電子納品チェックシステムの
使い方とエラーの直し方
電子成果品ができたら、提出する前に国土交通省の電子納品チェックシステムで確認します。インストールからチェック結果の印刷まで、画面の順番どおりに説明します。
このページでわかること
- どのチェックシステムを、どの版で使えばよいか
- ダウンロードからインストールまでの手順
- チェックの実行手順(オンライン電子納品・i-Construction・BIM/CIM のときの設定)
- エラーと【注意】の違い、直す順番
- よく出るエラーの原因と直し方
- チェック結果の印刷と、解決しないときの問い合わせ先
チェックシステムでわかること・わからないこと
| 確認できること | 確認できないこと |
|---|---|
|
中身は自分の目で確認します。 |
どのチェックシステムを使うか
国土交通省のチェックシステムは、分野ごとに3種類あります。最新版は古い要領にも対応しているので、基本は最新版を入れます。
| 分野 | 最新版(2026年9月29日) | ファイル名 |
|---|---|---|
| 土木 | Ver.22.0.0 | checksys_c2200.zip(約41MB) |
| 電気通信設備(電通) | Ver.16.0.0 | checksys_e1600.zip(約44MB) |
| 機械設備工事(機械) | Ver.14.0.0 | checksys_m1400.zip(約43MB) |
地質・土質調査成果電子納品要領(令和8年2月)と、CAD製図基準(令和7年12月)の新しいレイヤ名に対応しました。令和8年4月以降に契約した工事・業務の図面をチェックするときは、必ずこの版以降を使ってください。
港湾局の電子納品物検査支援システム、農林水産省の農業農村整備事業版、道路工事完成図等チェックプログラムなどは配布元が違います。各配布元の最新版は、このサイトのトップページの「最新 電子納品チェックシステム一覧」で毎日確認しています。都道府県が独自のチェックシステムを指定していることもあるので、特記仕様書を確認してください。
ダウンロードとインストール
動作環境は Windows 11(64bit)、メモリ2GB以上です。32bit 版の Windows では「XML のチェックに失敗しました」などと表示され、読み込めません。写真が1,000枚を超えるような大きな成果品は、メモリ8GB程度のパソコンを使うと待ち時間が短くなります。
ダウンロードページから、分野に合った ZIP をダウンロードする
ZIP を右クリック →「すべて展開」で解凍する
checksys_c2200のようなフォルダができます。中の「はじめにお読み下さい.txt」を読んでおきます。フォルダの中の
SETUP.EXEをダブルクリックする「このアプリがデバイスに変更を加えることを許可しますか?」と出たら「はい」。あとは「次へ」→「次へ」→「インストール」→「完了」と進みます。
- インストール先を変えるときは、フォルダ名を半角英数字にする
- メジャーバージョンアップ(例:Ver.21 → Ver.22)では、古い版は自動で消えずに残ります。スタートメニューに複数並ぶので、起動するときに版を間違えないように。いらなければ古い版をアンインストールします
- マイナーバージョンアップ(例:Ver.21.0.1 → Ver.21.0.2)では、古い版はアンインストールされます
チェックの手順
チェックシステムを起動し、チェックする成果品を選ぶ
起動するとドライブを選ぶ画面が出ます。
- CD-R・DVD-R の場合:ドライブに入れて、そのドライブを選んで「OK」
- パソコン上のフォルダ(オンライン電子納品など)の場合:「参照」を押して、成果品のいちばん上のフォルダにある
INDEX_C.XML(工事)またはINDEX_D.XML(業務)を選ぶ
電通は
INDEX_EC.XML/INDEX_ED.XML、機械はINDEX_MC.XML/INDEX_MD.XMLです。「チェックを行うフォルダの設定」画面で、成果品の種類にチェックを入れる
- オンライン電子納品の成果品なら、オンライン電子納品のチェックを入れる。それ以外は外す
- i-Construction・BIM/CIM の対象かどうかは、令和5年3月版以降の要領なら、管理ファイルの「ICON対象」「BIMCIM対象」の値(1かどうか)で自動で決まります
「OK」でチェックを始める
途中でやめるときは「中止」→「はい」です。
表示された「適用要領・基準」「工事名(業務名)」「工事番号(設計書コード)」を確かめる
