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V-nas コマンドリファレンス【14】8章 コマンド『作図』8 ポリライン、9 B-スプライン、10 ベジェ曲線、11 クロソイド、12 点

8章 コマンド『作図』

8 ポリライン

『作図-ポリライン』

機能
ポリラインを作図します。

操作方法
1.1点目を指示して下さい。【座標指示モード】
2.次の点を指示して下さい。(右ボタンで終了)【座標指示モード】
3.閉じるか閉じないかを選択して下さい。【ポリラインの作図:ダイアログ】

◆ ポリラインの作図:ダイアログ

機能
閉じたポリラインにするか、しないかを選択します。

説明
[閉じる]チェックボックス

 ONにすると、最後の頂点と始点を直線で結びます。

9 B-スプライン

『作図-B-スプライン』

機能
B-スプラインを作図します。

操作方法
1.1点目を指示して下さい。【座標指示モード】
2.次の点を指示して下さい。(右ボタンで終了)【座標指示モード】

10 ベジェ曲線

『作図-ベジェ曲線』

機能
ベジェ曲線を作図します。
閉じたベジェ曲線を作図することもできます。


操作方法
1.1点目を指示して下さい。【座標指示モード】
2.次の点を指示して下さい。(右ボタンで終了)【座標指示モード】
3.閉じるか閉じないかを選択して下さい。【ベジェ曲線の作図:ダイアログ】

◆ ベジェ曲線の作図:ダイアログ

機能
閉じたベジェ曲線にするか、しないかを選択します。

説明
[閉じる]チェックボックス

 ONにすると、最後の指示点と始点を結びます。

11 クロソイド

11-1 始終点拘束

『作図-クロソイド-始終点拘束』

機能
始終点、パラメータA、始終点半径を与えてクロソイドを作図します。

操作方法
1.始点を指示して下さい。【座標指示モード】
2.終点を指示して下さい。【座標指示モード】
3.パラメータを入力して下さい(右曲りは負)。
4.始点半径を入力して下さい。【距離入力モード】
半径が無限大の場合は0を入力します。
5.終点半径を入力して下さい。【距離入力モード】
始点半径>終点半径になるように入力します。

ヒント
 クロソイドの作図可能範囲は、0≦τ≦π/2です。(L=A×√(2×τ))
 指示された始終点の延長上に各パラメータから再計算されたクロソイドの終点が乗るように作図します。
 始点半径>終点半径になるように入力します。
 半径が無限大の場合は0を入力します。
 クロソイドに交差する要素との交点を取得する場合は、【座標指示ツールパネル】の[延長交点]をご使用下さい。クロソイドの表示は点列分解された直線でクロソイドを表示しています。そのため、大きく拡大表示して座標指示ツールパネルの「交点」で交点取得を行うと、交点が取れないことがあります。それは、画面上で見えている交差位置と内部的な交差位置が異なるためです。これは、【座標指示ツールパネル】の「交点」だけでなく「自動」も同じことがいえます。「自動」で取得すると、交点が見つからない場合、要素上の点を取得してきてしまい、内部の交差位置とズレがでる恐れがありますのでお気をつけ下さい。

11-2 自動拘束

『作図-クロソイド-自動拘束』

機能
始終点半径およびAとLを与えてクロソイドを作図します。

操作方法
1.パラメータを設定して下さい。【クロソイド曲線の作図:ダイアログ】
2.基準点座標を指示して下さい。【座標指示モード】
3.基準点方向角を入力して下さい。【角度入力モード】

◆ クロソイド曲線の作図:ダイアログ

機能
クロソイドのパラメータを設定します。

説明
[基準点]グループ
 図面配置時の基準点を選択します。基準点はKA点,始点,終点から選択します。
[フリー]グループ
 クロソイド曲線の4種類の項目(パラメータ,始点半径,終点半径,要素長)の中で自動的に算出する項目を選択します。
 選択された項目は入力できません。
[バラメータ]グループ
 [バラメータ]エディットボックス

  クロソイド曲線のパラメータを入力します。単位はmmで実寸です。
 [曲がり方向]ラジオボタン
  クロソイド曲線の曲がり方向を右曲がりか左曲がりかを選択します。
[単位]グループ
 入力値の単位を設定します。設定できる単位は、「mm」か「m」です。
[始点半径,終点半径]グループ
 [始点半径,終点半径]エディットボックス

  クロソイド曲線の始点半径、終点半径を入力します。単位はmmで実寸です。
  始点半径は終点半径より必ず大きいものとします。半径が無限大の場合は、0を入力します。
 [図面参照]ボタン
  図面から半径を取得します。【距離入力モード】
[要素長]グループ
 [要素長]エディットボックス

  クロソイド曲線の要素長を入力します。単位はmmで実寸です。
  値は正数とします。
 [図面参照]ボタン
  図面から要素長を取得します。【距離入力モード】

ヒント

フリーのパラメータの算出方法

 公式 L= A2/ R      L:KA点から任意点までの曲線長
            A:クロソイド曲線のパラメータ
            R:任意点での半径
 この式よりフリーの項目の値を計算します。
 V-nasは通常mm単位で図形を扱います。したがってLやRもmmで指定するとともにパラメータAも通常のm系で扱う場合とは単位が異なります。普通パラメータAが100という場合はV-nasでは×1000の100000と入力します。
 クロソイドに交差する要素との交点を取得する場合は、【座標指示ツールパネル】の[延長交点]をご使用下さい。クロソイドの表示は点列分解された直線でクロソイドを表示しています。そのため、大きく拡大表示して【座標指示ツールパネル】の[交点]で交点取得を行うと、交点が取れないことがあります。それは、画面上で見えている交差位置と内部的な交差位置が異なるためです。これは、座標指示ツールパネルの[交点]」だけでなく[自動]も同じことがいえます。[自動]で取得すると、交点が見つからない場合、要素上の点を取得してきてしまい、内部の交差位置とズレがでる恐れがありますのでお気をつけ下さい。

