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大分県の電子納品のやり方|土木建築部 電子納品運用ガイドライン【工事編】(令和2年4月)・日本語のフォルダとファイル名・SFC・目視チェック・媒体2種類と建設技術センター

受注者向け 実務ガイド

大分県の電子納品のやり方
日本語のフォルダ・SFC・目視チェック

大分県土木建築部の工事の電子納品は、国土交通省の方式(英数字のフォルダ名、XMLの管理ファイル、チェックシステム)とは大きく違う、県独自の簡単な方式です。フォルダ名・ファイル名は日本語、工事の概要はExcel、チェックは受発注者の目視です。国交省の作成ソフトで作った成果品はそのままでは使えません。

2026年11月6日に、大分県の「電子納品ガイドライン・各種様式のダウンロード」のページと、大分県電子納品運用ガイドライン〔大分県土木建築部〕【工事編】(令和2年4月、令和2年4月1日適用)の本文で確認しました。業務委託は【委託編】(平成29年4月)です。大分市など市町村は別のルールです。

このページでわかること

  • 電子納品の対象になる工事
  • 国土交通省の方式とのちがい
  • 図面・施工管理・写真のフォルダとファイル名の付け方
  • 電子媒体①②の作り方とラベル、提出部数
  • 目視チェックの項目、建設技術センターへの登録、問い合わせ先
先に結論
  • 対象は、土木建築部が発注する予定価格4,000万円以上の工事(建築を除く)。4,000万円未満でも受注者が申し出れば、工事写真だけを電子納品できます。
  • フォルダ名・ファイル名は日本語(例:「01 平面図.sfc」)。工事の概要は県のExcel様式(工事概要.xls)に書きます。XMLの管理ファイルは作りません。
  • 国交省方式の電子納品チェックシステムは使いません。電子成果品チェックシートで受注者と監督員が目視で確かめます。
  • CADはSXF(SFC)形式(Ver2.0 レベル2以上)。レイヤ・線色などの決まりはありません。
  • 媒体は電子媒体①(図面・施工管理)と電子媒体②(写真)を各2部(正・副)。副は発注者から(公財)大分県建設技術センターへ送られ、データベースに登録されます。

国土交通省の方式とのちがい

項目大分県(工事編 令和2年4月)国土交通省
フォルダ名・ファイル名日本語(「02 施工管理」「01 平面図.sfc」など)半角英数字(DRAWINGF、001C0PLZ.P21 など)
管理ファイル工事概要.xls(県の様式)、各フォルダの目次.xlsINDEX_C.XML などのXMLとDTD
チェック電子成果品チェックシートによる目視(提出義務なし)電子納品チェックシステム
CADSXF(SFC)。レイヤ・線種・線色・線幅・文字の決まりはなし(印刷して不鮮明な線がないように)SXF(P21)、CAD製図基準のレイヤ等
媒体電子媒体①(図面・施工管理)と②(写真)を分けて各2部。容量が入れば1枚にまとめてもよい電子成果品を1組
保管副を(公財)大分県建設技術センターでデータベース登録各機関の保管管理システムなど

ガイドラインは「受注者が日々管理するファイル名などに最低限のルールを定め、そのまま電子納品する」ための物だと説明しています。国交省の要領で作った成果品を出す流れは、ガイドラインの図では対象外になっています。

電子媒体①の中身(図面・施工管理・その他)

フォルダ・ファイル入れる物と決まり
工事概要.xls県の様式を変えずに使う。受付番号(センターが発行、例 20T00123)、事業年度、工事名、路線・河川・地区名、市町村名・字名、事務所名と担当者、受注者の会社名と担当者、最終請負金額(税込、¥や円は付けない)、着手・完了、設計書コード(不明なら発注者に確認)。場所情報と工事概要はセンターが入れるので記入不要
01 図面図面目次.xls と、発注者から貸与された最終設計図面を「01 最終設計」などのフォルダに入れる。受け取った図面は加工・修正せずにそのまま。CADはSFC、難しい図面や再利用しない図面はPDF・DocuWorksも可
02 施工管理施工管理資料目次.xls と、「01 工程管理」「02 工事完成図」「03 品質管理」「04 出来形管理」のフォルダ。工事完成図フォルダには、出来形数量総括表・出来形数量計算書と、最終形状が分かる図面のうち電子化されている物を入れる。形式はPDF・DocuWorks・Excel・Wordだけ
03 その他情報共有システムで処理した物など(例:取扱説明書)
  • ファイル名は「番号2桁+日本語の名前」(例:01 平面図.sfc、01 実施工程表.xls)。番号は01〜99、99を超えたら3桁。フォルダに1ファイルだけなら番号は省略できます。名前は全角10文字程度で、中身が分かるようにします。
  • 図面は1ファイル10MB以内が目安、最大20MB(やむを得ず超える物はそのままでよい)。1ファイル1図面が基本です。
  • 押印した書類で電子化が必要な物はスキャンします。電子化しない書類は目次の備考に「紙でのみ提出」と書きます。無駄なスキャンはしません。
  • WordとExcelは Office 2007 以降の形式(docx・xlsx)も使えます。PDF・DocuWorksは、できるだけ元のデータから直接作ります。

