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完成平面図・完成縦断図 作成手順 用語の解説

完成平面図作成手順

CAD製図基準(H29.3)  に従って工種、図面種類を決める

CAD製図基準(H29.3)

工種一覧

道路設計の図面種類

道路設計の平面図のレイヤ名

赤黒修正

赤字の修正や×のついた構造物を完成形に修正する

タイトルボックスの修正

(工 事 名) 業務名又は、工事件を記載する。 例) 〇〇〇〇〇〇工事
(図 面 名) 図面名称を記載する。 例) 平面図
(作成年月日) 図面を作成した日付(竣工など)記載する。 例) 令和 4 年 9 月 30 日
(縮 尺) 紙出力する際の縮尺を記載。 例) 1:500
(図面番号) 図面番号(全ての通し)、総数を記載する。 例)1/56 or 56 葉之内 1
(会 社 名) 作成責任者である設計会社又は、施工名を記載す。例) 〇〇株式会社
(契約時の図面では無記入)
(事業者名) 図面の法的所有者である事業(務)名を最下段に記載す。 例) 〇〇地方整備局 〇〇国道事務所

レイヤ変更

CAD製図基準(H29.3) を参考に基準外のレイヤを 工種、図面種類に合わせたレイヤに変更

完成平面図の属性を付与

完成図から舗装の平面図と縦断図をコピー

完成図とは別に完成平面図・完成縦断図を作成。完成図の後ろに成平面図・完成縦断図を付ける

平面図が断続的で複数枚ある場合は図面を繋ぐ

完成平面図の属性範囲を決定

完成平面図の作成範囲は、延長方向は工事起点から工事終点とし、横断方向は管理境界までとする。

属性付与

上記の要領を基に属性付与

今回工事した箇所を日付けあり(竣工日)、その他を日付け無しで属性を付ける

詳細は👇

測点情報を縦断図から拾って、測点の属性を付ける

完成平面図には道路中心線上に測点を記載する。測点間隔は、監督職員より貸与される縦断図の測点間隔に合わせる。ただし、監督職員より縦断図が貸与されない場合、または貸与される縦断図に測点の記載がない場合、「CAD製図基準(案)」に準じて測点を記載する。

完成平面図に道路の高さ、勾配情報等を付すことを目的として、道路中心線上に測点を記載する。測点間隔は、監督職員より貸与される縦断図の測点間隔と合わせる。一方、監督職員より縦断図が貸与されない場合、または貸与される縦断図に測点の記載がない場合、「CAD製図基準(案)」に準じ図 8に示すように測点を記載する。

座標資料(着工前測量簿等)を基に平面図を座標に乗せる

完成平面図の座標系は世界測地系の平面直角座標系とする。発注図の座標系が日本測地系であった場合、座標変換を行う。
なお、作図におけるCADソフトの設定は次のとおりとする。
・ 座標設定は、「測地座標系」を基本とする。
・ 部分図の原点(0,0)は、平面直角座標系の原点(0,0)と一致させる。
・ 作図は実寸で行い、P21形式へ出力するときの単位はミリメートル(mm)とする。

座標の乗せ方は各ソフトのやり方で!

座標に乗せる為の便利サイト

平面直角座標
平面直角座標 ⇔ 緯度・経度変換 with Google Map
Web版 TKY2JGD Ver.1.3.80

日本測地系を世界測地系に変換するサイト

Web版TKY2JGD
SemiDynaEXE Ver.1.0.1

世界測地系の地殻変動のズレを微調整するサイト

Web版SemiDynaEXE

座標にのった図面に距離標を乗せる

完成平面図には原則として工事区間内にあるすべての距離標を記載するものとする。なお、工事区間内の距離標が2点に満たない場合は、工事区間外にある直近の距離標を記載する。ただし、新設道路工事で距離標が未整備の場合は、測点を代用することができる。