ここで要領の版が違っていたら、管理ファイルの「適用要領基準」が間違っています。
結果の画面で、位置の地図とファイル数を確かめる
境界座標の枠が青なら住所コードの市区町村と重なっています。赤なら座標か住所コードがずれています。施設やボーリングの位置も、範囲の外にあると赤いアイコンになります。
タブを順に見て、エラーと【注意】を確認する
タブの数字がエラーの件数、かっこの中の数字が注意の件数です。メッセージを選んで「メッセージ説明」を押すと、直し方が表示されます。
直したら、もう一度最初からチェックする
エラーが0件になるまで繰り返します。
チェック結果を印刷・ファイル出力する
「結果出力」から「印刷」「プレビュー」「ファイル出力」を選べます。「目視チェックして印刷」では、担当者の名前を入れ、受注者チェック欄にすべてチェックを入れると、記載内容チェックシートとして出力できます。
エラーと【注意】の違い・直す順番
| 表示 | 意味 | 対応 |
|---|---|---|
| エラー | 要領・基準に合っていない | 直してから提出する。どうしても直せない理由があるときは、発注者と協議する |
| 【注意】 | 間違いの可能性がある、または登録されないものがある | 内容を確かめ、問題がない(発注者と合意している)なら、そのままでもよい |
メッセージは、ファイル構成 → XML構成 → XML要素内容 → PDF → CAD の種類に分かれています。XML構成のエラーを最初に直してください。XML構成のエラーがある管理ファイルは、XMLとして読めないため、中身(要素内容)のチェックが行われません。XML構成を直したとたんに、要素内容のエラーがまとめて出てくることがあります。
よく出るエラーと直し方
フォルダ・ファイルに関するもの
| こんな表示 | 原因と直し方 |
|---|---|
| INDEX_C.XML または INDEX_D.XML がありません | 選んだフォルダが成果品のいちばん上ではない、またはファイル名が違う。いちばん上のフォルダの管理ファイルを選び直す |
| (フォルダ名)がありません | 要領のフォルダ構成になっていない。いちばん上のフォルダは、データがなくても作る決まりのものがある(業務の BORING・SURVEY が無くて出ることが多い) |
| (DTDファイル名)が正しくありません | 管理ファイルと同じフォルダに DTD がない、または XML に書いた DTD の名前が違う。DTD のファイル名は半角大文字 |
| (XMLファイル名)の encoding が Shift_JIS 以外 | XML を UTF-8 などで保存している。Shift_JIS で保存し直す |
| (CADファイル名).P21 のチェックに失敗しました | SXF が正しく保存されていない。CAD ソフトで SXF に変換し直す |
| (フォルダ名)に成果ファイルが存在しません | 空のフォルダがある。ファイルを入れ忘れていないか、要らないフォルダを作っていないか確認する |
| ファイルパスが255文字を超えています | ICON・BIMCIM フォルダの中のファイルの場所が長すぎる。フォルダの階層やファイル名を短くする |
| フォルダ名またはファイル名が Windows の予約語です | CON・PRN・AUX・NUL・COM1〜COM9・LPT1〜LPT9 を名前に使っている。別の名前にする |
管理ファイル(XML)の中身に関するもの
| こんな表示 | 原因と直し方 |
|---|---|
| (XMLパーサのメッセージ)※XML構成のエラー | タグの名前・順番・繰り返し回数が DTD と合っていない。手で XML を直したときに多い。作成ソフトで作り直すのが確実 |
| 半角英数大文字以外の文字が使用されています | ファイル名・フォルダ名を書く欄に小文字や全角が入っている。半角英数大文字に直す |
| 全角文字半角英数字以外の文字が使用されています | 「①」「㈱」などの使えない文字(機種依存文字)がある。「(1)」「(株)」などに置き換える |
| 記述内容が(長さ)文字を超えています | 決められた文字数を超えている。文字数を減らす(半角2文字=全角1文字で数える) |
| 内容が記述されていません | 必ず書く項目が空になっている |
| CCYY-MM-DD の書式でないか年月日が正しくありません | 日付は 2026-04-01 のように、月・日も2桁で書く |
