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V-nas コマンドリファレンス【33】11章 コマンド『変形』1 点移動、2 延縮、3 切断、4 部分消去、5 範囲切断

11章 コマンド『変形』

既に描かれている図形を変形させて新しい図形を描きます。
点移動     指示した点を移動します。点が移動することにより図形が変形します。
延縮      指示した要素の端点を指示した位置または要素まで延長・縮小します。
切断      指示した要素を指示した位置または要素との交点で切断します。
部分消去    指示した要素の一部分を消去します。
範囲切断    指示した範囲内の要素の一部を消去・移動・複写します。
比例変形    要素を比例変形します。X方向のみ,Y方向のみ,X方向とY方向両方があります。
コーナー    指示した2要素の交点を面取りまたはR付けします。
寸法操作    指示した寸法を変形移動します。
包絡処理    指示した要素を包絡します。

1 点移動

『変形-点移動』

機能
指示した点を移動します。点を移動することにより図形を変形します。

操作方法
1.移動する点を選択して下さい。(右ボタンで終了)【既存点選択モード】
2.基準点を指示して下さい。【座標指示モード】
3.配置位置を指示して下さい。【座標指示モード】

2 延縮

2-1 位置

『変形-延縮-位置』

機能
指示した要素の端点を、指示した位置まで延長、縮小します。

操作方法
1.延縮する要素を指示して下さい。【単要素選択モード】
2.端点を指示して下さい。
3.配置位置を指示して下さい。【座標指示モード】

2-2 要素

『変形-延縮-要素』

機能
指示した要素の端点を、指示した要素の交点まで延長、縮小します。

操作方法
1.延縮する要素を選択して下さい。(右ボタンで終了)【要素選択モード】
2.端点を指示して下さい。【単既存点選択モード】
3.基準となる要素を指示して下さい。【単要素選択モード】

2-3 全長指定

『変形-延縮-全長指定』

機能
指定された長さになるように、指示した要素の端点を延長、縮小します。

操作方法
1.延縮する要素を選択して下さい。【単要素選択モード】
2.端点を指示して下さい。【単既存点選択モード】
3.全長を入力して下さい。【距離入力モード】

ヒント
指示した端点が延縮します。
延縮する長さを指定する場合は、『変形-延縮-延縮長指定』を実行します。

2-4 延縮長指定

『変形-延縮-延縮長指定』

機能
指示した要素の端点を、指示した長さだけ延長、縮小します。

操作方法
1.延縮する要素を選択して下さい。【単要素選択モード】
2.端点を指示して下さい。【単既存点選択モード】
3.延縮長を入力して下さい。【距離入力モード】

ヒント
指示した端点が延縮します。
要素の全長を指定した長さに延縮する場合は、『変形-延縮-全長指定』を実行します。

2-5 2要素同時

『変形-延縮-2要素同時』

機能
指示した要素の端点を、指示した要素の交点まで延長、縮小します。

操作方法
1.延縮する要素を選択して下さい。【単要素選択モード】
2.延縮する要素を選択して下さい。【単要素選択モード】

2-6 トリム

『変形-延縮-トリム』

機能
指示した要素の、選択した部分から他要素と交差した部分までを削除します。

操作方法
1.削除する部分を選択して下さい。【単要素選択モード】
 ・キーを押しながら要素を指示すると、指示した位置に近い端点側を延長します。
   延長交点が存在しない場合はなにもしません。

3 切断

3-1 位置

『変形-切断-位置』

機能
指示した要素を、指示した位置で切断します。

操作方法
1.切断する要素を指示して下さい。【単要素選択モード】
2.切断位置を指示して下さい。【座標指示モード】

3-2 要素

『変形-切断-要素』

機能
指示した要素を、指示した要素との交点で切断します。

操作方法
1.切断する要素を選択して下さい。【要素選択モード】
2.基準となる要素を指示して下さい。【単要素選択モード】

4 部分消去

『変形-部分消去』

機能
指示した要素の一部分を消去します。

操作方法
1.要素を指示して下さい。【単要素選択モード】
2.消去範囲の開始点を指示して下さい。【座標指示モード】
3.消去範囲の終了点を指示して下さい。【座標指示モード】