12 点

12-1 単点

『作図-点-単点』

機能
任意の指示する位置に、点を作図します。

操作方法
1.配置位置を指示して下さい。【座標指示モード】

12-2 用紙基準点

『作図-点-用紙基準点』

機能
用紙基準となる位置に点を作図します。

12-3 分割点

『作図-点-分割点』

機能
要素上に任意の数で等分割する位置に、点を作図します。

操作方法
1.分割点を配置する要素を選択して下さい。(右ボタンで終了)【要素選択モード】
2.分割数を入力して下さい。【数値入力モード】

12-4 等間隔

『作図-点-等間隔』

機能
連続した要素上で任意の数で等分割する位置に点を作図します。

操作方法
1.要素を選択して下さい。【要素選択モード】
2.連結する要素を指示して下さい。(右ボタンで終了)【要素選択モード】
3.基準点を指示して下さい。【座標指示モード】
4.計測方向を指示して下さい。
5.パラメ-タを設定して下さい。【等間隔補助点:ダイアログ】

◆ 等間隔補助点:ダイアログ

機能
点間隔を設定します。

説明
[ピッチ]エディットボックス
 点間隔を指定します。単位はmmで実寸です。
[図面参照]ボタン
 図面から間隔を取得します。【距離入力モード】
[個数]グループ
 [自動]ラジオボタン

  ピッチで指定した間隔で選択した要素を超えない範囲まで点を作図します。
 [距離]ラジオボタン
  指定した距離を超えない範囲まで点を作図します。
 [距離]エディットボックス
  距離を指定します。単位はmmで実寸です。
 [図面参照]ボタン
  図面から距離を取得します。【距離入力モード】
 [個数]ラジオボタン
  指定した個数まで点を作図します。
 [個数]エディットボックス
  個数を指定します。
 [図面参照]ボタン
  図面から作図する点の個数を取得します。【数値入力モード】

12-5 重心点(要素)

『作図-点-重心点(要素)』

機能
選択した閉図形を構成する要素の重心点を算出し、点要素を作図します。

操作方法
1.重心点測定要素を選択して下さい。 【要素指示モード】
2.重心点測定要素を選択して下さい。(右ボタンで終了) 【要素指示モード】
3.枠線の登録を終了するか、新たに内枠線を追加するかを選択して下さい。 【枠線の登録:ダイアログ】

ヒント
 オペレーションで選択した要素が閉図形と認識できない場合、重心点要素の作図はできません。
 その場合は、「線形状の1要素のみでは、閉図形を作成することはできません。枠線要素を追加して下さい。」メッセージを表示します。
 面の構成要素は上図のように①-1から①-4まで順に選択して下さい。(最初に選択した要素は、最後に再び選択する必要があります。)
 手順1にて、連結していない要素を選択した場合、要素間を結ぶ線分の候補が表示され、クリックすると確定します。

マウスを移動すると、下の3つの候補が表示されます。

クリックすると確定し、次の要素選択に移ります。

12-6 重心点(座標)

『作図-点-重心点(座標)』

機能
複数の点を結んだ直線で構成される面の重心点を算出し、点要素を作図します。

操作方法
1.境界線の頂点を指示して下さい。 【座標指示モード】
2.境界線の頂点を指示して下さい。(右ボタンで終了) 【座標指示モード】
3.枠線の登録を終了するか、新たに内枠線を追加するかを選択して下さい。 【枠線の登録:ダイアログ】

ヒント
1.の操作で右クリック時に最初に指示した点(①-1)と最後に指示した点(①-4)が同じ座標でない場合、自動的に結びますので、最初に指示した点(①-1)をもう1度指示する必要はありません。また、指示した点が3点以上ない場合、座標指示を終了することはできません。

12-7 重心点(ハッチング)

『作図-点-重心点(ハッチング)』

機能
オペレーションで選択したハッチング要素の重心点を算出し、点要素を作図します。

操作方法
1. ハッチング要素を指示して下さい。 【要素指示モード】

ヒント
内枠(中抜き)を考慮したハッチングの重心位置を求めます。

12-8 重心点(自動)

『作図-点-重心点(自動)』

機能
指示した対象領域内で、指示した座標点を含む閉図形を自動検索し、閉図形の重心点を作図します。
閉図形内に更に閉図形がある場合は、その閉図形を中抜きとして自動認識します。

操作方法
1.対象領域を指示して下さい。(右ボタンで終了) 【要素選択モード】
2.閉図形内の点を指示して下さい。(右ボタンで終了) 【座標指示モード】

ヒント
 内枠(中抜き)を考慮した閉図形の重心位置を求めます。
 手順2は、複数回実行できます。(指示した数だけ、閉図形を検索して重心点を作図します。)
 指示した点を含む閉図形が見つからない場合は、「有効な閉図形がみつかりません。」メッセージを表示します。
 既に認識済みの閉図形内の点を指示した場合、選択状態を解除します。
 手順2で、要素上の点を指示した場合は、「指示した点が要素上にあります。内側の点を指示して下さい。」メッセージを表示します。

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