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高知県の電子納品のやり方|電子納品運用に関するガイドライン 工事編 第5.2.2版(令和7年5月)・SFCのみ(P21不可)・日本語付きのCADファイル名・PDFで出す書類・高知県版電子納品チェックシステム・4つのチェックシート

受注者向け 実務ガイド

高知県の電子納品のやり方
SFCのみ・PDFで出す書類・県のチェックシステム

高知県の電子納品は、国交省の要領を基本にしつつ、県のガイドラインで細かく決めています。特に大きいのは、CADはSFCだけ(P21は使えない)でファイル名に日本語の図面名を付ける、打合せ簿や施工管理の書類はPDFだけで決まった名前を付ける、工事番号は数字だけ、そして4つのチェックシートと高知県版電子納品チェックシステムで確かめる、の5つです。

2026年11月6日に、高知県 技術管理課の「電子納品に関する各種基準」のページ、高知県版電子納品チェックシステムのページと、電子納品運用に関するガイドライン 工事編 第5.2.2版(令和7年5月、令和7年5月1日以降に新たに納品する案件に適用)、5.2.1から5.2.2への新旧対照表、準拠する国土交通省の要領基準の一覧の本文で確認しました。委託業務は委託業務編 第5.3.1版、建築(営繕)は対象外です。高知市など市町村は別のルールです。

このページでわかること

  • 対象の工事と、準拠する国の要領の版
  • 電子にする書類とPDFの名前の付け方
  • 発注図・最終変更図・完成図(SFC)の名前と作り方
  • 工事管理ファイル、写真の県の決まり
  • 4つのチェックシート、チェックシステム、媒体、検査
先に結論
  • 高知県建設工事共通仕様書で行う工事(建築・営繕を除く)が対象。草刈り・清掃・除雪、崩土の取り除き、緊急の応急工事、競争入札によらない維持修繕工事は、受注者が電子か紙かを選べます。電気・機械・港湾・農業・林業・漁港の工事にも適用します。
  • 準拠する国の要領は工事完成図書の電子納品要領 平成28年3月、CAD製図基準 平成29年3月、デジタル写真管理情報基準 令和2年3月。年度途中に国が改定しても、この版を使います。
  • CADはSXF(SFC)だけ(Ver.2.0 レベル2が原則)。P21は使用不可。ファイル名は「001C0PLZ-平面図1.SFC」のように日本語の図面名を付けます。
  • 打合せ簿(MEET)と施工計画書(PLAN)のフォルダにはPDFだけを入れます。PDFはWord・Excelから直接変換(スキャン不可)。
  • 工事番号は「道改国第1-2-3号」なら「123」のように数字だけ。受注者コードは入れません。
  • チェックは着手時協議・検査前協議・電子「成果物」・電子「納品物」の4つのチェックシートと高知県版電子納品チェックシステム。受注者もチェックできますが、監督職員のチェックは必須です。
  • 納品はCD-R等1部。施工経過図・出来形管理図表と完成図は紙の印刷も1部出します。

電子にする書類(表3-1)

書類入れる場所・形式情報共有システムを使わない工事
施工経過図、出来形管理図表、使用量一覧表、交通誘導員集計表、水替時間管理表MEET/ORG、PDF(管理区分「出来形管理」、打合せ簿種類「提出」)対象
各種試験(測定)結果(コンクリート圧縮強度総括表を含む。押印書類は除く)MEET/ORG、PDF(品質管理・提出)対象
各種工程表MEET/ORG、PDF(工程管理・提出)対象
施工計画書PLAN/ORG、PDF(最終版。変更履歴が分かるよう見え消し等で)対象
発注図・最終変更図DRAWINGS、SFC対象
完成図DRAWINGF、SFC対象
工事写真PHOTO/PIC、JPEGなど対象
地質・土質調査結果、i-ConstructionのデータBORING、ICON対象
チェックシート、材料使用承諾願、工事日誌(週報)、段階確認実施表、承諾願、写真編集承諾願、支給材料受領書、確認票、指示簿、施工体制台帳、施工計画打合せ簿、工事条件変更等確認要求書・工事の内容変更通知書(5.2.2で追加)MEET/ORG・PLAN/ORG、PDF情報共有システム活用工事だけ
  • 押印が必要な書類、電子化が難しい書類は紙で出します。ただし施工計画書は電子の対象で、押印書類をスキャンせず、元のファイルから直接PDFにして入れます。
  • 1つの書類は1つのPDFが原則。20MBを超える場合だけ分割し、しおりで互いにリンクさせます。1ファイルは20MBが目安です。
  • ファイル名と拡張子は半角英数の大文字(M0001_01.PDF。m0001_01.pdf は誤り)。
  • MEETのPDFは「Mnnnn_mm.PDF」(nnnn=打合せ簿の番号0001〜、mm=その中の連番01〜)、PLANは「PLAnn_mm.PDF」。連番が100を超えたらA0〜A9(100〜109)、B0〜B9…と続けます。
  • EXEファイルは原則入れません。ルート直下には決められたフォルダと XML・DTD・XSL 以外を置きません。