電子媒体②の中身(写真)

  • 写真は「写真管理基準」の撮影頻度で撮った物。有効画素数は、黒板の文字と撮影対象が確認できる100万画素程度が目安です(高画素が必要なら発注者と協議)。
  • 整理のしかたは2通りから選びます。①写真管理ソフトを使う場合は、そのデータをビューアと一緒にそのまま入れる。②使わない場合は、紙の工事写真帳に近い写真帳をPDFかDocuWorksで作り、目次を付けて入れる。
  • ファイル名は「番号2桁+日本語の名前.jpg」。写真管理ソフトで整理した場合は変えなくてかまいません。
  • 写真の編集は原則不可。回転、パノラマ・つなぎ写真、黒板の文字の補足などは認められています。

媒体・ラベル・提出部数

項目決まり
媒体CD-R か DVD-R(1回だけ書き込める物)。ほかの媒体は協議
部数電子媒体①と②を、それぞれ正1部・副1部。プラスチックケース等に入れる
ラベル表面に印刷するかフェルトペンで直接書く。印刷したシールは貼らない。年度、工事名、作成年月、媒体の種類(①図面・施工管理/②写真)、発注者・受注者、ウイルス対策ソフト名と定義日付、センターの受付番号
署名受発注者が中身を確かめたうえで、ラベルに監督員と受注者の主担当者が直接サイン
電子媒体納品書県の様式に署名し、媒体と一緒に出す(原本性の証明)
紙の資料電子納品の対象外の資料は、チューブファイル等に表紙・背表紙を付けて出す

協議と目視チェックの流れ

  1. 受注者・監督員

    着手時に協議する

    電子納品をするか、対象範囲、ソフトとバージョンなどを事前協議チェックシートで決め、打合せ簿などで残します。

  2. 受注者

    施工中から電子データで作り、ウイルスチェックをする

    受注者が希望すれば中間確認もできます。

  3. 受注者・監督員

    焼く前に電子成果品チェックシートで目視確認する

    ウイルスチェックをして開けるか、フォルダ構成、ファイル名で中身が分かるか、1ファイルの容量(図面・施工管理10〜20MB、写真帳概ね30MB)、平面図と任意の3〜5枚を印刷して文字化けや不鮮明な線がないか、CADがSFCか、写真がJPEGか。シートの提出義務はなく、社印も不要です。

  4. 受注者

    媒体を作り、ラベルと納品書を用意して完成検査へ

    提出時に、確認した中身が媒体に入っているか、ラベルがシールでないかを確かめます。

  5. 発注者・センター

    正は契約図書と保管、副はセンターへ

    (公財)大分県建設技術センターが再度チェックし、不適切な点があれば受発注者に修正を依頼することがあります。

問い合わせ先

  • 大分県 土木建築部 建設政策課 技術・情報システム班(ガイドライン記載の窓口)。県の「CALS/ECのページ」によくある質問や軽微な追記が載ります。
  • 案件ごとの対象範囲は、着手時に監督員と協議します。

提出前チェックリスト

  • 予定価格4,000万円以上の対象工事か(未満なら写真だけの申し出か)を確かめた
  • 工事概要.xls を県の様式のまま作り、センターの受付番号を入れた
  • フォルダ・ファイル名を「番号2桁+日本語の名前」で付けた
  • 貸与された最終設計図面を加工せず「01 図面」に入れ、目次を作った
  • CADはSFC形式、1ファイル10〜20MB以内
  • 施工管理資料はPDF・DocuWorks・Excel・Wordで、「紙でのみ提出」の物は目次に書いた
  • 写真は100万画素程度、写真管理ソフトのデータかPDF等の写真帳で入れた
  • 電子成果品チェックシートで受注者と監督員が目視確認した
  • 電子媒体①②を各2部、ラベルは直接印刷か手書き(シール不可)、監督員と主担当者のサイン、電子媒体納品書

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参照した公式情報(2026年11月6日確認)
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