拡張子.P21(3.1)で保存

完成図+(完成平面図・完成縦断図)でDRAWINGFを作成

チェックをかける

完成図のDRAWINGFを

道路工事完成図等チェックプログラム Ver.3.3

電子納品チェックシステム(土木)Ver.17.0.1

両方共チェックをかける

完成縦断図作成手順

作成範囲

完成縦断図の作成範囲は、延長方向は工事起点から工事終点までとし、道路中心線の縦断構造を記載する。

【解説】
道路工事完成縦断図の作成範囲は、延長方向は工事起点から工事終点までとし、完成平面図の作成範囲と合わせる。

作成形状

完成縦断図に示す形状は、設計変更後の最終の発注図を用いることを基本に、見え消しとした部分はすべて消去したものとする。ただし、設計変更の対象とならなくても、監督職員の承諾を得て施工した箇所については、その承諾図の形状を反映するものとする。

【解説】
完成縦断図は、設計変更で更新された最終的な発注図を用いることを基本に、当初発注図の見え消しとした部分はすべて消去するものとする。また、出来形測量結果のいわゆる「朱書き」は、別途出来形管理図に示し、完成縦断図には表現しないこととする。ただし、設計変更の対象とならなくても、監督職員の承諾を得て施工した箇所については、その承諾図の形状を反映するものとする。

縦断図を完成縦断図に打ち換え

計画高を完成高に打ち換え

用語の解説

用語の解説
1)完成図
契約図面に基づいて完成した工事目的物の完成形状を示した図面
2)完成平面図
本要領で定義する完成図のうちの平面図
3)完成縦断図
本要領で定義する完成図のうちの縦断図
4)工事施設帳票
当該工事に関連する道路施設の諸元等を取りまとめた帳票
5)完成図等
本要領で定義する完成図および工事施設帳票
6)道路施設基本データ
工事施設帳票の電子納品成果データ(CSV、JPG等)
7)道路基盤地図情報
道路行政で用いる空間データのうち、各種サービスを実現する上で必要となる共用性の高いデータ
8)距離標
道路の付属物として道路上に一定間隔(1kmまたは0.1km毎)で設置し、起点からの距離を把握するために用いる標識
9)SXF
Scadec data eXchange Formatの略称であり、ISO規格であるSTEP AP202に準拠したCADデータ交換仕様
10)CSV
Comma Separated Valuesの略称であり、データをカンマ( , )で区切って並べたテキストファイル
11)ラスタ (Raster)
縦横に並んだピクセルの明るさや色によって表現された画像
12)ベクタ (Vector)
座標や角度などのパラメータ情報によって表現された点、線などの図形
13)世界測地系
世界共通となる測地基準系
14)T.P.
Tokyo Peilの略称であり、東京湾の平均潮位(東京湾中等潮位)を基準とした地表面の高さ
15)TS法
TSとはTotal Station(トランシット付き光波測距儀)の略称であり、TS法はそれを用いた測量方法

16) GPS法
GPSは、Global Positioning System(汎地球測位システム)の略で、4~5個以上の人工衛星の電波を同時に受信し位置を求めるシステムであり、GPS法はこのシステムを用いた測量法である。
17) 地理情報標準プロファイル(JPGIS)
「地理情報標準プロファイル(JPGIS)Ver.2.0(平成20年4月)」(国土交通省国土地理院)は、空間データの整備等に必要な基本項目について定めた地理情報標準(日本工業規格JIS X7100 シリーズ)、地理情報に関する国際規格(ISO 19100 シリーズ)の中から、実利用に必要最小限の部分を取り出して体系化したものである。
地理情報標準プロファイルを利用することで、データの定義・構造・品質・記録方法等を共通のルールで明確に記述した製品仕様書や、中立的な共通ルールにしたがった交換標準となるデータを作成することができる。
18) GIS
GISは、地理情報システムを意味するGeographic Information Systemsの略称であり、文字や数字、画像等を地図と結びつけてコンピュータ上に再現し、位置や場所からさまざまな情報を統合したり、分析したり、分かりやすく地図表現したりすることができる仕組みである。
19) 地物
地理情報標準プロファイルでは「地球上の位置に関連した実世界の現象」と定義され、本要領では道路本体や道路付属物のことを指す。
20) 地物項目の取得
「点データ」「線データ」「面データ」の3種類の図形要素を用いて、本要領に定める図形データの作図ルールに従い地物形状を完成平面図のCADデータ上に作図し、その属性情報を入力することである。また、作成した地物データは本要領に定めるレイヤ分類の規定に従い格納する。

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