発注図・最終変更図・完成図

図面フォルダ名前の例(発注図「平面図.SFC」を受け取り、第4回変更が最終の場合)
発注図DRAWINGS001C0PL0-平面図.SFC(改訂履歴「0」)
最終変更図DRAWINGS001C0PL4-平面図.SFC(改訂履歴=変更回数)
完成図DRAWINGF001C0PLZ-平面図.SFC(改訂履歴「Z」)
  • 発注者からSFCのCADデータで発注図を受け取った場合に、完成図をCADで作り、発注図・最終変更図・完成図をCADで納品します。紙やSFC以外で渡された場合は、CADで納品する必要はありません。
  • 完成図は、発注図(変更があれば最終変更図)に設計値に対する現地の実測値を書いた図面です。実測値の桁数は設計値に合わせ、紙の完成図は「SXF表示機能及び確認機能要件書(案)」に従ったソフト(OCFの「SXF確認機能検定」合格ソフト)で白黒印刷し、実測値だけ赤にします。
  • 受け取った発注図はSXFビューアで開き、レイヤ名・紙のサイズ・着色のはみ出し・再現性を確かめます。レイヤは、発注図がCAD製図基準どおりならそれに合わせ、そうでなければ発注図に合わせます。施工対象区間は「C-DCR-HCH9-施工対象」(赤)、施工済み箇所は「C-DCR-HCHZ-施工済」(灰)。
  • 文字はCADソフト独自のベクトルフォントではなく、MSゴシック・MS明朝などのTrueTypeフォント。
  • サブフォルダは原則使いません(工区・施工箇所を分ける目的だけ可。名前の重複は不可)。
  • 図面管理ファイルの「適用要領基準」は、土木なら「土木201703-01」(電気「電通201703-01」、機械「機械201703-01」、農林・漁港・林業はそれぞれの値)。

工事管理ファイル(INDEX_C.XML)

項目高知県の書き方
工事番号工事番号の半角数字だけ。例「道改国第1-2-3号」→「123」
工事名称「工事番号+半角スペース+工事名」。例「道改国第1-2-3号 国道439号道路改良工事」(英数字は半角)
受注者コード高知県では使っていないので入力しない
発注者情報大分類「高知県」(固定)、中分類=部局名、小分類=発注機関名(ガイドラインの付属資料-7から選ぶ)、発注者コード=コリンズの発注機関コード
台帳高知県では台帳の作成は不要

工事写真

  • 有効画素数は黒板の文字が分かる100万〜300万画素程度。ガイドラインの目安では1280×960(約100万画素)のノーマルで1枚約460KBが「推奨」です。
  • 編集は原則しません。回転・パノラマ・全体の明るさ補正だけ、「デジタル写真編集承諾書」を出して承諾を受ければできます。その場合は撮影時の元の写真を参考図(DRA)に入れ、「受注者説明文」に「回転」などと書きます。小黒板情報の電子化は、承諾を受ければ編集に当たりません。
  • 写真管理ファイルの「工種」「種別」「細別」は必須(国交省では条件付き必須)。工事工種体系ツリーのレベル2・3・4で入れてもよく、無ければ同じ内容を入れます。
  • 代表写真は着手前と完成写真を必須に、1工事10〜30枚。提出頻度写真はすべて「0」。

4つのチェックシートとチェックシステム

  1. 受注者・監督職員

    着手時協議チェックシート

    電子納品担当者、遵守する要領・基準、CADの基準、対象項目(発注図・打合せ簿・施工計画書・完成図・写真)、機器、発注図、ソフト、ウイルス対策、バックアップ体制、情報共有システムかメールでの情報交換かを決め、打合せ記録として出します。チェックシートは受注者が作り、正は受注者、副(コピー)は発注者が保管します。

