する文字列すべてを置換するには、[すべて置換]ボタンをクリックします。
  6. 個々の文字列を確認しながら置換するには、まず[次を検索]ボタンをクリックし、次に[置換]ボタンをクリックします。
    [検索結果を表示]チェック ボックスをオンに設定している場合は、置換する文字列を検索結果リストで選択し、[置換]ボタンをクリックします。
  7. すべての置換が終了したら、[完了]をクリックします。

位置を変更せずに文字の位置合わせのみを変更するには

JUSTIFYTEXT[文字位置合わせ]コマンドを使用します。

枠の中央に記入された「リビング」という文字を「リビングルーム」に変更したいとします。

  1. 変更したい文字をクリックします。左図の場合、グリップが左下に表示されているので、この文字は左揃えです。この状態で「リビング ルーム」に修正すると、文字は枠からはみ出してしまいます。
  2. JUSTIFYTEXT[文字位置合わせ]コマンド([注釈]タブ➤[文字]パネル➤[位置合わせ])を実行します。
  3. プロンプトに対して、c([中心(C)])と入力します。
  4. 同じ文字をもう一度クリックします。
    先とは異なる位置にグリップが表示されています。これにより、文字の位置合わせが変更されたことが分かります。
  5. DDEDIT[文字編集D]コマンド(文字列をダブルクリック)を実行します。
  6. 「リビング」を「リビングルーム」に変更します。
    枠内の「リビング」が枠の中心に位置したまま「リビング ルーム」に変更されます。

文字の位置を変更せずに尺度を変更するには、 SCALETEXT[文字尺度変更]コマンド([注釈]タブ➤[文字]パネル➤[尺度変更])を使用します。

複数の 1 行文字、マルチ テキスト、属性を左右に位置合わせしたり、上下の間隔を調整するには、TEXTALIGN[文字列位置合わせ]コマンドを使用します。使用例は、「属性の位置と間隔を揃えるには」を参照してください。

文字の表示

多くの文字列が記入された図面を高速に表示するには

[文字の境界フレームのみを表示]をオンにします。

  1. OPTIONS[オプション]コマンドを実行(アプリケーション メニューの[オプション]ボタンをクリック)します。
  2. [オプション]ダイアログ ボックスが表示されます。
  3. [表示]タブを選択します。
  4. [表示機能]の[文字の境界フレームのみを表示]チェックボックスをオン(チェックマークが付いている状態)にします。
  5. [OK]ボタンをクリックします。
  6. REGEN[再作図]コマンドを実行します。

[文字の境界フレームのみを表示]をオンにすると、記入された文字列は、枠のみの表示に変わりますが、図面は高速に表示されるようになります。

文字省略モードのオン/オフは、QTEXT[文字省略]コマンドを使って切り替えることもできます。

コマンド: qtext[Enter]
モードを入力[ オン(ON)/オフ(OF)] <現在値>: on[Enter] またはof[Enter]

記入した日本語が正常に表示されません。なぜですか?

日本語フォントが使用されていない可能性があります。

文字スタイルに TrueType フォントが使用されている場合、英語の文字セットだけをサポートしたフォント(Arial など)が指定されていると、日本語は正常に表示されません。

文字スタイルに SHX フォントを使用している場合、[ビッグフォントを使用]をオンに設定していないと、日本語は正常に表示されません。

TrueType フォントとビッグ フォントを組み合わせて使用することはできません。ビッグ フォントは、欧文 SHX フォントとのみ組み合わせることができます。ビッグフォントには、Bigfont.sh(x JIS第1水準)、Extfon(t JIS第1水準および第2水準)などがあり、[フォント]の[ビッグ フォント]リストで選択できます。

文字列の周囲に枠を表示するには

[文字枠]プロパティを[はい]に設定します。

  1. マルチテキストをクリックして選択します。
  2. [プロパティ]パレットが表示されていない場合は、右クリックして[オブジェクトプロパティ管理]を選択します。
  3. [プロパティ]パレットの[文字]カテゴリの[文字枠]ドロップダウンリストから[はい]を選択します。
    マルチ テキストの周囲に文字枠が表示されます。

TrueType フォントをアウトライン表示するには

HIDE[隠線処理]コマンドを実行します。

HIDE[隠線処理]コマンドを実行すると、TrueType フォントで記入されたすべてのテキストは、アウトラインで表示されるようになります。


元の表示に戻すには、REGEN[再作図]コマンドを使用します。

システム変数 TEXTFILL0(ゼロ)に設定して印刷すると、図面内のすべてのTrueTypeフォントは、アウトラインのみで印刷されます。通常のフォントに戻すには、システム変数TEXTFILL の値を既定の 1 に戻します。

TrueType フォントを使用して MTEXT[マルチテキスト]コマンドで記入した文字は正しくアウトライン表示されますが、TEXT[文字記入]コマンドを使用して記入した全角文字は正しくアウトライン表示されず、文字省略モードと同様の文字枠のみの表示になることがあります。

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