サイトアイコン 電子納品サポート

【実務ガイド①】全国道路施設点検データベース はじめに読むページ|全体像・役割別の進め方・公式URL

実務ガイド 第1回 / 全5回

全国道路施設点検データベース
はじめに読むページ

「どこから申請するの?」「自分は何をすればいいの?」を最短で解決するための、作業者目線のガイドです。

情報は 2026年10月28日 時点の公式サイトの掲載内容にもとづいています。手続きや料金は変わることがあるため、作業前に必ず公式ページで最新版を確認してください。

このページでわかること

  • 全国道路施設点検データベース(以下「点検DB」)の仕組みを3分で把握する
  • 自分の立場で、どのページを読み、何から始めればよいかを知る
  • 迷ったときに戻ってくる公式URLをブックマークする
  • いま止まっている機能はないか(2026年10月時点のお知らせ)を確認する

点検DBを3分で理解する

点検DBは、国土交通省道路局が構築したデータベースです。道路管理者(国・都道府県・市区町村・高速道路会社など)がそれぞれ持っている道路施設の諸元や定期点検・診断の結果を、施設ごとのデータベースに集めます。画面やAPIで共有して、まとめて処理・分析できるようにすることが目的です。

2022年(令和4年)に基礎的なデータの無料公開と、詳細データの有料公開が始まりました。いまは「データを登録する人」と「データを見る・使う人」の両方が使っています。

「基礎DB」+「5つの施設DB」でできている

点検DBは1つのシステムではありません。全施設の基本情報を束ねる「基礎DB」と、施設ごとの詳細データを持つ5つの施設DBに分かれていて、それぞれ運営団体(=問い合わせ窓口)が違います。ここを押さえておくと、問い合わせ先で迷わなくなります。

データベース主な対象管理運営団体(窓口)
基礎DB全施設の諸元・点検結果の基本情報(施設名、位置、判定区分など)。施設をまたいだ検索や地図表示ができる
申請・ID・請求など、事務手続き全般の窓口もここ
一般財団法人 日本みち研究所
道路橋DB道路橋(橋梁管理カルテ、定期点検、補修・補強工事調書など)一般財団法人 橋梁調査会
トンネルDB道路トンネル一般社団法人 日本建設機械施工協会(施工技術総合研究所)
道路附属物DB横断歩道橋、門型標識等、標識・照明などの小規模附属物一般財団法人 日本みち研究所
舗装DB舗装(点検結果、舗装構成、新設・修繕工事の記録など)一般財団法人 国土技術研究センター(JICE)
土工DBシェッド・大型カルバート、特定道路土工構造物、防災点検など一般財団法人 土木研究センター
覚え方

「申請・ID・お金のことは日本みち研究所」「データの中身や操作のことは各施設DBの団体」。困ったときは、まずこの2つのどちらの話かを考えましょう。窓口のメールアドレスは第5回の問い合わせ先一覧にまとめています。

無料と有料の境目

データの種類登録閲覧・取得
77条調査データのうち基礎DB分
施設名称、路線名、管理者名、位置、完成年度、延長、幅員、点検年度、判定区分など
無料無料
損傷マップで誰でも閲覧可
77条調査データ(上記以外)
定期点検要領(技術的助言)の様式に相当
無料
77条調査以外の詳細なデータ
国管理施設の定期点検要領の様式に相当、工事調書など

一部は無料で登録できる

道路管理者が自分の管理する施設のデータを閲覧・取得する場合は、すべて無料です。金額は第2回(登録料)と第4回(閲覧・取得料)にまとめています。

あなたはどのタイプ? 立場別の読み方

点検DBでの作業は、立場によってまったく違います。当てはまるカードから読み進めてください。

工事・業務の受注者の方へ:最初に発注者へ確認

「誰が」「どのDBに」「何を」登録するかは、工事・業務の契約内容(特記仕様書など)や発注者の指示で決まります。直轄の工事では、別の業務(道路管理データ更新登録業務など)でまとめて登録する運用の場合もあります。登録用IDを申請する前に、発注者に登録の要否と範囲を確認してください。

まずブックマークする公式URL

作業中に何度も開くことになるページです。点検DBには偽サイトがあると公式に注意喚起されています。ログインは必ず下の mlit.go.jp のURLから行ってください。

① 全国道路施設点検データベース(ログイン・お知らせ)WEBhttps://road-structures-db.mlit.go.jp/システム本体の入口。停止・再開のお知らせもここに出ます。作業前に毎回確認しましょう。
② 全国道路施設点検データベースのご案内(日本みち研究所)WEBhttps://www.rirs.or.jp/tenken-db/利用規約、閲覧・取得申請、登録申請、FAQなど、手続きのスタート地点。
③ 全国道路施設点検データベース ~損傷マップ~(無料・申請不要)WEB無料https://road-structures-map.mlit.go.jp/全国の道路施設の諸元や点検結果(基礎情報)を地図で見られます。
ブラウザは Chrome か Edge

公式FAQでは、Internet Explorer は動作保証外で、Google Chrome または Microsoft Edge を使うよう案内されています。「画面が真っ白になる」ときは、まずブラウザを確認してください。

2026年10月時点の運用状況(作業前に確認)

点検DBは、メンテナンスや年度切り替えのたびに一部の機能が止まります。公式ポータルに出ている、2026年10月28日時点の主なお知らせです。

日付対象内容
2026.10.28基礎DBPHPの脆弱性対応が完了し、各DBから基礎DBへの夜間反映処理を再開
2026.10.26日本みち研究所同研究所のホームページは再開。ただし点検DB関係のページは確認中のため、DB申請関係は road_structures_db★rirs.or.jp へ問い合わせるよう案内(★を@に置き換え)
2026.10.22道路橋DB・舗装DBPHPの重大な脆弱性公表を受けて予防的に緊急停止したが、安全確認後に同日再開(被害は確認されていない)
2026.10.21道路附属物DB登録機能を停止。横断歩道橋:10/21 9:00~11/4 午前/標識・照明施設等:10/28 9:00~11/4 午前
2026.8.4舗装DB10/30 17:00~11/2 12:00、写真データの個人情報マスキング処理サービスを停止
2026.8.15道路橋DB8/14のメンテナンスは完了。77条調査データの登録・更新機能は引き続き利用不可と案内
この表は記事作成時点の情報です

停止・再開の情報は毎週のように更新されます。作業の直前に、必ず https://road-structures-db.mlit.go.jp/ の「新着情報」を確認してください。

シリーズの全体マップ

回テーマこんな人向け
第1回はじめに読むページ(このページ)全員
第2回データ登録申請の手順(受託業者・道路管理者)登録用IDを取る人、完了申請・支払いをする人
第3回工事受注者のための登録ガイド(新設・修繕工事)舗装・橋梁などの工事を受注した人
第4回データの閲覧・取得とAPI(損傷マップから有料データまで)データを見たい・使いたい人、道路管理者
第5回マニュアル・様式・問い合わせ先 総まとめと「困ったとき」作業中に手元に置いておきたい人
参照した公式情報(2026年10月28日確認)
モバイルバージョンを終了