  2. 受注者・監督職員

    検査前協議チェックシート

    検査の場所・日時、検査書類、検査用ソフトを決めます。

  3. 受注者→監督職員

    電子「成果物」チェックシート(検査に使う成果品)

    工事完成日までに検査用のCD-R等を監督職員に出し、ウイルスチェック、検査閲覧システムでのチェック(結果を印刷)、CADデータのチェックを受けます。不具合は差し戻され、無くなるまで繰り返します。

  4. 受注者→監督職員

    電子「納品物」チェックシート(引き渡す成果品)

    検査での追加・修正を反映した納品用のCD-R等を出し、ウイルス・システム・背表紙・ラベル・データ面のチェックを受け、署名または押印して引き渡します。

  • 高知県版電子納品チェックシステム(https://sk-isv03.com/cal/kochical/index.html )で、受注者も事前にチェックできます。ファイル名・フォルダ構成、管理ファイルの必須項目・文字数・禁止文字、XMLの文法、PDFのしおりとセキュリティ、ボーリングデータ、ファイルの有無を調べます。最新版であることを確かめてから使います。
  • チェックシステムのページでは「電子納品チェックシステムVer19.1.0」と、ガイドラインの版ごとの対応表を案内しています(動作環境はWindows 11 64bit)。ガイドラインの版の選び方に注意書きがあるので、使う前にページを読んでください。
  • チェックシステムを使っても、監督職員のチェックは必須です。

媒体・提出・検査

項目決まり
提出する物電子媒体(CD-R等)1部、施工経過図・出来形管理図表の紙1部(作る案件だけ)、完成図の紙1部、押印書類・電子化が難しい書類1部
媒体CD-RかDVD-R(ICT活用工事などで大容量なら協議でBD-R)。CD-RはISO9660レベル1かJoliet、DVD-RはUDF(UDF Bridge)、BD-RはUDF2.6。1枚に入らなければDVD-R、それでも入らなければ複数枚のDVD-R(各媒体に同じ管理ファイル)
表面工事番号、工事名、作成年月(和暦、工事完成年月)、発注者名、受注者名、何枚目/総枚数、DVD・BDなら使用媒体、ウイルスチェックの情報(ソフト名、定義の日付、チェック年月日は西暦)、フォーマット形式、発注者・受注者の署名欄。直接印刷か油性フェルトペンで、ラベルシールは不可(最初から貼ってある物も不可)
ケースの背表紙工事番号、工事名称、作成年月を縦書き
署名検査に合格した後、納品する媒体に現場代理人が署名または押印、受け取るときに工事監督職員が署名または押印(署名は油性フェルトペン)
検査写真などは電子で検査。機器と検査用ソフトは原則発注者が準備・操作(難しいときは受注者の機器でも可)。検査時の媒体はCD-RW等でもよいが、USBメモリは不可。施工経過図・出来形管理図表・施工計画書・図面・完成図は紙も使う

問い合わせ先

  • 高知県 土木部 技術管理課(「電子納品に関する各種基準」のページの問い合わせ先。電話は検査 088-823-9825、積算 088-823-9826、入札・契約 088-823-9813)。
  • チェックシステムの使い方は、チェックシステムのページの利用マニュアル・Q&Aを見て、解決しなければページの問い合わせ先へ。

提出前チェックリスト

  • 第5.2.2版(令和7年5月1日以降の納品物)と、国の工事完成図書H28.3・CAD H29.3・写真R2.3で作った
  • 着手時協議チェックシートで対象書類・ソフト・情報共有の方法を決めた
  • MEET・PLANにはPDFだけ(Mnnnn_mm.PDF・PLAnn_mm.PDF、半角大文字、1ファイル20MBまで)
  • 発注図(…0)・最終変更図(…n)をDRAWINGS、完成図(…Z)をDRAWINGFにSFCで入れた(P21は入れていない)
  • 完成図に実測値を書き、白黒印刷(実測値は赤)を1部用意した
  • 工事番号は数字だけ、工事名称は「工事番号 工事名」、受注者コードは空
  • 写真は100〜300万画素、編集したなら承諾書・元写真・受注者説明文、工種・種別・細別を入力、代表写真10〜30枚、提出頻度写真は全部0
  • 高知県版電子納品チェックシステム(最新版)でエラーなし、検査前に電子「成果物」チェックを受けた
  • 納品用CD-R等1部、表面に直接印刷(シール不可)、電子「納品物」チェックを受けて現場代理人が署名

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参照した公式情報(2026年11月6日確認)
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