| [適用要領基準]は「土木 202602-01」を記入しなければなりません | 選んだ版と、適用要領基準の書き方が合っていない。令和8年2月版なら 土木 202602-01 |
| 住所コード・発注者コードがコード表の中にない | コード表の版の選び間違いが多い。「住所コード・発注者コードの調べ方」を参照 |
| 境界座標情報に誤りがあります/東側に西側より小さな値/北側に南側より小さな値 | 度4桁・分2桁・秒2桁の8桁で書く(例:東経139度45分30秒 → 01394530)。東西・南北の入れ違いも多い。該当がないときは 99999999 |
| 【注意】経度緯度情報が日本の領域の範囲外 | 緯度と経度を入れ違えていることが多い |
| [測地系]は「00」〜「03」の数字でなければいけません | 世界測地系なら JGD2000 は 01、JGD2011 は 02、JGD2024 は 03 |
【注意】「XMLに記載のないフォルダ(ファイル)が存在しています」
土木 Ver.18.1.0 から出るようになった注意です。要領で決まっていないフォルダやファイルを入れると表示されます。
- エラーではありません。発注者と合意して入れたデータや、作成ソフトが入れたビューアなどなら、そのままでも提出できます
- ただし、管理ファイルに書かれていないものは、国の電子納品保管管理システムには登録されません
- どうしても保管してほしいデータは、発注者と合意したうえで、工事なら
OTHRSフォルダ、業務なら報告書オリジナルのREPORT/ORGフォルダに入れます(ZIP にまとめるなど)。入れ直したら、注意が消えたことを確認します
工事写真だけをチェックしたときの REGISTER のエラー
工事写真だけのフォルダをチェックすると、「台帳フォルダ(REGISTER)がない」という3つのエラーが出ます。令和2年3月版から台帳フォルダが必須になったためで、ほかにエラーがなければ無視してよいと国土交通省が案内しています。
オンライン電子納品では、管理ファイルのメディア番号・メディア総枚数の書き間違いが多いと国土交通省が注意しています。要領の版によって書く値が違うので、ダウンロードページの「オンライン電子納品の注意事項」で確認してから登録してください。オンライン電子納品の流れは「オンライン電子納品の要領・マニュアルの入手先まとめ」にまとめています。
メッセージの全文と対応の一覧は「電子納品チェックシステム エラー・注意メッセージ集」にあります。
それでも解決しないとき
「メッセージ説明」と利用マニュアルのメッセージ対応表を見る
利用マニュアルはダウンロードページにあります。
国土交通省の Q&A を検索する
発注者の担当職員に相談する
国土交通省の工事・業務を受注している人は、ヘルプデスクに聞く前に発注者と協議するよう案内されています。
電子納品ヘルプデスクにメールで聞く
電子納品ヘルプデスク(メールのみ・電話不可)WEBhttps://www.cals-ed.go.jp/inq_helpdesk/回答は平均24〜48時間(土日祝・夜間を除く)。名前、組織名・部署名、組織コード(工事業者は04、測量・調査・設計業者は03 など)を書きます。官庁営繕・港湾の事業は対象外です。チェックシステムの不具合と思われるときは、作成ソフトのメーカーにも確認する
作成ソフトが古い要領のまま書き出していることもあります。
提出前チェックリスト
- 最新のチェックシステム(土木 Ver.22.0.0 など)を使った
- 表示された適用要領・基準、工事名、工事番号が正しい
- 位置の地図で、境界座標の枠が青になっている
- エラーが0件。【注意】はすべて内容を確かめ、必要なものは発注者と合意した
- オンライン電子納品のチェックの有無、メディア番号を確認した
- 報告書・図面・写真の中身は、自分の目で確認した
- チェック結果(必要なら記載内容チェックシート)を出力した
- 電子納品チェックシステム ダウンロード(セットアップマニュアル・利用マニュアル 令和8年9月) https://www.cals-ed.go.jp/edc_download/
- 電子納品チェックシステム改定のお知らせ(2026年9月29日) https://www.cals-ed.go.jp/checksys-release-20260925/
- 電子納品チェックシステム 概要 https://www.cals-ed.go.jp/ed_what/
- 【注意】が表示される場合の対応について(2023年3月23日)、工事写真を納品する際のエラー対応(2021年2月26日)