ヒント
部分消去された要素は複数の要素に分断されます。
開始点または終了点を要素の単点にすると、要素の短縮と同じになります。

5 範囲切断

『変形-範囲切断』

機能
指示した範囲内の要素の一部を消去・移動・複写します。

操作方法
 1.タイプを設定して下さい。【切断タイプ:ダイアログ】
 2.切断する要素を選択して下さい。(右ボタンで終了)【要素選択モード】
【切断タイプ:ダイアログ】 で[指定方法]で[任意]を選択した場合
 3.1点目を指示して下さい。【座標指示モード】
 4.次の点を指示して下さい。(右ボタンで終了)【座標指示モード】
【切断タイプ:ダイアログ】 で[移動]または[複写]を選択した場合
 5.配置基準点を指示して下さい。【座標指示モード】
 6.配置位置を指示して下さい。【座標指示モード】
【切断タイプ:ダイアログ】 で[指定方法]で[円形]を選択した場合
 3.切断範囲の中心点を指示して下さい。【座標指示モード】
 4.切断範囲の半径を入力して下さい。【距離入力モード】
【切断タイプ:ダイアログ】 で[移動]または[複写]を選択した場合
 5.配置基準点を指示して下さい。【座標指示モード】
 6.配置位置を指示して下さい。【座標指示モード】
【切断タイプ:ダイアログ】 で[指定方法]で[矩形(2点)]を選択した場合
 3.切断範囲の始点を指示して下さい。【座標指示モード】
 4.切断範囲の終点を指示して下さい。【座標指示モード】
【切断タイプ:ダイアログ】 で[移動]または[複写]を選択した場合
 5.配置基準点を指示して下さい。【座標指示モード】
 6.配置位置を指示して下さい。【座標指示モード】
【切断タイプ:ダイアログ】 で[指定方法]で[矩形(3点)]を選択した場合
 3.1点目を指示して下さい。【座標指示モード】
 4.2点目を指示して下さい。【座標指示モード】
 5.3点目を指示して下さい。【座標指示モード】
【切断タイプ:ダイアログ】 で[移動]または[複写]を選択した場合
 6.配置基準点を指示して下さい。【座標指示モード】
 7.配置位置を指示して下さい。【座標指示モード】
【切断タイプ:ダイアログ】 で[指定方法]で[矩形(角度指定)]を選択した場合
 3.切断範囲の始点を指示して下さい。【座標指示モード】
 4.切断範囲の終点を指示して下さい。【座標指示モード】
【切断タイプ:ダイアログ】 で[移動]または[複写]を選択した場合
 5.配置基準点を指示して下さい。【座標指示モード】
 6.配置位置を指示して下さい。【座標指示モード】

ヒント
・複写の場合には、元の図形の変更はありません。消去、移動の場合は部分消去されます。
・範囲切断した要素を同じ位置に移動することにより、切断処理が行えます。
・切断範囲がハッチング要素の枠内に完全に入っている場合は、「指定した範囲にあるハッチングは切断できません。」メッセージを表示します。
・背景要素は範囲切断できません。

◆ 切断タイプ:ダイアログ

機能
範囲切断された要素を消去・移動・複写するかを設定します。

説明
[指定方法]グループ
 [指定方法]ラジオボタン


  範囲切断の範囲指定方法を[任意],[円形],[矩形(2点)],[矩形(3点)],[矩形(角度指定)]から選択します。
 [角度指定]エディットボックス
  [矩形(角度指定)]の矩形の角度を入力します。単位は度です。
 [図面参照]ボタン
  [矩形(角度指定)]の矩形の角度を入力します。【角度入力モード】
[対象]ラジオボタン
 範囲切断を行う範囲対象を指定範囲の[範囲内],[範囲外]で選択します。
[消去]ボタン
 切断された範囲を消去します。
[移動]ボタン
 切断された範囲を消去します。消去した部分をほかの位置へ移動します。
[複写]ボタン
 複写切断された範囲をほかの位置へ貼り付けます。複写元は切断されません。

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